Atomサウンドレンダラ

本システムはマルチプラットフォームに対応しているため、エフェクトなどの信号処理をソフトウェアで行う場合とプラットフォームの持つサウンドハードウェアによって行う場合があります。
PCや据え置き型コンシューマゲーム機のように計算能力の高いプラットフォームでは、本システムの持つソフトウェアシンセサイザ「Atomサウンドレンダラ」によって処理されます。

バスとチャンネルストリップ

Atomサウンドレンダラは、バスとチャンネルストリップの考え方をサポートし、柔軟な信号処理を実現できます。
バスは必ず１つのチャンネルストリップに接続されています。
チャンネルストリップは、8本のバスに対してそれぞれセンドレベルを設定して出力できます。

ボイスの内部構造と接続

ボイスは、レートコンバータとチャンネルストリップを持っており、複数のバスに送り出すことができます。
送り出された音声データは、最終的にはマスターバスでミックスされ、プラットフォームのサウンドライブラリを介して最終の音声信号として出力されます。

• レートコンバータ
  波形データのサンプリングレートをチャンネルストリップやバスのサンプリングレートにコンバートします。
  
• チャンネルストリップ
  ボリューム、エフェクト、パンナーを持っており、入力音声を加工して、最大８本のバスに別々のセンドレベルで送り出すことができます。
  
• エフェクト
  いくつかのエフェクトプログラムから選択し、使用することができます。