CRI Sofdec  Last Updated: 2024-09-25 20:36 p

プレーヤー作成用コンフィグ構造体 [詳解]

#include <cri_mana.h>

フィールド

CriUint32 readbuf_size_byte
 入力バッファーサイズ (単位:バイト) [詳解]
 
CriBool use_atomex_player
 サウンド再生に criAtomExPlayer を使用するためのフラグです [詳解]
 
CriSint32 max_path
 最大パス長(バイト単位) [詳解]
 

詳解

プレーヤー作成用コンフィグ構造体

説明:
Manaプレーヤーがムービーを再生する際の動作仕様を指定するためのデータ型です。
criManaPlayer_CreateWithConfig 関数の引数に指定します。

作成されたプレーヤーは、ハンドル作成時に本構造体で指定された設定に応じて、 内部リソースを必要なだけ確保します。

ハンドル作成時にコンフィグ構造体を使用しない場合、再生ワークとして再生開始 時に後で内部リソースが確保されます。事前に再生するムービーのスペックが決まっている 場合に限り、本構造体を使用してください。
参照
criManaPlayer_CreateWithConfig

フィールド詳解

◆ readbuf_size_byte

CriUint32 readbuf_size_byte

入力バッファーサイズ (単位:バイト)

説明:
Manaプレーヤーが再生用に内部で確保する入力バッファーのサイズを指定できます。

0以外を指定するとハンドル作成時に指定したサイズで入力バッファーを作成します。
0を指定した場合は、ハンドル作成時には作成せず、再生ワークの確保時に入力バッファーを確保します。
計算方法:
  • 入力バッファーサイズ = 再生するムービーの最大ビットレート(bps) / 8 * バッファリング時間(秒)
    例: 最大2Mbpsのムービーを再生する場合 : 2*1000*1000 / 8 * 1.0f = 250000
注意:
入力バッファーサイズを小さくしすぎると再生が滞る恐れがあります。バッファリング時間は少なくとも1秒 以上を割り当ててください。
マルチストリーミング再生時には本数に応じてサイズを大目にすることを推奨します。

◆ use_atomex_player

CriBool use_atomex_player

サウンド再生に criAtomExPlayer を使用するためのフラグです

説明:
本フラグに CRI_TRUE を指定することで、 Mana プレーヤーのサウンド再生に criAtomExPlayer が使用されます。 この criAtomExPlayer ハンドルを criManaPlayer_GetAtomExPlayerByTrackId 関数で取得することが可能です。

◆ max_path

CriSint32 max_path

最大パス長(バイト単位)

説明:
Manaプレーヤーに指定可能なファイルパスの最大長です。
CRIMANA_MAX_FILE_NAME を超えるファイルパス長を取り扱う場合に、想定される十分な長さを max_path に指定することで Manaプレーヤーが使用可能なパス長の上限を拡張できます。
備考:
CRIMANA_MAX_FILE_NAME 以下の値を指定した場合は、max_pathは CRIMANA_MAX_FILE_NAME がセットされます。
注意
  • Manaプレーヤーの最大パス長を拡張する場合、 CRI File System ライブラリ側でも CriFsConfig メンバーの max_path に最大長を指定し、 事前に CRI File System ライブラリを初期化しておく必要があります。
  • パスの最大長には、終端のNULL文字を含んだ数を指定する必要があります。 (「文字数+1バイト」の値を指定する必要があります。)

この構造体詳解は次のファイルから抽出されました: