CriWare Unreal Engine
Plug-ins for CriWare solutions.
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Niagara

本ページではNiagaraパーティクルシステムにおける、パーティクルのスポーン時、デストロイ時にADXサウンドを再生する方法を記載しています。

なお、本記事ではUnrealEngineのNiagaraという機能に対しての音付けとなるため、基本機能については下記のリンクをご参照ください。

■UnrealEngine Niagara公式ドキュメント
https://docs.unrealengine.com/5.1/ja/creating-visual-effects-in-niagara-for-unreal-engine/
https://docs.unrealengine.com/5.1/ja/how-to-create-audio-effects-in-niagara-for-unreal-engine/

■Niagaraでのエフェクト制作例
https://www.ultra-noob.com/blog/2021/49/

NiagaraでADXサウンドを再生するための準備

NiagaraでADXサウンドを再生するための準備としては、CriWareNiagaraプラグインがエディタ上で有効になっている必要があります。


そのため、利用する際にはUnrealEngineに適用されているCriWare UnrealEngine Pluignに本プラグインが含まれ、且つ有効か確認してください。

CriWareNiagaraPluginには、ADXサウンドを再生するモジュールが含まれています。

データ列挙型

  • ECriWareNiagara_AtomParamType.uasset
  • ECriWareNiagara_PlayAtomMode.uasset

Niagaraモジュール

  • PlayAtom.uasset
  • PlayPersistentAtom.uasset
  • UpdatePersistentAtom.uasset
  • StopAndPlayAtomSoundWhenParticleDie.uasset

NiagaraシステムでADXサウンドを再生する場合は、NiagaraモジュールをNiagaraエミッターやNiagaraシステム中で利用していきます。

Niagaraでのサウンド再生

Niagaraではパーティクル属性内にAtomPlayerインターフェースを変数として持ち、それを利用してサウンド再生の設定をNiagaraエミッター内にモジュールを追加します。

ADXサウンドを再生するためのモジュールの利用方法は以下の通りです。

PlayAtomモジュール

ワンショットのサウンド再生で利用します。
Niagaraエミッター内の「パーティクルのスポーン」内で呼び出すようにします。


PlayPersistentAtom

パーティクル更新などで座標の変更を行いたい場合ではPlayPersistentAtomモジュールを利用します。
「パーティクルのスポーン」時に呼び出すことで利用します。


なお、本モジュールを利用する場合においては、パーティクル属性の項目にAtomPlayer変数を追加し設定を行う必要があります。
具体的には以下の手順になります。
1.AtomPlayer変数をパーティクル属性に追加
2.AtomPlayer変数をパーティクルのスポーン内に配置し、再生したいサウンドなどを指定
3.PlayAtom変数が、パーティクル属性に追加されているため、パーティクルのスポーン内にPlayAtom変数を追加し、trueを指定しておく
4.PlayPersistentAtomモジュールをパーティクスのスポーン内に追加し、AtomPlayerの項目に1で作成したAtomPlayerを指定
5.適宜モジュール内のボリュームなどのパラメータを調整する
この手順で再生処理を実装する必要があります。
特にAtomPlayer変数は後述のUpdatePersistentAtomモジュールで以下が必要となるため、AtomPlayer変数をパーティクル属性に追加してPlayPersistentAtomでの再生を行ってください。

  • 時間経過
  • パーティクルの状態によるAISAC等の変更でAtomPlayerの指定

UpdatePersistentAtom

PlayPersistentAtomモジュールで再生したサウンドのLocationやRotation、Volume、Pitchなどを「パーティクルの更新」内で変更することができます。

警告
一つのモジュールで変更できるパラメータの種類は1つに限られます。
複数のパラメータを更新する場合は、更新するパラメータ数分のモジュールを「パーティクルの更新」内に追加してください。


変更できるパラメータについては以下の図の通りのものが毎フレーム更新されるようになります。