グラフカーブは、種類と強さによって定義されます。
グラフカーブの種類は、以下の5種類です。
種類 | 性質 |
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直線 | 常に変化率が一定となる曲線。(直線) |
低速変化 | 緩やかに変化を開始し、終了時に最も変化率が大きくなる曲線。 変化が開始してから終了するまでに、値の変化率が徐々に増加する曲線。 |
高速変化 | 急速に変化を開始し、終了時に最も変化率が小さくなる曲線。 変化が開始してから終了するまでに、値の変化率が徐々に減少する曲線。 |
S字曲線 | 変化の開始と終了が緩やかで、中間時点での変化率が最も大きくなる曲線。 中間時点を境にして、値の変化率を折り返した曲線。 |
逆S字曲線 | 変化の開始と終了が急速で、中間時点での変化率が最も小さくなる曲線。 中間時点を境にして、値の変化率を折り返した曲線。 |
グラフカーブの強さは、曲がり方の強さ(変化の極端さ)を指定するパラメーターで、直線以外のグラフカーブについて有効です。
値域は0以上2以下で、基準値は1です。
強さを小さくすると、グラフカーブは直線に近づきます。
強さを大きくすると、グラフカーブはより特徴的な変化をする曲線になります。
強さが1以上のとき、グラフカーブは以下の性質を持ちます。
種類 | 強さが1以上のときの性質 |
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低速変化 | 変化開始時の変化率が0。なめらかに変化を開始する。 |
高速変化 | 変化終了時の変化率が0。なめらかに変化を終了する。 |
S字曲線 | 変化開始時と終了時の変化率が0。なめらかに変化を開始・終了をする。 |
逆S字曲線 | 変化中間時点での変化率が0。 |
(注意)セレクターによるトラック遷移タイプのキューでトラック遷移を行うときの音量変化曲線では、強さを指定することは出来ません。(常に1となります。)
強さが1, 2のときのグラフカーブの概形は以下のとおりです。 横軸は時刻やAISACコントロール値などで、縦軸は対象となるパラメーターの値(ボリュームなど)です。