3Dポジショニング

3Dポジショニングとは、3D空間上で再生する音源の再生情報を設定できる機能です。
キューの設定でコーンの設定や距離減衰、ドップラー効果などを設定します。
ゲーム空間での3Dのソースの位置や向きやリスナーの位置や向き、それぞれの距離などから減衰処理や音の変化をさせることができます。

3Dポジショニング対応にするには?

デフォルトのウェーブフォームの設定はパンタイプが「パン3D」になっているので、「3Dポジショニング」または「オート」に変更する必要があります。
ソースやリスナーの位置はランタイム側で変更が可能です。

覚え書き
距離減衰の単位やドップラー係数などは、デフォルトでは単位をメートルとしたものとして処理しています。
criatom_tools_atomcraft_pos3d00.png

「3Dポジショニング」と「オート」の違い

パンタイプが「3Dポジショニング」の場合、
プログラム側がプレイヤーに対して3Dリスナーをアタッチしていない場合、このキューを再生しようとするとエラーになります。
ツールでプレビューした場合、セッションウィンドウで3D指定がされていない場合の「オート」は「パン3D」として再生されます。

距離減衰パラメータを設定する

距離減衰の最大をを0以上の値にする必要があります。
距離減衰のパラメータは、最大距離で音量が0となるカーブになるので、
ここが0のままだと音がほとんど鳴りません。(リスナーと同位置の時しか鳴らない。)
目安としては10から300くらいをセットします。
最小距離も0のままだとリスナー付近のパンニングが激しくなります。1から10くらいをセットします。

criatom_tools_atomcraft_pos3d01.png

距離減衰の最大や最小については、音源の大きさや、距離による減衰率などを考慮して設定します。
例1)頭のまわりで蜂が飛ぶような場合:距離減衰最小0.2、距離減衰最大0.6
例2)ジェット機が上空を通過するような場合;距離減衰最小20、距離減衰最大800

3Dポジショニングの設定方法

3Dポジショニングの設定は[3Dポジショニング]インスペクタから行います。

3Dポジショニングの設定項目

3Dポジショニングの設定項目はキューとウェーブフォームリージョンで設定します。

3Dポジショニングの設定項目(キュー)

項目 説明
ボリューム 3Dポジショニングのボリューム値です。
リスナーが減衰距離の最小以内にいる場合のボリューム値となります。
有効角度 内部 主にリスナーが音を聞くことができる角度を示します。
最小距離内かつ内部有効角度内で指定されたボリュームで再生されます。
有効角度 外部 内部有効角度から角度が遠ざかる程、ボリュームが減衰していく角度を示します。
外部有効角度を超える範囲にリスナーがある場合、この音源の音は聞こえません。
減衰距離 最小 ボリュームが一定となるインテリアに相当する距離です。
0の場合インテリア距離がないため、リスナー付近での音の変化が激しくなります。
減衰距離 最大 ボリュームが減衰していって消える距離です。
0の場合、リスナーの位置からずれた時点で音がしなくなります。
センター ミックスダウン(LFE含まず)した音のセンターボリュームの値です。
この項目はパン3Dと兼用です。
LFE ミックスダウン(LFE含まず)した音のLFEボリュームの値です。
この項目はパン3Dと兼用です。
ドップラー係数 ドップラーの効果量を表す係数です。
デフォルトは0.0で効果はオフです。
距離AISACコントロール 距離減衰に連動するAISACコントロールを指定します。
ここにAISACコントロールを設定することで、距離減衰の最小値から最大値までを0.0から1.0としたAISACコントロールが自動で呼ばれます。
リスナー基準角度AISACコントロール 3Dポジション時に「リスナーから見た音源位置」の角度変化に連動する「AISACコントロール」の設定
(AISAC範囲 0.00~1.00,角度-180~180)
音源基準角度AISACコントロール 3Dポジション時に「音源から見たリスナー位置」の角度変化に連動する「AISACコントロール」の設定
(AISAC範囲 0.00~1.00, 角度0~180)


以下はキュー選択時の3Dポジショニングの設定画面です。

criatom_tools_atomcraft_pos3d.png

3Dポジショニングの設定項目(ウェーブフォームリージョン)

項目 説明
パンタイプ ウェーブフォームリージョンを再生するボイスの定位にパン3Dを使用するか3Dポジショニングを使用するかの設定。
オートの場合はランタイムの再生設定状況に従う。
- パン3D:
指定した角度によるパニング計算を行います。
- 3Dポジショニング:
プログラムから指定した、音源位置とリスナ位置によるパニングおよびボリューム(距離減衰)計算を行います。
- オート:
プログラムからソース位置情報が割り当てられたら3Dポジショニングタイプとして扱われ、
ソース位置情報が割り当てられなかったらパン3Dタイプとして扱われます。
センター ミックスダウン(LFE含まず)した音のセンターボリュームの値です。
この項目はパン3Dと兼用です。
LFE ミックスダウン(LFE含まず)した音のLFEボリュームの値です。
この項目はパン3Dと兼用です。
3Dポジショニングボリューム 3Dポジショニングのボリューム値です。
リスナーが減衰距離の最小以内にいる場合のボリューム値となります。
最小距離内角度0度固定 マルチチャンネルデータを3Dポジション配置した際に、最小距離内にリスナーがある場合に角度を0度に固定します。

以下はウェーブフォームリージョン選択時の3Dポジショニングの設定画面です。

criatom_tools_atomcraft_pos3d_waveform.png


サウンドアイテムの位置や方向、リスナーの位置や方向はプログラム側で指定します。

3Dポジショニングのプレビュー

3DポジショニングのプレビューはセッションウィンドウとCRI Atom Viewerで行う事ができます。