入出力するデータファイル

CRI Atom Encoderは、波形ファイルを入力として、AWBファイル、ACBファイルを出力します。

criatom_tools_criatomenc_dataflow.png

波形素材の入力

入力可能な波形データの形式は、以下のとおりです。

名称データの形式
フォーマット 非圧縮の WAVE または AIFF
ADX, HCA, HCA-MX
チャンネル数 8ch以下
量子化ビット数 8bit, 16bit, 24bit
サンプリング周波数 8kHz ~ 48kHz

出力ファイル

本ツールから出力される波形関連ファイルは、以下の2種類です。
これらのファイルはランタイムライブラリ利用時に、波形を再生するために使用されます。

  • AWBファイル(Atomウェーブバンクファイル)
    ストリーミング波形情報をキューシート単位でパッキングした波形情報ファイルです。
    AWBファイルにはストリーミング再生を行う波形情報のエンコードされた波形データが格納されます。
  • ACBファイル(Atomキューシートバイナリファイル)
    ストリーミング再生を行う波形情報のうち、パラメーターのみをパッキングした波形情報ファイルです。
    AWBファイルと併用して使用します。

CRI Atom Encoderは、登録した波形データを最適なサンプリング周波数にリサンプリングし、指定されたコーデック(ADX/HCA)へとエンコードします。
エンコード結果は最終的に1つのファイルにパッキングされ、AWBファイルとして出力されます。
この際、ランタイム再生時に必要となる情報も、C言語用ヘッダファイル(*.h)として出力します。