CRIWARE Unity Plugin Manual
Last Updated: 2024-04-24
バインダ
バインダについて
「バインダ」(CriFsBinder)
は、仮想的なドライブあるいはデバイスのようなものです。
バインダには、ファイルやディレクトリ、CPKファイルを登録(バインド)することができます。
ファイルの読み込みは、このバインダを経由して、
「ローダ」(CriFsLoader)
により行います。
バインダの利点
バインダには次のような利点があります。
読み込み元(ファイル、ディレクトリ、CPKファイルなど)によらず、ファイルの読み込み処理を同様に記述できます。
バインダを使うことで読み込み元を簡単に切り替えることができます。
複数の読み込み元を一括して管理することができます(
「マルチバインド」
)。
バインド時にファイルをオープンするので、高速にファイルを読み込むことができます。
単一ファイルをバインドする場合にも有効です。
ネットワーク上のファイルもバインドすることができます。ネットワーク負荷の軽減にも寄与します。
マルチバインド機能
バインダには複数の読み込み元を登録できるので、次のような使い方が可能になります。
複数CPKファイルのバインド
複数のCPKファイルをバインドする時、どのCPKファイルにコンテンツファイルがあるのか意識する必要はありません。
[備考]
バインドされたCPKファイル中を順番に検索するため、ファイル検索に時間がかかる可能性があります。
[参照]サンプル「
[CriFs]ディレクトリバインド
」
ディレクトリバインド
CPKファイルとディレクトリをバインドします。
CPKファイル内のデータ更新があった場合、CPKファイルにパッキングすることなく、更新ファイルを確認することができます。
[備考]
ディレクトリバインドは、バインド時にファイルをオープンしません。
そのため、ファイル読み込み時のオープン処理のためファイルアクセスに時間がかかります。
データ更新時の実機でのデータ確認など、デバッグ機能として利用してください。
[参照]サンプル「
[CriFs]ネイティブAPIラッパー
」
インターネット経由での更新ファイルの提供
ディレクトリバインドの応用です。
サーバー上の指定ディレクトリ下に更新ファイルを置いておき、インターネット経由でファイルを提供します。
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