ここでは、Nuendo で書き出したオーディオファイルを CRI Atom Craft のプロジェクトに登録する方法について説明します。
オーディオファイル書き出し
Nuendo でオーディオファイルを書き出し、CRI Atom Craft に登録します。
これを「オーディオファイル書き出し」と呼びます。
オーディオファイル書き出しは、次の手順で行います。
- オーディオファイルの登録先指定
- Nuendoからのオーディオファイル書き出し
- マテリアルインポーター でプロジェクトに登録
オーディオファイルの登録先指定
オーディオファイル書き出し機能を使用するには、以下の操作が必要です。
- CRI Atom Craft のマテリアルツリーにて、オーディオファイルを登録するフォルダーを選択する
- Game Audio Connect ウインドウに、「選択したマテリアルフォルダーのパス」と「Asset」の文字が表示がされます
Nuendoからのオーディオファイル書き出し
Nuendo からオーディオファイル書き出しを行う方法は、次の3つです。
「Game Audio Connect」ウインドウ
「Game Audio Connect」ウインドウに、オーディオイベントをドラッグアンドドロップするのがもっとも簡単な方法です。
1つのオーディオイベントにつき1つのオーディオファイルを書き出します。
手順は次の通りです。
- オーディオイベント(複数可)を選択する
- 「Game Audio Connect」ウィンドウにドラッグアンドドロップする
- 書き出し処理が動作する
「選択したイベントを書き出し」ダイアログ
「選択したイベントを書き出し」ダイアログ によりオーディオファイル書き出しができます。
1つのオーディオイベントにつき1つのオーディオファイルを書き出します。
手順は次の通りです。
- オーディオイベント(複数可)を選択する
- メニュー[ファイル] -> [書き出し] -> 「選択したイベントを書き出し」を選択し、「選択したイベントを書き出し」ダイアログを開く
- レンダリングオプションを指定し、「書き出し」ボタンを選択する
- 書き出し処理が動作する
- 覚え書き
- 「選択したイベントを書き出し」の詳細は
Nuendoのドキュメント 選択したイベントの書き出し、 「選択したイベントを書き出し」ダイアログなどを参照してください。
「オーディオミックスダウン書き出し」ダイアログ
「オーディオミックスダウン書き出し」ダイアログ によりオーディオファイル書き出しができます。
手順は次の通りです。
- メニュー[ファイル] -> [書き出し] -> 「オーディオミックスダウン書き出し」を選択し、「オーディオミックスダウン書き出し」ダイアログを開く
- 「iXML チャンクを挿入」を有効にする
- レンダリングオプションを指定し、「オーディオを書き出し」ボタンを選択する
- 書き出し処理が動作する
- 注意
- Nuendo連携機能で使用するオーディオファイルを書き出すには、「iXML チャンクを挿入」を有効にする必要があります。
マーカーを利用した「範囲を書き出し」
なお、マーカーを利用した「範囲を書き出し」にも対応しています。この場合、マーカーの範囲毎に別々のオーディオファイルとして書き出します。
- 覚え書き
- 「オーディオミックスダウン書き出し」の詳細は
Nuendoのドキュメント 「オーディオミックスダウン書き出し (Export Audio Mixdown)」ダイアログなどを参照してください。
マテリアルインポーター でプロジェクトに登録
Nuendo にてオーディオファイル書き出し処理を行うと、CRI Atom Craft のマテリアルインポーター ウインドウが表示されます。
「インポート」ボタンを選択すると、表示されているオーディオファイルをマテリアルとして登録します。
なお、マテリアルの作成と同時にキューやトラックを作成することが可能です。
ワークユニットツリーにてキューシートやキューを選択した状態で、インポートを行ってください。
マテリアルインポーターの設定
マテリアルインポーターでは、次の設定が可能です。
- マテリアル作成先
マテリアルフォルダーのパスを表示します。ここがオーディオファイルの登録先となります。
CRI Atom Craft上のマテリアルツリーにて、マテリアルフォルダーを選択することで変更できます。
パスの直接入力は不可です。
- シーケンス作成先
ワークユニットツリーで選択中のキューシート/キューフォルダー/キューいずれかのパスを表示します。
CRI Atom Craft上のワークユニットツリーにて、キューシート/キューフォルダー/キューいずれかを選択することで変更できます。
この設定を行うことで、インポート時に自動的にキューまたはトラックを作成します。
パスの直接入力は不可です。
- インポートマテリアル情報リスト
オーディオファイル単位で登録設定を変更できます。
項目 | 説明 |
インポートチェックボックス | チェックを無効にしたオーディオファイルはインポートしません。 |
オーディオファイル | 登録するオーディオファイル名 |
マテリアル登録方法 | [追加] / [置き換え]の2つがあります。
[追加]: マテリアルを新規追加します。マテリアル作成先のフォルダーに同名マテリアルがない場合、本設定になります。
[置き換え]: マテリアルのオーディオファイルを置き換えます。マテリアルの設定値は変更しません。既に同名マテリアルが存在する場合、本設定になります。 |
作成するシーケンスオブジェクト | 本項目は、「シーケンス作成先」への設定を行うことで有効になります。
チェックを無効にすると、シーケンスオブジェクトを作成しません。
このインポート処理で作成するシーケンスオブジェクトの種類を表示しています。種類は、キュー/トラックの2つです。 |
パス | Nuendo で書き出したオーディオファイルのパスです。 |
- インポートボタン
インポート処理を行います。