CriMana VP9 API

データ構造
struct	CriManaVp9DecoderConfig
	VP9デコーダー用コンフィグ構造体 [詳解]

マクロ定義
#define	criMana_SetDefaultVp9DecoderConfig(p_config)
	VP9ムービー用デコーダーコンフィグ構造体にデフォルト値をセット [詳解]

関数
CriSint32	criMana_CalculateVp9DecoderWorkSize (const CriManaVp9DecoderConfig *config)
	VP9デコーダー初期化用ワークサイズ計算関数 [詳解]
void	criMana_SetupVp9Decoder (const CriManaVp9DecoderConfig *config, void *work, CriSint32 work_size)
	VP9デコーダー初期化パラメーターのセットアップ関数 [詳解]

詳解

マクロ定義詳解

criMana_SetDefaultVp9DecoderConfig

#define criMana_SetDefaultVp9DecoderConfig

(

p_config

)

値:

{\
    (p_config)->mem_alloc_func  = CRI_NULL;\
    (p_config)->mem_free_func   = CRI_NULL;\
    (p_config)->mem_usr_obj     = CRI_NULL;\
    (p_config)->thd_num_threads = -1;\
}

VP9ムービー用デコーダーコンフィグ構造体にデフォルト値をセット

引数

[in]

p_config

VP9ムービー用デコーダーコンフィグ構造体へのポインタ

説明:

criMana_SetupVp9Decoder 関数に設定するデコーダーコンフィグ構造体( ::CriManaVp9DecoderConfig ) に デフォルトの値をセットします。

注意

criMana_SetupVp9Decoder 関数に渡す際には、必ず mem_alloc_func と mem_free_func に メモリ確保、解放可能な関数を設定してください。
コード例を以下に示します。

CriManaVp9DecoderConfig vp9_config;
 
criMana_SetDefaultVp9DecoderConfig(&vp9_config);
vp9_config.mem_alloc_func   = usr_alloc;
vp9_config.mem_free_func        = usr_free;
vp9_config.mem_usr_obj      = CRI_NULL;
 
criMana_SetupVp9Decoder(&vp9_config, work, work_size);

参照

CriManaVp9DecoderConfig

関数詳解

criMana_CalculateVp9DecoderWorkSize()

CriSint32 criMana_CalculateVp9DecoderWorkSize

(

const CriManaVp9DecoderConfig *

config

)

VP9デコーダー初期化用ワークサイズ計算関数

引数

[in]

config

VP9デコーダー初期化用コンフィグ構造体

戻り値

CriSint32 VP9デコーダー初期化用ワークサイズ

呼び出し条件:

スレッドセーフです。

説明:

libvpxを使ったVP9ムービー再生用のデコードモジュールを初期化するためのワーク領域のサイズを取得します。 必要とするワーク領域のサイズは、初期化コンフィグ構造体の内容によって変化します。
引数 config の情報は、関数内でのみ参照されます。関数実行後に config の領域を解放 しても問題ありません。

参照

CriManaVp9DecoderConfig, criMana_SetupVp9Decoder

criMana_SetupVp9Decoder()

void criMana_SetupVp9Decoder	(	const CriManaVp9DecoderConfig *	config,
		void *	work,
		CriSint32	work_size
	)

VP9デコーダー初期化パラメーターのセットアップ関数

引数

[in]	config	VP9デコーダー初期化用コンフィグ構造体
[in]	work	アプリ側で確保済みのワーク領域のアドレス (内部でアライン調整する)
[in]	work_size	ワークサイズ

呼び出し条件:

スレッドセーフではありません。
criMana_Initialize 関数よりも前に呼び出してください。

説明:

VP9ムービー再生を行うための、libvpxを使ったVP9デコードライブラリの初期化パラメーターを設定します。

実際のVP9デコーダーライブラリの初期化は criMana_Initialize 関数の呼び出し時になります。
引数 config の情報は、関数内でのみ参照されます。関数実行後に config の領域を解放 しても問題ありません。

備考:

この関数を呼び出すとVP9デコーダーへの関数テーブルがリンクされます。
本関数を使用してVP9デコードを有効にした場合は CriManaVpxライブラリ を追加でリンクしてください。

注意

本関数に渡す際には、必ず CriManaVp9DecoderConfig構造体のメンバー mem_alloc_func と mem_free_func に メモリ確保、解放可能な関数を設定してください。
コード例を以下に示します。

CriManaVp9DecoderConfig vp9_config;
 
criMana_SetDefaultVp9DecoderConfig(&vp9_config);
vp9_config.mem_alloc_func   = usr_alloc;
vp9_config.mem_free_func        = usr_free;
vp9_config.mem_usr_obj      = CRI_NULL;
 
criMana_SetupVp9Decoder(&vp9_config, vp9_work, vp9_work_size);

参照

CriManaVp9DecoderConfig, criMana_CalculateVp9DecoderWorkSize, criMana_Initialize