CRI ADX  Last Updated: 2024-09-25 17:41 p
入力音声に関するパラメーター

チャンネルコンフィグ

チャンネルコンフィグ( CriAtomChannelConfig )は、音声データのチャンネル構成を決定するパラメーターです。
Atomライブラリはチャンネルコンフィグに基づき、入力された音声データの各チャンネルがどのスピーカーに対応しているか解釈します。
チャンネルコンフィグは、デフォルト値があらかじめAtomライブラリ内に保持されています。
例えば、8chの音声データのチャンネルコンフィグは CRIATOM_CHANNEL_CONFIG_7_1 です。 よって、8chの音声データはデフォルト状態では7.1chの音声データと解釈されます。
チャンネルコンフィグのデフォルト値は、 criAtom_ChangeDefaultChannelConfig 関数で変更が可能です。
例えば、以下のコードを実行した場合、Atomライブラリは8chの音声データを5.1.2chの音声データと解釈するようになります。
/* 8chの音声を5.1.2ch音声として扱うよう指示 */
void criAtom_ChangeDefaultChannelConfig(CriSint32 num_channels, CriAtomChannelConfig channel_config)
チャンネルコンフィグのデフォルト値変更
@ CRIATOM_CHANNEL_CONFIG_5_1_2
Definition: cri_le_atom.h:1180
チャンネルコンフィグのデフォルト値や使用例については、APIリファレンス「 criAtom_ChangeDefaultChannelConfig 」をご確認ください。
特定の音声の再生時のチャンネルコンフィグを変更するためにはAPIリファレンス「 criAtomExPlayer_SetChannelConfig 」をご確認ください。

チャンネルオーダー

チャンネルオーダーは、音声データのチャンネル順序を決定するパラメーターです。
入力された音声データの各チャンネルがどのスピーカーから出力されるべきかは、チャンネルコンフィグとチャンネルオーダーから一意に決定されます。
例えば、8chの音声データを再生する場合、デフォルト状態ではAtomライブラリは以下の順序で音声データがインターリーブされていると解釈します。
チャンネル番号 想定されるチャンネル
0 レフト
1 ライト
2 センター
3 LFE
4 サラウンドレフト
5 サラウンドライト
6 サラウンドバックレフト
7 サラウンドバックライト
チャンネルオーダーのデフォルト値は、 criAtom_ChangeDefaultChannelOrder 関数で変更が可能です。
例えば、入力音声のサラウンドバック成分がサラウンド成分より前にある7.1chの音声データ(4、5チャンネル目と6、7チャンネル目とが入れ替わった音声データ)を使用する場合、以下のようなコードでチャンネル並び順を指定する必要があります。
// 8ch音声について、サラウンド成分とサラウンドバック成分が
// ライブラリの想定と逆順にインターリーブされていることを明示
CriSint32 channel_order[] = { 0, 1, 2, 3, 6, 7, 4, 5 };
void criAtom_ChangeDefaultChannelOrder(CriSint32 num_channels, const CriSint32 *channel_order)
チャンネル順序のデフォルト値変更
チャンネルオーダーのデフォルト値や使用例については、APIリファレンス「 criAtom_ChangeDefaultChannelOrder 」をご確認ください。