CRI ADX
Last Updated: 2024-03-21 14:32 p
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「キュー作成情報CSVからキューの作成」とは、シンプルなCSVからキューを作成する機能です。
キュー作成情報が書かれたCSVを読み込み、キューを作成します。
再生するマテリアルは異なるが、パラメーターや構造が同じキューシートを大量に作成する時に
CSVをテンプレートのように利用することができます。
マテリアルの差し替えは、CSVの情報をエクセルやテキストツールで置換して変更します。
キューの細かな最終調整はCRI Atom Craft上で行いますが、
導入となるデータの作成はCRI Atom Craft外で行うことが可能となり、分業することも可能です。
入力csv
結果
キューID | キュー名 |
---|---|
0 | gun1 |
1 | bomb1 |
のキューができます。
「キューID,マテリアル名,テキスト」 の一行で1キューが作成可能
テキストは省略可能です。後述する拡張機能で利用可能です。
連続して同じキューIDの場合は一つのキューにまとめます。
入力csv
結果
キューID | キュー名 |
---|---|
0 | footstep1 |
キュー名は、拡張子を除いた名前で生成されます。
「//」で始まる行はコメントとして認識します。
この仕組みを知らない人向けにコメントを書いておくことが可能です。
コメント行は基本的に無視されますが、後述の拡張機能で解釈を変更することも可能です。
結果
キューID | キュー名 | コメント |
---|---|---|
0 | footstep1 | 足音3 |
1 | cancel | システムキャンセル音 |
2 | ok | システム決定音 |
カンマ、タブが区切り文字です。 スペースは区切り文字として認識しません。
の拡張コマンドがある場合、テキストを指定の項目(キューコメントまたはユーザーデータ)へ書き込みます。
空欄の場合は書き込みません。
とすると空欄も扱います。(キューコメントやユーザーデータに空文字を書き込む)
同じキューの場合、テキストは上書きされます。
結果
キューID | キュー名 | コメント | ユーザーデータ |
---|---|---|---|
1 | TEST_01_A | キューのコメントとして | |
2 | TEST_02_C | ユーザーデータ1として | |
3 | TEST_03_D | ユーザーデータ2として | |
4 | sin | これはサイン波形です | |
5 | TEST_05_E |
「ツール設定」の「初期値設定」を参照します。
CSVの解釈の前に#から始まる行を加えることで、その行以下の動作を拡張することができます。
項目 | 内容 | 説明 |
---|---|---|
#CopyTextTo CueComment | CSVのコメントをキューのコメント欄にコピーします。 | (CopyTextTo指定が無い時のデフォルト) UseBlankで複数トラックがある時に空白による上書きを利用する。 #CopyTextTo CueComment UseBlank |
#CopyTextTo UserData | CSVのコメントをキューのユーザーデータ欄にコピーします。 | UseBlankで複数トラックがある時に空白による上書きを利用する。 #CopyTextTo UserData UseBlank |
#MaterialPath | マテリアルのパス指定 | 例:#MaterialPath system/ |
項目 | 内容 | 説明 | 列フォーマット |
---|---|---|---|
#GenerateCueNameBy MaterialName | キュー名を「マテリアル名から拡張子を省いたもの」で生成します。 | (GenerateCueNameBy指定が無い時のデフォルト) | 「キューID,マテリアル名,テキスト」例:0,gun1.wav,銃声 |
#GenerateCueNameBy CueID | キュー名をCue0といった「Cue(キューIDの数字)」としてキューを生成します。 | 「キューID,マテリアル名,テキスト」例:0,gun1.wav,銃声 | |
#GenerateCueNameBy CueName | キュー名指定で生成します。 | 「キュー名,マテリアル名,テキスト」例:gun,gun1.wav,銃声 |
項目 | 説明 | 補足 |
---|---|---|
キュー名 | キュー名 | 同じ名前の場合同じキューとして設定される。(先頭のキュー名で作成される) |
キューID | キューID(数値) | 同じ番号の場合同じキューとして設定される。(先頭のキュー名で作成される) |
マテリアル名 | マテリアル名(パス名) | マテリアルルートからパス名で全検索し、最初に見つけたものを使用します。 |
テキスト | 任意のテキスト | テキストを拡張コマンドで利用する。キューコメントやユーザーデータとして扱われる。 |
第1要素の文字列にてキュー名が生成されます。
結果
キューID | キュー名 | コメント |
---|---|---|
0 | footsteps | 足音3 |
1 | cancel | システムキャンセル音 |
2 | ok | システム決定音 |
キューIDは自動で割り当てられます。
キュー名がCue0といった名前で生成されます。
キューIDでしか呼ばないようなプロジェクトの場合に利用します。
というCSVを読み込むと
キューID | キュー名 |
---|---|
0 | Cue0 |
1 | Cue1 |
が作成されます。
マテリアルの参照先パスの前方に文字列を追記して検索します。
未指定の場合はマテリアルルートから全検索します。
結果
キューID | キュー名 | コメント |
---|---|---|
0 | footsteps | 足音3 |
1 | cancel | システムキャンセル音 |
2 | ok | システム決定音 |
footstepsのキューがシーケンスタイプランダムノーリピートで作成されます。
項目 | 内容 | 説明 |
---|---|---|
#SeqType | キューのシーケンスタイプ | 未指定でPolyphonic |
#SeqType Polyphonic | ポリフォニック | シーケンスタイプがポリフォニックになる。 |
#SeqType Sequential | シーケンシャル | シーケンスタイプがシーケンシャルになる。 |
#SeqType Shuffle | シャッフル | シーケンスタイプがシャッフルになる。 |
#SeqType Random | ランダム | シーケンスタイプがランダムになる。重みの設定はなし。 |
#SeqType RandomNoRepeat | ランダムノーリピート | シーケンスタイプがランダムノーリピートになる。 |
#SeqType Switch | スイッチ | シーケンスタイプがスイッチになる。 |
#SeqType ComboSequential | コンボシーケンシャル | シーケンスタイプがコンボシーケンシャルになる。 |
「キュー作成情報CSVからキューの作成」処理によってエラーが発生した場合、エラー内容がログビューに出力されます。
エラーが出力された場合は、CSVを修正し再インポートするか、作成したキューシートを修正し問題を解決してください。
(問題を解決しないと、ACBのビルド処理で再度エラーが発生しACBデータの出力が行えません。)
また、エラーではありませんが、読み込みCSV内での同一キューID指定等でマージ処理が行われた場合は、マージ処理が適用されたことをログに出力します。
意図しない結果になった場合はログを確認してください。
読込結果 | エラー発生要因 |
---|---|
キューシートが生成されない | ドラッグ&ドロップによる追加時にcsv名と同名のキューシートが既に存在している |
キューシート内でキュー名が重複する | CSV内にキュー名が同じになる要素(キューIDは異なる)がある、マージ元に同一のキュー名が既にある |
キューシート内でキューIDが重複する | CSV内にキューIDが同じになる要素がある、マージ元に同一のキューIDが既にある |
マテリアルへの参照がおこなわれない | 指定パスにマテリアルが存在しない |