CRI ADX  Last Updated: 2024-09-25 17:41 p
CriAtomHcaMxPlayerConfigTag 構造体

#include <cri_le_atom.h>

フィールド

CriSint32 max_channels
 最大出力チャンネル数 [詳解]
 
CriSint32 max_sampling_rate
 最大サンプリングレート [詳解]
 
CriBool streaming_flag
 ストリーミング再生を行うかどうか [詳解]
 

詳解

HCA-MXプレーヤー作成用コンフィグ構造体

説明:
HCA-MXが再生可能なプレーヤーを作成する際に、動作仕様を指定するための構造体です。
criAtomPlayer_CreateHcaMxPlayer 関数の引数に指定します。

作成されるプレーヤーは、ハンドル作成時に本構造体で指定された設定に応じて、 内部リソースを必要なだけ確保します。
プレーヤーが必要とするワーク領域のサイズは、本構造体で指定されたパラメーターに応じて変化します。
注意
将来的にメンバが増える可能性があるため、 criAtomPlayer_SetDefaultConfigForHcaMxPlayer マクロを使用しない場合には、使用前に必ず構造体をゼロクリアしてください。
(構造体のメンバに不定値が入らないようご注意ください。)
参照
criAtomPlayer_CreateHcaMxPlayer, criAtomPlayer_SetDefaultConfigForHcaMxPlayer

フィールド詳解

◆ max_channels

CriSint32 max_channels

最大出力チャンネル数

説明:
Atomプレーヤーで再生する音声のチャンネル数を指定します。
criAtomPlayer_CreateHcaMxPlayer 関数で作成されたAtomプレーヤーは、max_channelsで指定した チャンネル数"以下の"音声データを再生可能です。

◆ max_sampling_rate

CriSint32 max_sampling_rate

最大サンプリングレート

説明:
Atomプレーヤーで再生する音声のサンプリングレートを指定します。
criAtomPlayer_CreateHcaMxPlayer 関数で作成されたAtomプレーヤーは、max_sampling_rateで指定した サンプリングレートと一致する音声データのみを再生可能です。

備考:
最大サンプリングレートを下げることで、Atomプレーヤー作成時に必要となるワークメモリ のサイズを抑えることが可能です。
注意
指定された最大サンプリングレートに一致しないデータは、再生することはできません。
例えば、最大サンプリングレートを48000に設定した場合、作成されたAtomプレーヤーで 48000Hz以外の音声を再生することはできません。
(レート変換されて出力されることはありません。)

◆ streaming_flag

CriBool streaming_flag

ストリーミング再生を行うかどうか

説明:
Atomプレーヤーでストリーミング再生(ファイルからの再生)を行うかどうかを指定します。
streaming_flagにCRI_FALSEを指定した場合、作成されたAtomプレーヤーはオンメモリのデータ 再生( criAtomPlayer_SetData 関数で指定したメモリアドレスの再生)のみをサポート します。(ファイルからの再生はできません。)
streaming_flagにCRI_TRUEを指定した場合、作成されたAtomプレーヤーはオンメモリのデータ 再生に加え、ファイルからの再生( criAtomPlayer_SetFile 関数や criAtomPlayer_SetContentId 関数で指定されたファイルの再生)をサポートします。
補足:
streaming_flagをCRI_TRUEにした場合、Atomプレーヤー作成時にファイル読み込み用のリソース が確保されます。
そのため、streaming_flagをCRI_FALSEの場合に比べ、Atomプレーヤーの作成に必要なメモリの サイズが大きくなります。

この構造体詳解は次のファイルから抽出されました: