オプションの書式

コンソール版 CRI Atom Encoder には、以下のオプションが用意されています。

-dir=|Material Directory|

CSVファイルに記述されたファイル名のディレクトリを省略したときに参照するディレクトリを指定します。

-acb

AWBファイル作成と同時に、ACBファイルを作成します。
AWBファイルと同じ出力先に、AWBファイル名と同じ名前で.acb、_acb.hを作成します。

-codec=|CODEC|

入力がディレクトリのとき、Input_Directoryに含まれるファイルをエンコードするときのコーデックを指定します。

ADX ADXコーデック
HCA HCAコーデック
HCAMX HCA-MXコーデック
(ターゲット固有) (別ページを参照してください)

ターゲット固有のコーデックファイルを出力するためには、
各ターゲットSDK付属のエンコードツール(exeファイル)が必要となります。
予めそれらのファイルをCriAtomEncoder.exeと同じディレクトリにコピーして使用してください。
ターゲット固有のコーデックは、Windows版にのみ対応しています。

-rate=|RATE|

エンコードするときのサンプリングレートを指定します。
指定がない場合は、波形ファイルのサンプリング周波数をそのまま使用します。
指定可能な周波数は、コーデックによりが異なります。

コーデック エンコードサンプル周波数
ADX, HCA, HCA-MX 48000、44100、32000、24000、22050、16000、12000、11025、8000のいずれか
(ターゲット固有) (別ページを参照してください)

-quality=|QUALITY|

エンコードするときのサンプリングレートを指定するとき、その品質を指定します。

DEFAULT (デフォルト)速度優先のリサンプリング
HIQUALITY 品質優先のリサンプリング

-encquality=|Encode Quality|

エンコード時の品質を指定します。
ADXコーデックには指定することはできません。

HIGHEST 最高品質
HIGH (デフォルト)高品質
MIDDLE 中品質
LOW 低品質(高圧縮)
LOWEST 最低品質(最高圧縮)

-volume=|VOLUME|

波形ファイルの振幅増幅量を指定します。
指定可能な範囲は 0.0 ~ 5.0 です。
デフォルトは 1.0 です。
大きい数値を入力すると振幅が振り切れる場合があります。

-cof=|Cutoff Frequency|

エンコードコーデックがHCA、HCA-MXのときカットオフ周波数を指定します。
単位は[Hz]です。

-lps=|Loop Start Position|

波形ファイルに埋め込まれているループ情報を無視し、ループ開始位置を指定します。
指定はサンプル位置で行います。

-lpe=|Loop End Position|

波形ファイルに埋め込まれているループ情報を無視し、ループ終了位置を指定します。
指定はサンプル位置で行います。

-lpa

波形ファイルに埋め込まれているループ情報を無視し、全区間ループを指定してファイルのエンコードをします。

-lpoff

波形ファイルに埋め込まれているループ情報を無視し、ループを無効化します。

-nodelterm

ADX、HCA、HCA-MXコーデックのとき、ループ終了位置より後の波形データを削除せずにエンコードを行います。

-atomcraftproject=|ATOMCRAFTPROJECT|

商用利用可能なライセンスを保有する CRI Atom Craft のプロジェクトがある場合、そのプロジェクトファイル(.atmcproject)を指定します。