ログに "E2010052705:too high bit-rate." と出力される場合の対処法

概要

E2010052705:too high bit-rate. (Decrease max_bps of CriAtomDbasConfig under ????????.)
ログに "E2010052705:too high bit-rate." と出力される場合、プロジェクト設定の各種プロパティ値が大きすぎるためエラーが発生しています。
「ストリーミング再生の音声」・「動画」を同時に最大本数再生したときのストリーミング流量の合計が「 Limit total BPS 」を越えてしまう状況です。
同時にストリーミング再生する音声や動画の本数などを見直して、「プロジェクト設定 > CriWare」の各種プロパティ値を設定し直してください。
「プロジェクト設定 > CriWare > Enable Direct Dbas Config」チェックボックスの設定によってそれぞれ適切な解説にお進みください。

Dbas設定を手動で直接指定している場合

同時にストリーミング再生する本数等を見直すと共に、下記プロパティ値を調節してください。
  • Dbas Max Streams
  • Dbas Max Bps
  • Dbas Max Mana Streams
  • Dbas Max Mana Bps
上記プロパティについての個別の説明は、 CRIWAREの初期化パラメータ詳細 をご確認ください。
注意
設定値を変更後、Unrealエディタを再起動する必要があります。

設定値を調節する際の目安について

まずエラー"E2010052705"メッセージ上に表示されている数値をご確認ください。
E2010052705:too high bit-rate. (Decrease max_bps of CriAtomDbasConfig under この部分の数値.)
この数値が "Limit total BPS" となっています。
最終的に "Limit total BPS" 未満の値を「Dbas Max Bps」に指定してください。

特別な理由がない場合は

特別な理由がない場合は「Dbas Max Mana Streams」と「Dbas Max Mana Bps」にゼロを設定してください。
上記2つの設定値は最大ストリーミング流量チェックのみに使用されています。
こちらの値をゼロに設定しても、問題無く動画再生可能です。
「ワーストケースにおいて音途切れや動画のカクツキが発生する可能性があるかどうか」のチェックに動画再生の情報も加味したい場合のみ、数値を指定します。
  • 「ワーストケース」とは、ファイルIO性能が最も低くなるシチュエーションにおいて ADX, Sofdec 共に設定値の最大本数ストリーム再生が発生するケースを意味します
  • 「チェック」とは本プラグイン初期化時点でのチェックを意味します
上記2つの設定値を指定したい場合は「 CRIWAREの初期化パラメータ詳細 」の該当項目をご参照ください。

FAQ

(Q)
「Dbas Max Bps」に0や1など極端に小さい値を指定しても良いですか?
(A)
いいえ、「Dbas Max Bps」(および「Dbas Max Streams」)には必ず妥当な値を設定してください。
この設定はメモリ確保量や、Atomの実際のストリーミング再生が円滑に行えるか否かにも影響します。

Dbas設定を自動設定している場合

下記プロパティ値を調節してください。
  • Atom
    • Number of Standard Streaming Voices
    • Number of Channels of Standard Streaming Voice
    • Sampling Rate of Standard Streaming Voice
    • criware_ue4_trouble_too_high_bit_rate_case_a_atom.jpg
  • Atom(HCA-MX)
    • Sampling Rate of HCA-MX Voice
    • Number of HCA-MX Streaming Voices
    • Number of Channels of HCA-MX Streaming Voice
    • criware_ue4_trouble_too_high_bit_rate_case_a_atom_hca.jpg
  • Mana
    • Maximum Bitrate of Movie
    • Maximum Number of Movie Streams
    • criware_ue4_trouble_too_high_bit_rate_case_a_mana.jpg
上記プロパティについての個別の説明は、 CRIWAREの初期化パラメータ詳細 をご確認ください。
注意
設定値を変更後、Unrealエディタを再起動する必要があります。

設定値を調節する際の目安について

まずエラー"E2010052705"メッセージ上に表示されている数値をご確認ください。
E2010052705:too high bit-rate. (Decrease max_bps of CriAtomDbasConfig under この部分の数値.)
この数値が "Limit total BPS" となっています。
下記計算式の結果が "Limit total BPS" を越えないように調節します。
{(Number of Standard Streaming Voice) × (Number of Channels of Standard Streaming Voice) × (Sampling Rate of Standard Streaming Voice) × 16 × 18} / (32 × 2)
+
{(Number of HCA-MX Streaming Voice) × (Number of Channels of HCA-MX Streaming Voice) × (Sampling Rate of HCA-MX Voice) × 16 × 18} / (32 × 2)
+
Maximum Bitrate of Movie

(1) 特別な理由がない場合は

特別な理由がない場合は"Maximum Bitrate of Movie"と"Maximum Number of Movie Streams"にゼロを設定してください。
上記2つの設定値は最大ストリーミング流量チェックのみに使用されています。
こちらの値をゼロに設定しても、問題無く動画再生可能です。
「ワーストケースにおいて音途切れや動画のカクツキが発生する可能性があるかどうか」のチェックに動画再生の情報も加味したい場合のみ、数値を指定します。
  • 「ワーストケース」とは、ファイルIO性能が最も低くなるシチュエーションにおいて ADX, Sofdec 共に設定値の最大本数ストリーム再生が発生するケースを意味します
  • 「チェック」とは本プラグイン初期化時点でのチェックを意味します
上記2つの設定値を指定したい場合は「 CRIWAREの初期化パラメータ詳細 」の該当項目をご参照ください。

(2) チャンネル数を最低限の値に設定する

"Number of Channels of Standard Streaming Voice"や"Number of Channels of HCA-MX Streaming Voice"を最低限の値に設定します。
    • 2chの音源しか使用しない場合
      • → チャンネル数として2を設定します
    • 5.1chの音源を一つでも使用する場合
      • → チャンネル数として6を設定します

(3) サンプリングレート数を最低限の値に設定する

"Sampling Rate of Standard Streaming Voice"や"Sampling Rate of HCA-MX Voice"を最低限の値に設定します。
使用する音源の中で最もサンプリングレート(単位:Hz)が高いものを探し、「サンプリングレート × 最大ピッチ倍率」の数値を設定します。
    • 48000Hzの音源のみ使用し、ピッチを変更しない場合
      • → サンプリングレート数として48000を設定します
    • 48000Hzの音源のみ使用し、ピッチを最大2倍にする可能性がある場合
      • → サンプリングレート数として96000を設定します

(4) ボイス数や最大動画BPSの設定値を調節する

上記1,2,3の調節を行っても上限値を越えてしまう場合、下記設定値を小さくしていきます。
  • Number of Standard Streaming Voices
  • Number of HCA-MX Streaming Voices
  • Maximum Bitrate of Movie (指定したい場合のみ)
  • Maximum Number of Movie Streams (指定したい場合のみ)

FAQ

(Q)
次のような状況です。
  • 2chの音声を28本再生
  • 7.1chの音声を1本再生したい
ストリーミング流量としては問題無いはずです。
しかし"Number of Channels of Standard Streaming Voice"に8を指定するとワーストケースが「8chの音声を29本再生」ということになってしまいE2010052705が発生してしまいます。
このような場合どうすればよいですか?
(A)
Dbas設定を直接指定してください。
「プロジェクト設定 > CriWare > Atom > Enable Direct Dbas Config」にチェックを入れ、次のプロパティ値を適切に指定してください。
  • Dbas Max Streams
  • Dbas Max Bps
  • Dbas Max Mana Streams
  • Dbas Max Mana Bps
上記プロパティについての個別の説明は、 CRIWAREの初期化パラメータ詳細 をご確認ください。

FAQ:最大ストリーミング流量チェックを無効化することはできますか?

無効化することはできません。
プロジェクト設定には必ず妥当な値を設定してください。
この設定はメモリ確保量や、Atomの実際のストリーミング再生が円滑に行えるか否かにも影響します。