サンプル内容

概要

McDSPのエフェクトを扱うサンプルです。

操作方法

• 左側の「Play Cue 1」/「Play Cue 2」ボタンを押すと音声がループ再生されます。
  
  
• 右側のエフェクト名が付くボタンを押すと、再生される音声がエフェクトのかかった状態に切り替えられます。
  
  • 「MasterOut」ボタンを押すとエフェクトのかかっていない元の音声に切り替えます。
    
    
• 「Snapshot1」/「Snapshot2」ボタンを押すと、エフェクトのパラメータが3秒間を掛けて、今の状態からDSPバススナップショットの設定値に段階的に変化します。
  
  
• 右下のテキストボックスにかかっているエフェクト名と適用されたスナップショット名が表示されます。
  
  
• 「Stop All」ボタンを押すとすべての音声再生が止まります。
  
  
• 「Reset Effect」ボタンを押すと、エフェクトとスナップショット設定がリセットされます。
  
  

シーン情報

プログラムの解説

このサンプルではMcDSPエフェクト対応のACF/ACBファイルが使用されています。
スクリプトScene_01_McDSP_Preview.csでは、各エフェクトに該当するDSPバスのセンドレベルを0または1に調整して、出力音声の切り替えを行っています。
以下の手順で、エフェクトの適用と切替が行われています：

1. McDSPエフェクトの初期化はAssets/Plugins/CriWare/Expansions/CriAfxMcDspInitializer.csにより起動時に自動的に行われます。もし手動登録が必要な場合はCriAfxMcDspInitializer.AddInterfaces()をご使用ください。
   
   • AddInterfaces()は必ずACFファイルの登録前に行ってください。
     
     
2. CriAtomEx.AttachDspBussetting(string dspBusSettingName)を使用し、McDSPのバス設定を適用します。
   
   • DSPバス設定の名前はデータの設定値に合わせてください。
     
     
3. CriAtomSource.SetBusSendLevel(string busName, float level)を使用し、出力したいエフェクトのバスセンドレベルを設定します。
   
   • サンプルではデータに合わせて、各エフェクトのバス名などを配列effectListに定義しています。
     
     
4. CriAtomEx.ApplyDspBusSnapshot(string snapshotName, int timeMs)を使用し、指定したtimeMs(ミリ秒)を掛けて、エフェクトのパラメータを現状からスナップショットの設定値に段階的に変化できます。
   
   • スナップショットの名前はデータの設定値に合わせてください。
     
   • スナップショット設定はすべてのエフェクトバスに影響します。
     
     
5. CriAtomEx.DetachDspBusSetting()することで、エフェクトとスナップショットの状態を一旦クリアすることができます。