再生開始レイテンシの削減について

Sofdecではムービー再生開始から初回フレーム取得可能になるまで待ち時間
（ムービーデータのリード、デコードの待ち時間）が発生します。
この再生開始レイテンシを削減したい場合は以下の対応策について
ご検討ください。

（１）　 criManaPlayer_Prepare

criManaPlayer_Prepare を使用し、Manaプレーヤーステータスを再生待機中
CRIMANAPLAYER_STATUS_READY にしておく（事前にリード、デコード処理を
済ませておく）ことですぐにフレーム取得することが可能です。

例えばムービーA再生中にムービーBへ切り替える演出時、即座にムービーBの
フレーム取得をしたい場合はムービーBを再生待機中にしておく対応を 行って下さい。

（２）　 固定リードバッファー方式

Manaプレーヤーで使用する入力バッファーサイズを再生開始時に動的確保するのでなく、
事前に指定して確保しておくことで待ち時間を減らすことができます。

本機能はManaプレーヤー作成用コンフィグ構造体を使用した以下のAPIを使用する
必要があります。（詳細は各関数リファレンスをご参照ください）

指定する入力バッファーサイズはManaプレーヤーで再生するムービーの内の
最大ビットレートに基づいた値を指定して下さい。

• CriManaPlayerConfig
• criManaPlayer_CalculateHandleWorkSizeWithConfig
• criManaPlayer_CreateWithConfig

（３）　 メモリ再生

事前にメモリ上にムービーデータをロードしておき、::criManaPlayer_SetData で
アドレスとサイズを指定してメモリ再生を行うことによりムービーデータの
リード時間を無くします。

メモリに余裕があり、ムービーデータが小さいサイズなどで運用可能な場合に
ご検討下さい。