Sofdecデータには、アルファチャンネル情報を入れることができます。
アルファチャンネルが含まれているビデオ素材をエンコードすることで、透明度のついたムービーを作成できます。
背景画像やモデルデータと組み合わせることで、凝った演出を行うことが可能です。
素材ファイル
基本的に、素材となるファイルの仕様は
[ビデオ素材ファイル] のものと同じです。
アルファムービーにするためは、8-bitアルファチャンネル情報を含む32bitのビデオ素材データを用意してください。
ビデオ素材の仕様
項目 | 内容 |
ファイル形式 | AVI形式のビデオファイル
連番静止画ファイル |
静止画像のフォーマット | BMP (無圧縮), TGA (無圧縮 / ランレングス) |
色深度 | 32ビットカラー (ARGB8888) |
アルファムービーデータの作成手順
- Sofdec2 Encoding Wizardを起動します。
- プラットフォームを設定します。
- 「入力ビデオ素材の指定」ページで、アルファチャンネルつきのビデオファイルを指定してください。
ファイルを指定後、「アルファムービー」のチェックボックスをONにしてください。
この時の素材情報として、色深度が32bitとなっていることを確認しましょう。
- 出力先やその他のエンコードパラメーターを設定した後、エンコードを実行すると、アルファムービーデータが作成されます。
【備考】
(a) | アルファムービーとして作成した場合、平均ビットレートはアルファなしに比べて約2倍ほどになります。
- 基本的にはユーザー指定やおまかせ設定の表示ビットレート値の6割をRGB部に、4割をアルファ部に 割り当ててエンコードを試みます。
- H.264(VP9)のおまかせ設定ではRGB部にはH.264(VP9)コーデック、アルファ部には Sofdec.Primeコーデックを想定したビットレート割り当ててエンコードを試みます。 (ユーザー指定の場合とは割り当てが異なってきます)
- 最終的なアルファ部の圧縮率、画質調整にはコマンドラインツールでalpha_qualityのオプションを 使用して調整を行って下さい。
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(b) | 出来上がったアルファムービーは、Sofdec2 Viewer を使ってプレビューすることができます。 |
再生
アルファムービーを再生する場合の描画方法については、サンプルプログラム「アルファムービー」を参照してください。 (一部機種は未同梱)