CRI ADX  Last Updated: 2024-11-26 16:51 p
CRI Atom Craftターミナル(コマンドライン)呼び出しについて

CUIツールを起動し、次の書式でコマンドを入力します。


[書式] criatomcraft Input_CRI_Atom_Craft_Project_filename Options
[入力] Input_CRI_Atom_Craft_Project_filename : 入力CRI Atom Craftプロジェクトファイル名
  Options : コマンドオプション

入力CRI Atom Craftプロジェクトファイル名

CRI Atom Craftプロジェクトファイルです。
プロジェクトのカレントターゲットとカレント言語で全てのキューシートをビルドします。
指定するファイルパスなどに空白が含まれる場合は「"」で括って指定してください。

コマンドオプション

様々な機能を切り替えるオプションです。以下のオプションが用意されています。
コマンドラインに何も入力しない場合、コマンドの説明が表示されます。

ビルドに関するオプション

オプション 説明
-target プロジェクト内のターゲットコンフィグ名を指定します。指定が無い場合はツール右上の「ターゲット」に指定されたターゲットコンフィグが使用されます。
-ingame インゲームビルドをする場合に指定します。指定が無い場合は通常バイナリのみ出力します。
-cuesheet キューシート名指定でビルドする場合に指定します。指定が無い場合は開いたワークユニットの全てのキューシートを出力します。
-language 言語を指定する場合に指定します。
未指定の場合は言語に依存しないキューシート(ローカライズ用マテリアルなし、トラックの言語指定なし)のみビルドされます。
-clean クリーンビルドをする場合に指定します。指定が無い場合はキャッシュを利用してビルドします。
-outdir 出力先を指定します。
指定が無い場合は以下の動作をします。
- (a) CRI Atom Craftで最後にビルドした出力先(ビルド後に保存する必要があります)
- (b) (a)の条件が満たされていない場合、プロジェクトのデフォルトの出力先(プロジェクト直下のフォルダー)
-defaultoutdir プロジェクトの直下に出力します。
-outdirの指定をせずにプロジェクト直下に出力したい場合に使用します。
-outdirオプションが指定されている場合、このオプションは無視されます。
-noclose ビルド中のウィンドウを表示します。コマンドが正しく動作しているかウィンドウ確認する場合に使用します。
-workunit ワークユニットを開きます。ビルド対象となるワークユニットを指定します。
-workunitall すべてのワークユニットを開きます。
ビルド対象のワークユニット指定が煩雑な場合に使用します。
-noacf ACFをビルドせず、ACBのみビルドします。
-unity Unity用ファイルを出力します。
-hierarchy キューシートフォルダーを階層化して出力します。
-acbinfoxml ACBのXML情報ファイルを出力します。
-csheader CSharp(.cs)を出力します。
-json ACB, ACFファイルに対応するJSONファイルを出力します。
-withdatetime コメントに出力時刻を含めたACFヘッダーファイルを出力します。
-withfullpath コメントにヘッダーファイルの絶対パスを含めたACFヘッダーファイルを出力します。

編集に関するオプション

オプション 説明
-importCuesheetCsv キューシートCSVのインポートをします。
カンマ区切りで、キューシートCSVファイル(絶対パス)とインポート先のCRI Atom Craft上でのパスを指定します。
複数指定する場合は、
-importCuesheetCsv "C:/CueSheet_0.csv","WorkUnit_0/CueSheetFolder/","C:/CueSheet_1.csv","WorkUnit_0/CueSheetFolder/"
といった形で指定します。
CRI Atom Craft上でのパスが存在しない場合は、ワークユニットやキューシートサブフォルダーが自動生成されます。
ウェーブフォームが参照しているマテリアルが存在しない場合保存に失敗します。
-importMaterialCsv マテリアルCSVのインポートをします。
カンマ区切りで、マテリアルCSVファイル(絶対パス)とインポート先のCRI Atom Craft上でのパスを指定します。
複数指定する場合は、
-importMaterialCsv "C:/voice.csv","WorkUnit_0/MaterialRootFolder/","C:/voice2.csv","WorkUnit_0/MaterialRootFolder/"
といった形で指定します。
CRI Atom Craft上でのパスが存在しない場合は、ワークユニットやマテリアルサブフォルダーが自動生成されます。
マテリアルが参照している波形が存在しない場合ビルドに失敗しますが、保存は行えます。
-merge キューシートCSVおよびマテリアルCSVのインポート時にマージをする場合に指定します。
マージをすると、CSVに存在しないデータは影響を受けません。
このフラグが無い場合、キューシート以下のデータをCSVの内容で新規作成します。
-saveProject プロジェクトを保存します。
(インポートやビルドに問題が無かった時のみ保存します)
-nobuild ACB/ACF/AWBのビルドを行わないようにします。
-saveProjectと合わせて使用することで、ビルドなしでデータ編集のみを行うことができます。

CRI Atom Craft ロボットに関するオプション

ローカル実行用

オプション 説明
-script スクリプトファイルを実行します。
-script "scriptfile.py"
-scriptplugintype スクリプトプラグインの種類を指定します。
pyhon3.7, python3.8, python3.9 を指定可能です。
省略した場合、「スクリプト設定」にて設定したプラグインが使用されます。
-scriptplugintype python3.8
-scriptargument スクリプトファイルに対して追加の引数を指定します。
-scriptargument "Category_BGM"
指定した引数は get_script_argument を使用することでスクリプトにて取得が行えます。

詳細は CRI Atom Craft ロボット について をご参照ください。

リモート実行用

オプション 説明
-runrobotserver RobotAPIをリモート実行するサーバーを起動します。
第1オプションにIPアドレス、第2オプションにポート番号を指定することが出来ます。
未指定の場合、127.0.0.1:9000が使用されます。
-runrobotserver または -runrobotserer 127.0.0.1 9000
-serverexit -runrobotserverで起動した場合のみ有効になります。
サーバーの通信待機処理を終了し、アプリケーションを終了させます。
-serverreboot -runrobotserverで起動した場合のみ有効になります。
サーバー処理を再起動します。
何らかの原因でリモートAPIが正しく処理出来なくなった場合に使用してください。

詳細は CRI Atom Craft ロボット について をご参照ください。

オプションの例

キューシートCSVインポート

Windowsの場合

-importCuesheetCsv
[CueSheetCSV FileName],[Path of AtomCraft].
ex. -importCuesheetCsv "C:/CueSheet_0.csv","WorkUnit_0/CueSheetFolder/"
Multiple Import [CueSheetCSV FileName(1)],[Path of AtomCraft(1)],[CueSheetCSV FileName(2)],[Path of AtomCraft(2)] ...
ex. -importCuesheetCsv "C:/CueSheet_0.csv","WorkUnit_0/CueSheetFolder/","C:/CueSheet_1.csv","WorkUnit_0/CueSheetFolder/"

Macの場合

-importCuesheetCsv
[CueSheetCSV FileName],[Path of AtomCraft].
ex. -importCuesheetCsv "/Users/(user_name)/CueSheet_0.csv","WorkUnit_0/CueSheetFolder/"
Multiple Import [CueSheetCSV FileName(1)],[Path of AtomCraft(1)],[CueSheetCSV FileName(2)],[Path of AtomCraft(2)] ...
ex. -importCuesheetCsv "/Users/(user_name)/CueSheet_0.csv","WorkUnit_0/CueSheetFolder/","/Users/(user_name)/CueSheet_1.csv","WorkUnit_0/CueSheetFolder/"

マテリアル情報CSVインポート

Windowsの場合

-importMaterialCsv
[MaterialCSV FileName],[Path of AtomCraft].
ex. -importMaterialCsv "C:/voice.csv","WorkUnit_0/MaterialRootFolder/"
Multiple Import [MaterialCSV FileName(1)],[Path of AtomCraft(1)],[MaterialCSV FileName(2)],[Path of AtomCraft(2)] ...
ex. -importMaterialCsv "C:/voice.csv","WorkUnit_0/MaterialRootFolder/","C:/voice2.csv","WorkUnit_0/MaterialRootFolder/"

Macの場合

-importMaterialCsv
[MaterialCSV FileName],[Path of AtomCraft].
ex. -importMaterialCsv "/Users/(user_name)/voice.csv","WorkUnit_0/MaterialRootFolder/"
Multiple Import [MaterialCSV FileName(1)],[Path of AtomCraft(1)],[MaterialCSV FileName(2)],[Path of AtomCraft(2)] ...
ex. -importMaterialCsv "/Users/(user_name)/voice.csv","WorkUnit_0/MaterialRootFolder/","/Users/(user_name)/voice2.csv","WorkUnit_0/MaterialRootFolder/"

ワークユニットの指定

プロジェクトのどのワークユニットをビルドするのかを指定する必要があります。
具体的には以下のいずれかのサブコマンドを使います。

  • -workunit
    • 指定したワークユニットを開き、ビルド対象とします。
      指定が無いと最後にツールが開いていたワークユニットが対象になります。
  • -workunitall
    • すべてのワークユニットを開き、ビルド対象とします。

なお、インポート時は、インポートの引数の内容から自動でワークユニットを開きます。(存在しない場合はエラーになります。)

同名のキューシート出力

キューシートフォルダーやワークユニットが異なっていれば、 同名のキューシートを出力することができます。
-hierarchyサブコマンドを使用すると異なるフォルダーへ出力することができます。