Timeline拡張の使用方法

トラックの作成

Timelineの空白部分でマウス右クリック / Addボタン ⇒ CriTimeline.Atom ⇒ Cri Atom Trackから新しいAtomトラックを作成出来ます。

PlayableDirectorコンポーネントにセット済みのTimelineアセットでは、Cri Atomトラックに再生用のCriAtomSourceコンポーネントをバインド出来ます。
このトラック上のすべてのクリップはこのCriAtomSourceを通して再生することになります。
複数のトラックに同じCriAtomSourceをバインドすることも可能です。

各トラックのインスペクタ編集項目

各トラックのインスペクターに以下の設定項目があります。

• Aisac Control：トラック曲線で制御できるAISACコントロールの名前
  
• Stop On Wrapping：ループ再生されるトラックに対して、新しいループが開始する時に前回のループ再生を止めるか否か
  
• Stop At Graph End：Timeline再生が止まった時、このトラックのサウンド再生を止めるか否か
  
• Apply Playable Speed：Playableに対して指定した再生速度を音声にも適用するか否か
  
• Check Position Within Clip：Clip内での再生位置を変化させた際に音声の再生位置も変化させるか否か
  
  • ※再生用PlayableDirectorのtimeUpdateModeが「Manual」の場合はこちらのチェックを外してください。
    
• Show Mono Waveform：このトラック上で、各クリップの最初のチャンネルの波形を描画するかどうか（falseの場合、全チャンネルの波形が描画されます）
  
  

クリップの作成

Atomトラックの空白部分でマウス右クリック ⇒ Add Cri Atom Clipでトラックに新しいクリップを追加することができます。
複数クリップを重ねることもできます。

各クリップのインスペクタ編集項目

各クリップのインスペクターに以下の設定項目があります。

上半：

• クリップの位置・長さ
  
• フェードイン・フェードアウトの長さ
  
• ブレンド（フェードイン・アウト）の変化曲線
  ※スピード係数は現時点では動作しません。
  

下半：

• クリップが再生するキューシートとキューの指定
  
• Stop Without Release：クリップ終了による停止時、リリースを有効にするか否かの設定
  
• Muted：クリップをミュートにするか否か
  
• Ignore Blend：クリップのブレンド設定を無視するか否か
  
• Loop Within Clip：クリップ内でループ再生するか否か
  
• Stop At Clip End：クリップの末尾で再生を止めるか否か
  
• 音量・ピッチ・AISACコントロールの値の設定
  
  • この3つの値の変化は後述のTimelineカーブビューで制御できます。
    
  • AISACコントロールの名前はトラックのインスペクタ画面で設定できます。
    
    

Timelineウインドウ編集項目

• クリップの位置・長さ
  
• (Unity 2019以上、Ctrlキーを押しながらクリップの縁を調整)フェードイン・フェードアウトの長さ
  
• カーブビューで、音量・ピッチ・AISAC値変化のキーポイントを設定
  
  • Unity2018：レコードボタンをオンにするとキーポイントを置き、オフにすると設定が適用され、この時点で現れたカーブビューボタンをクリックして変化曲線を確認・編集
    
  • Unity2019：カーブビューボタン押してカーブビューを表示させて、変数を選び、曲線にダブルクリックしてキーポイントを置く
    
    

Editモードでのプレビュー再生について

UnityのEditモード下でも、TimelineウインドウでCRI Atom Clipの音声をプレビュー再生することができます。
ドラッグ中のスクラブ再生や、音源の3Dポジショニング、マルチリスナーにも対応しています。

マルチリスナーのプレビュー再生時の動作は、エディタインスペクター上で選択されたGameObjectに CriAtomListener コンポーネントがあるかどうかによって変わります：

• 選択中のCriAtomListenerがない場合：各CriAtomSourceはそれぞれに一番近いCriAtomListenerに音声を鳴らします。これはPlayモードや実機ランタイムでのデフォルト動作と同様です。
  
• 選択中のCriAtomListenerがある場合：選択中のCriAtomListenerにすべてのCriAtomSourceの音声が鳴ります。
  

プレビュー再生時にはCriAtomListenerのActiveListenerOnEnable設定は適用されませんので、排他的CriAtomListenerをプレビューしたい場合、上記のようにCriAtomListenerのGameObjectを選択してTimelineを再生してください。
※CriAtomListenerのGameObjectを選択するとTimelineウインドウのフォーカスが外され、再生が止まりますが、Timelineウインドウのロックボタンを活用して再生状態を保持することができます。