CRIWARE Unity Plugin Manual  Last Updated: 2024-12-05
マルチプラットフォームアセット
Asset Support アドオンでは、プラットフォームに応じたデータをロードするための「マルチプラットフォームアセット」機能を利用できます。

マルチプラットフォームアセットの概要

CRIWARE において、機種ごとに異なるパラメータのデータを利用する場合は別々のバイナリデータとして出力して頂く必要があります。
  • 機種固有コーデックの利用
  • ハードウェアのスペックに合わせたチューニング
機種固有のCRIアセットを直接使う替わりに、マルチプラットフォームアセットを参照することでプラットフォームに応じたデータを利用することが可能です。
addon4u_assetsupport_assets_multiplatform_intro.png
マルチプラットフォームアセットはランタイムで利用される機種固有のCRIアセットへの参照を持ちます。この参照先はマルチプラットフォームアセットの作成時や Unity Editor で Switch Platform した際にプラットフォームに応じたアセットへと切り替わります。
ランタイムでは実行中のプラットフォームに対応するデータのみ取得可能です。必要な機種固有CRIアセットはマルチプラットフォームアセットの参照先として自動的にビルドに含まれます。

マルチプラットフォームアセットの作成

[Assets]->[Create]->[CRIWARE] メニュー以下の項目からマルチプラットフォームアセットの作成が可能です。
addon4u_assetsupport_assets_multiplatform_create.png
対象のアセット種別に応じて対応するマルチプラットフォームアセットを作成してください。
  • MultiPlatform ACB
  • MultiPlatform ACF
  • MultiPlatform USM
マルチプラットフォームアセットには下記の設定項目があります。
項目説明
Default Asset デフォルトのCRIアセット。Override Assetsに該当する機種が存在しない場合に利用されます。
Override Asset 機種固有CRIアセットを持つ機種と実際に利用されるアセットのリスト。
Override Assetsに対応する機種数分の項目を用意し、各項目でプラットフォームと実際に利用するデータに対応するアセットを指定してください。
複数のプラットフォームで共通して利用するアセットがある場合はDefault Assetプロパティをご利用いただけます。

機種固有のAWBアセットについて
AWBアセットについてはマルチプラットフォームアセットでの直接の対応は行っておりません。
AWBアセットは各機種向けのACBアセットから参照されるため、機種固有ACBアセットとAWBアセットとの紐付けを行っておけば、ACBの機種固有のデータ対応によって適切なAWBがロードさせることになります。
詳しくは「 [ACBアセット] AWBの紐づけ 」をご参照ください。

マルチプラットフォームアセットの利用

インポートした機種固有CRIアセットの代わりに、作成したマルチプラットフォームアセットを利用してください。
マルチプラットフォームアセットはCRIバーチャルアセットとなっており、CRIアセット実体と同様の方法で利用可能です。

addon4u_assetsupport_assets_multiplatform_use.png
各アセットに定義されている各APIに関しても全て同様にご利用いただけます。
詳しくは各アセットのリファレンスマニュアルをご参照ください。