CRI Sofdec
Last Updated: 2024-09-25 20:36 p
日本語
English
中文
高圧縮なムービーデータをエンコードするには?
圧縮アルゴリズムの都合上、低めのビットレートが指定された場合に圧縮しきれずに
指定よりも大きいビットレート・ファイルサイズのデータが出力されてしまうケースが
あります。
解像度やコンテンツにもよりますが、大体の目安としては圧縮率2~3%
以下になるようなビットレートだと指定値にはならない可能性が高いです。
(圧縮率は非圧縮素材に対するファイルサイズ比)
もう少し高圧縮、ファイルサイズを小さくしたい場合は
コンソール版Sofdec.Primeエンコーダー
の
以下オプションについてお試し下さい。
qmf_range:適応量子化マトリクスの範囲指定
alpha_quality:アルファチャンネル品質調整(アルファムービー使用時)
qmf_rangeについて
qmf_range オプションではエンコードで適応する量子化マトリクスの 範囲を決定することができます。
エンコーダーは下限値から上限値の間(標準では0.0から5.0の間)に応じた量子化マトリクスを適応していきます。
上限値を下げていくことで圧縮効果の高い量子化マトリクス (構成している係数が大きめの値のもの)が適応されるようになります。 それにより圧縮率が高くなるよう動作します。
高圧縮時には情報量(ビットレート)が減って計算処理負荷、 デコード負荷は減る方向に働きます。
ただし、その分画質に影響がでる可能性があります。
本オプション使用時にはアプリで許容範囲の画質になっているか十分検証して下さい。
また、本オプションは量子化マトリクスの係数が変わるだけですので、 逆量子化自体の計算処理負荷への影響はほぼないです。
Copyright (c) CRI Middleware Co., Ltd. 1.9.1