HCAのエンコード品質設定と圧縮率の関係は、以下のようになります。
エンコード品質と圧縮率の関係
品質 | モノラル時 | ステレオ時 |
最高品質 | 1/4 | 1/4 |
高品質 | 1/6 | 1/6 |
中品質 | 1/8 | 1/8 |
低品質(高圧縮) | 1/10 | 1/12 |
最低品質(最高圧縮) | 1/12 | 1/16 |
圧縮率は16bit非圧縮PCMデータに対するサイズの比率です。
例えば、1/6の場合、16bit非圧縮PCMデータが6分の1のサイズに圧縮されることを意味します。
圧縮率はあくまで目安です。
ファイルヘッダーの付加や、フレーム単位へのサンプルの切り上げ、バイト単位の切捨て等により、正確なファイルサイズは上記とわずかに異なります。
音質が顕著に劣化するのを避けるため、上記圧縮率とは別に、ビットレート下限値が以下のように設定されています。
- モノラル時:42kbps
- ステレオ時:64kbps
例えば、24kHzモノラルの音声データをエンコードする際、品質設定値を最低品質に設定したとしても、下限値の42kbpsでエンコードされます。
- 注意:
- ステレオ音声を中品質以下の設定でエンコードする場合、圧縮率を高めるため、ステレオ音声の一部をモノラル化してエンコードします。
マルチリンガルデータやDolby Pro Logic IIエンコードされた音声データ等、チャンネル間のクロストーク(他方のチャンネルの音声が混ざって聞こえる症状)を回避する必要がある音声データについては、高品質以上の設定でエンコードを行ってください。
ターゲットコンフィグの設定
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