CRIWARE Unity Plugin Manual  Last Updated: 2024-12-05
WebGL版の概要

概要

この章はWebGL版CRIWAREの環境固有の情報について解説します。
WebGLターゲットはiOSやAndroidに比べ制限が多い環境のため、様々なことに気を付ける必要があります。

動作の仕組み

CRIWARE

WebGLターゲットのCRIWARE Unityプラグインは、他の機種と同じくUnityのネイティブプラグインとして提供されます。
Unityのネイティブプラグインの詳細は、Unityのドキュメントをご参照ください。
CRIWARE は Emscripten でビルドした .a ファイル及びブラウザ機能を使用するための .jslib ファイルで構成されています。
以下の図はCRIWARE for Unity(WebGL)の概要図です。
cri4u_webgl_modules.png
CRIWARE for Unity WebGL

動作環境

Unityの対応ブラウザに準じます。詳しくはUnityのドキュメントを参照してください。
またADXのオーディオ出力には AudioWorklet を使用するため、https 環境(またはlocalhost)でのみ動作します。

WebGL向けプラグイン使用時の注意点

WebGL版のCRIWAREプラグインを使用する前に、以下の点にご注意ください。

対応するUnity EditorのバージョンとWebGLプラグインパッケージ

WebGL向けCRIWARE Unityプラグイン現在 Emscripten 3.1.8 を使用してビルドされています。
ご使用には Unity 2022.3 以上が必要です。違うEmscriptenバージョンでビルドしたライブラリーが必要な場合はお問い合わせください。
構成違いのプラグインの詳細については以下をご参照ください。

データのフォーマット

WebGL向けCRIWARE UnityプラグインはADX/HCAコーデックをサポートします。PCターゲット向けにビルドしたADX/HCAコーデックが含まれたADXデータ(.acb/.awb)を使用してください。
従来のプラグイン向けにWebGLターゲットを使用してビルドしたAACデータとは互換性がないことに注意してください。

非同期ローディング

WebGLターゲットでは、データのロードを非同期に行うことが必須のため、
データロードのタイミングによっては、他ターゲットと同じように動作しないケースがあります。
その場合はWebGL向けにスクリプトを一部修正する必要があります。

トラブルシューティング

WebGLターゲット特有のトラブルについてはこちらをご参照ください。