CRI LipSync V for Unity Manual  Last Updated: 2021-11-01
CriLipsAnalyzer

CriLipsAnalyzerの役割

リップシンク解析を行うコンポーネントです。
CRI LipSyncのコア機能を利用して解析を実行し、リップシンクデータを生成する役割を持ちます。
CriLipsAnalyzer は、音声サンプルデータを供給する CriLipsSampler と接続して利用します。
供給元の音源が停止している場合など、解析対象となる音声サンプルデータが取得できない場合は、解析処理は行われません。
この状態では取得できるリップシンクデータは「口を閉じた状態」の値となります。
注意
CriLipsAnalyzer によるリップシンク解析は、 アプリケーションのメインスレッド上で 実行されます。
低スペックな端末での実行時や多数の音源に対する解析時などには、高い負荷によりアプリケーションのフレームレートに影響する可能性があります。

設定パラメーター

CriLipsAnalyzer の設定パラメーターについて解説します。
cri4u_component_analyzer.png

CriLipsAnalyzer Inspectorパラメーター
パラメータ 説明 デフォルト値
Num Channels 解析を行うチャンネル数です。
CriLipsSampler と接続した際に、本パラメーターで指定した数までの入力チャンネルに対して解析を実行します。
Sampler が本パラメーターの指定より少ないチャンネル数にしか対応していない場合、Sampler の対応チャンネルまでしか解析は行われません。
1
Silence Threshold Volume Db 入力音声を無音であると判定する音量の閾値(単位:dB)です。
入力音声が指定した音量より小さい場合は、解析結果のリップシンクデータが口を閉じた状態へと遷移します。
-40(dB)
Lips Sampler 音声データの取得先となる CriLipsSampler です。
指定されておらず、かつ実行時に同じGameObjectにCriLipsSamplerがアタッチされていた場合は、自動で取得先として設定します。
null
Behaviour Params Preset 解析結果であるリップシンクデータの「日本語5母音ブレンド値」の振る舞いを指定するプリセットです。
Default(複数母音が混じって出力される)と No Blend(最大値の母音のみが出力される)から選択可能です。
Default