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BusEffectPresetアセット

これまでBusに付与されているEffectのパラメータはAtomCraftでしか編集ができませんでした。
「BusEffectPreset」アセットによってUEからパラメータを変更することが可能になりました。

「Bus Effect Preset」は「ADX Atom」->「Effects」から作成できます。

「MasterRack」のパラメータを調整したいエフェクトを選択します。

注意
エフェクトのパラメータをオーバーライドする機能であるため、「Bus」に対象となる「Bus Effect」が設定されている必要があります。

「Bus Effect」とは

「Bus」に対して入力された音声信号に対してリバーブやピッチシフトなどのエフェクトをかける機能です。
AtomCraft上で次の画像のように「DspBusSeeting」内の「Bus」に対して設定します。

詳しくは「DSPバスによるエフェクト設定」をご参照ください。

Unreal Editor上でオーバーライドできるエフェクト

対応しているエフェクトは次の通りです。

  • BandpassFilter
  • Binaural
  • BiquadFilter
  • BitCrusher
  • Chorus
  • Compressor
  • Delay
  • Distortion
  • Echo
  • Flanger
  • I2DL2Reverb
  • IRReverb
  • Limiter
  • Matrix
  • MultiBandEQ
  • MultiTapDelay
  • Phaser
  • PitchShifter
  • Reverb
  • SurrounderWithEQ

プリセットの適用はBlueprintで動的に行う方法とAtomBusに設定する方法があります。

既存のパラメータをオーバーライドする方法

まず、ProjectSettingsで設定した「AtomConfig」アセットを設定した「AtomAsrRack」アセットの詳細を開きます。
パラメータをオーバーライドさせたいBusを「Buses」から探してください。

注意
このアセットは疑似アセットでuaasetファイルは存在しません。

「AtomBus」アセットを開くとAtomCraft側で設定したエフェクトがリストで表示されています。
この項目に作成した「BusEffectPreset」アセットを設定します。

注意
AtomCraft上で設定されていない「Bus Effect」を指定した場合
「BusEffectPreset」アセットではAtomCraftで「Bus」に設定したエフェクトに対してパラメータを上書きする性質上、AtomCraft側で「Bus」にエフェクトが適用する必要があります。
もし、AtomCraft上で「Bus」に設定されていないエフェクトのパラメータを上書きしようとすると右下に次の画像のエラーが表示されます。

動的に設定を変更する方法

Blueprint上で「Set Bus Effect Preset」ノードを使用してエフェクトのパラメータを動的に変更することも可能です。
「Set Bus Effect Preset」ノードには「AtomBus」の変数と切り替えに必要な「Bus Effect Preset」アセットを用意します。
「AtomBus」変数の初期値として「Default Value」にMasterRackに設定したRackのBusを指定します。



「Bus Effect Preset」アセットは以下の2つです。

それぞれの詳細なパラメータは次の通りです。

「HighPtichEffectPreset」アセットの設定

このアセットではピッチが高くなるように「Pitch Shifter」を24にしています。

「LowPitchEffectPreset」アセットの設定

このアセットではピッチが高くなるように「Pitch Shifter」を-24にしています。

キーボードの「1」を押すたびにピッチを変える処理は次のように書くことができます。

注意
類似した名前で「Set Bus Effect Preset」ノードがあります。 「Set Bus Effect Preset」ノードは「Atom Runtime」に紐づいたバスに対して適用されます。