CRI ADX  Last Updated: 2024-11-26 16:51 p
CRI ADXマニュアル (PC)

本製品の商用版と無償版の違いについて

無償版 CRI ADX (LE) SDKは、商用版 CRI ADX SDK とほぼ同等の機能を利用することができます。
本マニュアルの記述内容の大部分は、無償版 SDK の使用に際しても適用できます。ただし下記の点に注意してください。
  • 商用版 SDK で再生する ADX データは、 商用版 CRI Atom Tools を使用してビルドする必要があります
  • 本マニュアルは無償版製品では使用できない機能の説明も含みます。

ADX SDK 最近のトピックス

立体音響機能強化

従来の上方向に加えて下方向にも仮想スピーカーが追加されました。
これによりパンニングやポジショニングによる下方向の表現力が高くなり、より高精度の定位感が得られます。
変更点については「 パンニング 」を参照してください。

プロファイラーの単体アプリケーション化

CRI Atom Craft の機能として組み込まれていたプロファイラーを単体アプリケーション化しました。
これにより ADX を組み込んだゲームエンジンやアプリケーションの再生情報の測定が容易になりました。
また、各種 UI の改良を行い問題発生位置の特定が行い易くなりました。
プロファイラー機能の詳細については「 CRI Atom Profiler 」を参照してください。

アクショントラックの自由度向上

従来のアクションではキュー1つをターゲットとしていましたが、「キュー名が『bgm_』から始まるキュー」など、ターゲットを部分一致で指定できるようになりました。
これにより、より柔軟な再生制御を行うことができます。
アクション機能の詳細については「 アクション機能 」を参照してください。

このマニュアルの読み方

ADXの紹介 はじめて使う方を対象に ADX を紹介します。
導入の手引き ADX の導入方法について説明します。
導入する上で知っておきたい基本事項の説明や、すぐ試せるように「 クイックスタート 」を用意しています。
機能説明 ADX の主要な機能の説明と動作の仕組みの解説を行います。
「CRI ADXツール」ユーザーズマニュアル ADX用データを作成する「CRI Atom ツール」の機能や使い方、データの作成手順について紹介します。
ツールをすぐに使い始めたい方は「 チュートリアル 」からお読みください。
CRI Atomライブラリについて ADX のランタイムライブラリである「CRI Atom ライブラリ」の機能や使い方について紹介します。
まずプログラムを動かしてみたい方は「 クイックスタート 」からお読みください。
インゲームプレビュー手順 ADX の導入方法について説明します。 導入する上で知っておきたい基本事項の説明や、すぐ試せるように「 クイックスタート 」を用意しています。
PC版固有の追加情報 ADX の機種固有情報について紹介します。
チューニング ADX ランタイムライブラリの性能を引き出す方法について説明します。
トラブルシューティング ADX ランタイムライブラリで問題が発生したときの対処方法や調査方法について説明します。
Tips アプリケーションに組み込みたい機能や処理を ADX でどのように実現するのかを説明します。
機能一覧と実装状況 機能の一覧と現在の実装状況を説明します。

動作要件

注意
Visual Studio 2019 の ランタイムコンポーネントをインストールしてください
CRI Atom Craftを使用するにはVisualStudio2019のランタイムコンポーネント (x64)が必要です。
下記サイトからダウンロードしてインストールしてください。
Visual Studio 2019 の Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ (x64)
注意
ネットワーク経由で実行することはできません
CRI Atom ツールを、ネットワーク上から動作させることはできません。 必ず利用者のPCに実行ファイル一式をコピーして使用してください。