ビルド(データの書き出し)

AtomCraftで編集した全体設定とサウンドのデータは、ACFとACBとAWBとして書き出されます。

AtomCraftでは、これらのデータを書き出す行為をビルドと呼んでいます。

ツール上部の「ビルド」からこれらのデータを書き出すことができます。

また、出力したデータに関する情報を記録したファイルも出力できます。

criatom_tools_atomcraft_build_binary_dialogue.png

ビルド設定ダイアログの設定項目

項目説明
出力パス 出力先フォルダーを指定します。
出力フルパス ACBファイルを出力するフルパスが表示されます。
「(Target)」には各ターゲットのフォルダー名、「(CueSheet)」には各キューシート名が入ります。
項目説明
ターゲット 出力を行うターゲットが表示されます。
言語 出力を行う言語が表示されます。
キューシート ACBとして出力を行うキューシートが表示されます。

追加出力

項目説明
インゲームプレビュー用バイナリ出力 インゲーム用プレビューバイナリを出力します。
acb_info XML出力 ACBに書き出された情報をXML形式で出力します。
ACFバイナリ出力 ACFバイナリを出力します。
複数プロジェクトで同じACFファイルを利用する際は、チェックをはずすと不要なACFが出力されなくなります。
Unity Assets出力 Unity上でACBファイルを読み取るためのUnity3D用情報ファイルを出力します。
同時にUnityのAssetsに登録可能なUnity用Assetsフォルダーも生成します。
C#ファイル出力 C#ファイルを出力します。
JSON出力 ACF/ACBに書き出された情報をJSON形式で出力します。

オプション

項目説明
階層出力 所属するキューシートフォルダー名のフォルダーを作成して、ACBの出力を行います。
ACFヘッダーに日時を含める コメントに出力時刻を含めたACFヘッダーファイルを出力します。
ACFヘッダーをバージョン管理する際に、時刻を変更として検出させない時に有効にしてください。
ACFヘッダーにフルパスを含める コメントにヘッダーファイルの絶対パスを含めたACFヘッダーファイルを出力します。
ACFヘッダーをバージョン管理する際に、出力パスを変更として検出させない時に有効にしてください。
プロジェクト保存 プロジェクトファイルを保存してからビルドを行います。
並列エンコード プレビューやビルド時にマテリアルを並列処理でエンコードします。
ビルドにかかる時間を大幅に短縮することができますが、問題が頻発する場合は無効にしてください。
ビルドポストプロセス ビルドの終了後に指定した外部プロセスを実行します。

出力ファイルパス

  • 出力ファイルパスには、対象のビルドターゲットと同名のフォルダーが付加されます。
    例えばビルドターゲットが「PC」の出力は、「[出力パス]/PC/[キューシート名].acb .awb」が出力ファイルパスに表示されます。

言語指定

  • Default以外の言語が指定されると、出力先に 言語設定 で指定した参照フォルダー名と同名のフォルダーが作成され、各言語用のファイルが出力されます。

ヘッダーファイル

  • ACB/AWB/ACFファイル以外に、キューIDが定義されたC言語のヘッダファイルも出力されます。

AWBの出力有無

  • そのキューシートにストリーミング再生するウェーブフォームが1つも存在しない時、AWBファイルは出力されません。

エラーログテキスト

lastBuildErrorLog.txt という名前のファイルをプロジェクトと同じフォルダーに出力します。ビルド処理でのエラー発生時にログが記録されます。


主要ファイル

補助ファイル

ビルドの機能