CRI Atom Craftで扱われるデータは内部でそれぞれに依存関係のあるものがあります。
これらを理解する必要はありませんが、エラー発生時に関連する項目をたどることで何らかの解決につながる場合があります。
全体設定はプロジェクトの基本となる設定を決めるものです。 これらの設定は主にACFファイルとして書き出されます。
ワークユニットはプロジェクトに複数存在することができ、ワークユニットごとにファイルが分かれます。
それぞれのワークユニットで、作業内容ごとや担当ごとといった管理を行ったり、バージョン管理などに都合が良いです。
ワークユニットはキューシートの設定を複数もたせることができます。
キューシートはACBファイルとして書き出されます。
全体設定に対して矢印がある項目はACBに情報を持たず、ACF側に情報を持ちます。
ACFへの依存している情報に関しては編集すると大きな影響を及ぼします。
うまく使うことで、一括設定のようなことも可能です。
波形ファイルはACBごとに持つため、ACBを細かく分割した場合共有できない状態になります。 基本的に波形とキューを1対1で作成している場合にはあまり問題にはなりませんが、 例えば、設定違いのバリエーションなどで波形は同じでパラメーターが違うといったようなデータの場合は、同じキューシートにまとめることで、波形のサイズを減らすことができます。
他のACBのキューを参照している特殊なキューで、ACB側にはパラメーターだけを持ち、再生する実際の波形などは別のACBを参照するといった形になります。
このデータはランタイム(ゲーム実行時)の状況に応じて変化します。うまく使うことでデータの削減につながりますが、複雑になるため多用は控えるべきものです。
参照関係の複雑な構成はあまり好ましくありません。通常はなるべくACBなどの中で完結する方向でデザインします。
例えば全体で同じエフェクトを参照など、共通項目はACFに情報があり、参照をしているといった形になっています。
多人数で開発を行う場合、全体設定を編集するときに注意が必要ですが、うまく使うことでデータの削減につながります。
バスマップ、ターゲット設定、スピーカー設定などあります。これらも基本全体設定に含まれます。