CRI Sofdec  Last Updated: 2024-09-25 20:36 p
アルファムービー
Sofdecデータには、アルファチャンネル情報を入れることができます。

アルファチャンネルが含まれているビデオ素材をエンコードすることで、透明度のついたムービーを作成できます。
背景画像やモデルデータと組み合わせることで、凝った演出を行うことが可能です。

素材ファイル

基本的に、素材となるファイルの仕様は[ビデオ素材ファイル] のものと同じです。
アルファムービーにするためは、8-bitアルファチャンネル情報を含む32bitのビデオ素材データを用意してください。


ビデオ素材の仕様
項目 内容
ファイル形式 AVI形式のビデオファイル
連番静止画ファイル
静止画像のフォーマット BMP (無圧縮), TGA (無圧縮 / ランレングス)
色深度 32ビットカラー (ARGB8888)



アルファムービーデータの作成手順

  1. Sofdec2 Encoding Wizardを起動します。
  2. プラットフォームを設定します。
  3. 「入力ビデオ素材の指定」ページで、アルファチャンネルつきのビデオファイルを指定してください。
    ファイルを指定後、「アルファムービー」のチェックボックスをONにしてください。
    この時の素材情報として、色深度が32bitとなっていることを確認しましょう。


  4. 出力先やその他のエンコードパラメーターを設定した後、エンコードを実行すると、アルファムービーデータが作成されます。

【備考】
(a) アルファムービーとして作成した場合、平均ビットレートはアルファなしに比べて約2倍ほどになります。
  1. 基本的にはユーザー指定やおまかせ設定の表示ビットレート値の6割をRGB部に、4割をアルファ部に 割り当ててエンコードを試みます。
  2. H.264(VP9)のおまかせ設定ではRGB部にはH.264(VP9)コーデック、アルファ部には Sofdec.Primeコーデックを想定したビットレート割り当ててエンコードを試みます。 (ユーザー指定の場合とは割り当てが異なってきます)
  3. 最終的なアルファ部の圧縮率、画質調整にはコマンドラインツールでalpha_qualityのオプションを 使用して調整を行って下さい。
(b) 出来上がったアルファムービーは、Sofdec2 Viewer を使ってプレビューすることができます。


再生

アルファムービーを再生する場合の描画方法については、サンプルプログラム「アルファムービー」を参照してください。 (一部機種は未同梱)