CriWare Unreal Engine
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Atom コンソールコマンド マニュアル

このマニュアルは、サウンドミドルウェア「Atom」に関連するコンソールコマンドをまとめたものです。各コマンドは機能ごとに分類されており、デバッグ、パフォーマンスチューニング、再生制御などに役立ちます。

基本的な使い方

  • ゲームエンジンやアプリケーションのコンソールを開き、コマンドを入力して実行します。

  • 引数に 0 / 1 が指定されているものは、多くの場合 0 が「無効」、1 が「有効」を意味します。

  • [ ] で囲まれた引数は、必要に応じて値を指定します。

コンソールの入力方法

Unreal Engineでコンソール コマンドを開くには、キーボードのチルダ キー (~) を押します。チルダ キーは通常、1 キーの左側にあり、` と ~ の両方が付いています。
コンソール コマンドは、 Unreal Editorウィンドウの下部にある下部ツールバーにも表示されます。

覚え書き
日本語 106 キーボード レイアウトでは、デフォルトのキーはアットマーク キー () です。

ほとんどのAtomコマンドは、**[CVar Name] [Value]** 構文を使用して、特定の コンソール変数 (CVar) を目的の値に設定します。

コンソールに入力したコマンドは、エディターにリアルタイムで反映されます。
コンソール コマンドは、ゲーム内、エディター内、または -server スイッチを使用してゲームがすでに開始されている場合はサーバーのコンソールから実行できます。

Atom固有のコマンドと CVars には、**atom.** というプレフィックスが付きます。
コンソールは自動提案と自動補完をサポートしているため、コンソールに「atom.」と入力して、使用可能なコマンドのリストを選択できます。


3D視覚化 (3D Visualization)

3D空間上でのサウンドの状態を視覚的に表示する機能に関連するコマンドです。

コマンド 説明 引数
atom.3dVisualize.Enabled すべての3D視覚化機能の有効/無効を切り替えます。 0: 無効, 1: 有効
atom.3dVisualize.ActiveSounds アクティブなサウンドの視覚化モードを設定します。 0: 無効
1: 音量(線形)
2: 音量(dB)
3: 距離
4: ランダムカラー
5: オクルージョン
atom.3dVisualize.ActiveSounds.Type 視覚化の対象となるサウンドの種類を設定します。 0: すべて
1: コンポーネントのみ
2: 非コンポーネントのみ
atom.3dVisualize.Attenuation キューで設定された減衰範囲の視覚化を有効にします。 0: 無効, 1: 有効
atom.3dVisualize.Listeners リスナーの位置を視覚化します。 0: 無効, 1: 有効
atom.3dVisualize.SpatialSources 空間化された音源を視覚化します。 0: 無効, 1: 有効
atom.3dVisualize.VirtualLoops 仮想ループの状態を視覚化します。 0: 無効, 1: 有効
atom.3dVisualize.MultiPositionSources マルチポジション音源を視覚化します。 0: 無効, 1: 有効

atom.3dVisualize.ActiveSounds で指定できるモード

このコンソール変数は、アクティブなAtomサウンドの3D可視化時の表示内容を切り替えます。
値ごとに以下のような意味があります。

モード名 説明
0 Not Enabled 可視化を無効化します。アクティブサウンドの3D表示は行われません。
1 Volume (Lin) サウンドの音量(リニア値)に応じて色や表示が変化します。音量が高いほど明るく表示されます。
2 Volume (dB) サウンドの音量(デシベル値)に応じて色や表示が変化します。dBスケールでの可視化です。
3 Distance サウンドとリスナーの距離に応じて色や表示が変化します。距離が近いほど明るく表示されます。
4 Random color 各サウンドをランダムな色で表示します。デバッグや識別用に便利です。
5 Occlusion 遮蔽(オクルージョン)状態を可視化します。遮蔽されているサウンドは異なる色で表示されます。

Attenuation View

atom.3dVisualize.Attenuation コマンドを使用してAttenuation Viewを有効にすると、詳細パネルで Developer -> Debug チェックボックスがオンになっているAtomキューのみが表示されます。


デバッグ (Debug)

サウンドに関する様々な情報を画面に表示するためのコマンドです。

コマンド 説明 引数
全般
atom.Debug.Display.X / Y デバッグテキストの表示位置をX, Y座標で指定します。 数値(ピクセル単位)
Sounds
atom.Debug.Sounds 現在再生中のサウンドに関するデバッグ情報を表示します。 0: 無効, 1: 有効
オプション: -AllViews
atom.Debug.Sounds.Max デバッグ表示するサウンドの最大数を設定します。 数値(デフォルト: 32)
atom.Debug.Sounds.ShowPath サウンドアセットの完全なパスを表示します。 0: 無効, 1: 有効
atom.Debug.Sounds.Sort 表示されるサウンドのソート順を指定します。 Class, Distance, Name, Priority, Time, Wave, Volume
atom.Debug.Sounds.TextColor デバッグテキストの色を指定します。 White, Red, Yellow, Blueなど
SoundCues
atom.Debug.SoundCues SoundCueのデバッグ情報を表示します。 0: 無効, 1: 有効
オプション: -AllViews
atom.Debug.SoundCues.Minimal SoundCueのデバッグ情報を簡易表示モードにします。 0: 無効, 1: 有効
atom.Debug.SoundCues.ShowDistance SoundCueまでの距離を表示します。 0: 無効, 1: 有効
atom.Debug.SoundCues.ShowPath SoundCueアセットの完全なパスを表示します。 0: 無効, 1: 有効
atom.Debug.SoundCues.Spacing.Char / Tab デバッグテキストの文字間隔とタブ幅を指定します。 数値
SoundWaves
atom.Debug.SoundWaves SoundWaveのデバッグ情報を表示します。 0: 無効, 1: 有効
オプション: -AllViews
atom.Debug.SoundWaves.Minimal SoundWaveのデバッグ情報を簡易表示モードにします。 0: 無効, 1: 有効
atom.Debug.SoundWaves.ShowDistance SoundWaveまでの距離を表示します。 0: 無効, 1: 有効
atom.Debug.SoundWaves.ShowPath SoundWaveアセットの完全なパスを表示します。 0: 無効, 1: 有効
SoundModulators
atom.Debug.SoundModulators SoundModulatorのデバッグ情報を表示します。 0: 無効, 1: 有効
オプション: -AllViews
atom.Debug.SoundModulators.Filter.Buses 表示するバスをフィルタリングします。 [Enabled] [Filter] (True/False フィルタ文字列)
atom.Debug.SoundModulators.Filter.Mixes 表示するミックスをフィルタリングします。 [Filter] (フィルタ文字列)
atom.Debug.SoundModulators.Enable.Matrix モジュレーションマトリックスの表示を切り替えます。 0: 無効, 1: 有効
atom.Debug.SoundModulators.Enable.Generators ジェネレータの表示を切り替えます。 0: 無効, 1: 有効
atom.Debug.SoundModulators.Filter.Generators 表示するジェネレータを名前でフィルタリングします。 [Name] (フィルタ文字列)
atom.Debug.SoundModulators.Filter.Generators.Type 表示するジェネレータをタイプでフィルタリングします。 [Name] [Enabled] (タイプ名 True/False)
atom.Modulation.Debug.UpdateRate モジュレーションのデバッグ情報の更新間隔を設定します。 数値(秒)
Debug (追加コマンド)
atom.Debug.PlaySoundCue 指定した SoundCue を再生します。 -Name [SoundName]: 短縮名で再生
-Path [ObjectPath]: パスで指定して再生
-Radius [Distance]: 空間化を有効化し距離を指定
-Azimuth [Angle]: 方位角を指定
-Elevation [Angle]: 仰角を指定
-AllViews: 全ビューポートで再生
-LogSubtitles: 字幕をログ出力
atom.Debug.PlaySoundWave 指定した SoundWave を再生します。 -Name [SoundName]: 短縮名で再生
-Path [ObjectPath]: パスで指定して再生
-Radius [Distance]: 空間化を有効化し距離を指定
-Azimuth [Angle]: 方位角を指定
-Elevation [Angle]: 仰角を指定
-AllViews: 全ビューポートで再生
-LogSubtitles: 字幕をログ出力
atom.Debug.StopSound デバッグサウンドを停止します。 オプション: -AllViews
atom.Debug.SoundPlaybacks サウンド再生情報をビューポートに表示します。 0: 無効, 1: 有効
オプション: -AllViews
atom.Debug.SoundRacks SoundRack情報をビューポートに表示します。 0: 無効, 1: 有効
オプション: -AllViews
atom.Debug.Streaming ストリームキャッシュ情報をビューポートに表示します。 0: 無効, 1: 有効
オプション: -AllViews

サウンド制御 (Sound Control)

空間音響、エフェクト、音量など、サウンドの再生方法を制御するコマンドです。

コマンド 説明 引数
全般
atom.soundscape.ResetSoundscape すべてのアクティブなSoundscape Paletteをリスタートします。 なし
atom.ClearMutesAndSolos すべてのミュートとソロ設定をクリアします。 1で実行
atom.AnalysisTimeShift ベイク済みの分析データの再生タイミングをずらします。 数値(秒)
atom.SetAudioChannelCount ソースのオーディオチャンネル数を強制的に変更します。 数値(0で無効)
atom.Modulation.SetPitchRange ピッチモジュレーションの最大範囲を設定します。 数値(セミトーン単位)
有効化 / 無効化
atom.AllowAudioSpatialization オーディオの空間化(3Dパンニング)を許可します。 0: 無効, 1: 有効
atom.DisableStereoSpread 3Dサウンドのステレオスプレッドを無効化し、単一地点から再生します。 0: 有効, 1: 無効
atom.UseListenerOverrideForSpread スプレッド計算にオーバーライドされたリスナー距離を使用するか設定します。 0: 実際の距離, 1: オーバーライド距離
atom.DisableDistanceAttenuation 距離による音量減衰を無効化します。 0: 有効, 1: 無効
atom.DisableOcclusion 障害物による音の遮蔽(オクルージョン)を無効化します。 0: 有効, 1: 無効
atom.EnableOcclusionFilterScale オクルージョン計算時にフィルター補正を適用します。 0: 無効, 1: 有効
atom.DisableEnvelopeFollowing エンベロープフォロワーを無効化します。 0: 有効, 1: 無効
atom.DisableSourceEffects ソースエフェクトを無効化します。 0: 有効, 1: 無効
atom.DisableAppVolume アプリケーション全体の音量設定を無視します。 0: 有効, 1: 無効
atom.DisableOwnerNotify SetOwnerの通知を無効化します。 0: 有効, 1: 無効
atom.BypassPlayWhenSilent サイレント時に再生処理をバイパスするか設定します。 0: 無効, 1: 有効

パフォーマンスと最適化 (Performance & Optimization)

CPU負荷やメモリ使用量を管理するためのコマンドです。

コマンド 説明 引数
仮想ループ
atom.VirtualLoops.Enabled 仮想ループ機能を有効化します。 0: 無効, 1: 有効
atom.VirtualLoops.PerfDistance 仮想ループに切り替わる距離の閾値を設定します。 数値(距離)
atom.VirtualLoops.UpdateRate.Min / Max 仮想ループの更新間隔の最小値と最大値を設定します。 数値(秒)
atom.VirtualLoops.ForceUpdateListenerMoveDistance リスナーがこの距離以上移動した場合に仮想ループを強制更新します。 数値(距離)
ストリーミングとキャッシュ
atom.streamcache.AtomSoundWaveDefaultLoadingBehavior AtomSoundWaveのデフォルトの読み込み動作を設定します。 0: オンデマンド, 1: 読み込み時保持, 2: 読み込み時準備, 3: 再生時にロード
atom.streamcache.AtomSoundBankDefaultLoadingBehavior AtomSoundBankのデフォルトの読み込み動作を設定します。 0: デフォルト, 1: ..., 3: オンデマンド
atom.streamcaching.PrimeSoundOnAtomComponents SetSound時にサウンドを自動的にキャッシュに読み込むか設定します。 0: 無効, 1: 有効
atom.editor.ForceAtomNonStreaming エディタ上で非ストリーミング再生を強制します。 0: 無効, 1: 有効
スレッド管理
AtomThread.SuspendAtomThread Atomスレッドを一時停止または再開します。 0: 再開, 1: 一時停止
AtomThread.AboveNormalPriority Atomスレッドの優先度を通常より高く設定します。 0: 通常, 1: 高優先度
AtomThread.EnableAtomCommandLogging Atomコマンドの送受信をログに出力します。 0: 無効, 1: 有効
コマンドバッファ
AtomThread.EnableBatchProcessing コマンドのバッチ処理を有効化します。 0: 無効, 1: 有効
AtomThread.BatchAsyncBatchSize 非同期バッチ処理で一度に処理するコマンド数を設定します。 数値
AtomCommand.FenceWaitTimeMs フェンスの待機時間を設定します。 数値(ミリ秒)
atom.FlushCommandBufferOnTimeout タイムアウト時にコマンドバッファをフラッシュするか設定します。 0: 無効, 1: 有効
atom.CommandBufferFlushWaitTimeMs コマンドバッファのフラッシュ待機時間を設定します。 数値(ミリ秒)
atom.CommandBufferMaxSizeInMb コマンドバッファの最大サイズを設定します。 数値(MB)
atom.CommandBufferInitialCapacity コマンドバッファの初期容量を設定します。 数値(要素数)
その他
atom.AtomSoundDistanceOptimizationLength 距離最適化によりカリングされるサウンドの最大持続時間を設定します。 数値(秒、デフォルト: 1.0)
atom.AtomGameplayVolumes.Enabled ゲームプレイボリュームシステムを有効化します。 0: 無効, 1: 有効
atom.AtomGameplayVolume.UpdateRate ゲームプレイボリュームの更新間隔を設定します。 数値(秒)
atom.FlushAtomRenderThreadOnGC GC(ガベージコレクション)実行時にAtomレンダリングスレッドをフラッシュします。 0: 無効, 1: 有効

システムとツール (System & Tools)

Atomシステムの監視や、シーケンサーとの連携などに関するコマンドです。

コマンド 説明 引数
Atom Monitor
atom.Monitor.Start Atom Monitorを開始します。 [Port=<ポート番号>]
atom.Monitor.Stop Atom Monitorを停止します。 なし
atom.Monitor.EnableOutputLog Atom Monitorの情報をログに出力します。 0: 無効, 1: 有効
atom.Monitor.LogStatus Atom Monitorの現在の状態をログに出力します。 なし
シーケンサー
Sequencer.Atom.MaxDesyncTolerance オーディオとシーケンサー間の非同期の最大許容時間を設定します。 数値(秒)
Sequencer.Atom.IgnoreAudioSyncDuringWorldTimeDilation ワールドタイムのスケール変更時にオーディオ同期を無視するか設定します。 true: 無視, false: 同期
Sequencer.Atom.UseAtomClockForAudioDesync オーディオの非同期判定にAtomレンダースレッドのクロックを使用します。 0: 無効, 1: 有効
Sequencer.Atom.PlayAudioWhenPlaybackJumps シーケンサーの再生位置がジャンプした際にオーディオを再生します。 true/false
その他
atom.DumpActiveSounds 現在アクティブなサウンドの全情報をログに出力します。 なし
atom.ReportAtomRuntimes アクティブなAtomランタイムの一覧をログに出力します。 なし
atom.MaxWorldDistance オーディオが聞こえる最大距離を指定します。 数値(距離)
atom.rack.clearbrokenrackassets 破損している可能性のあるラックアセットの親子関係をチェック・修正します。 0: 無効, 1: 有効
atom.InteriorData.UseIAtomActiveSoundUpdate Atomの内部データ更新ロジックを切り替えます。 0: 無効, 1: 有効
atom.FocusData.InitializeFocusFactorOnFirstUpdate フォーカス係数の初期化タイミングを設定します。 0: 無効, 1: 有効