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CriWare Unreal Engine
Plug-ins for CriWare solutions.
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CRIWARE UnrealEngine PluginではASRラックもアセットとして扱います。 AtomAsrRackアセットは「コンテンツブラウザ」から「ADX Atom」->「Sound Renderer」->「Atom Rack」で作成することができます。
音声(ボイス)に対してエフェクトをかけるバスがあり、そのバスを保持するモジュールです。
CRI UE Pluginの API で音声を再生するときの1音につき、1つのボイスリソースを使用します。
詳しくはCRI ADX2の基礎知識の「ボイスとは」をご参照ください。
上記の詳細な図についてはライブラリ内の処理の流れおよびCRI ADX2 manual も合わせてご参照ください。
「AtomAsrRack」アセットをダブルクリックして表示されるウィンドウの詳細については次の通りです。
「Mute When Backgrounded」とはアプリケーションがミュートの状態orバックグラウンドに移動した際にこのRackの出力をミュートするかを指定します。
「Asr Rack」に出力側を親として親と子の情報を持たせることができます。
親子の関連付けには「Atom Rack」アセットの詳細にあるノードエディタを使用します。
このノードエディタ上にコンテンツブラウザから「Asr Rack」をドラッグ&ドロップをすることで追加できます。
追加したノードを以下のようにつなげることで親子関係(入出力関係)を編集することができます。
「ChildRack」の詳細画面のノードエディタ上では次の画像のように接続されます。
「Parent」の詳細画面のノードエディタ上では次の画像のように接続されます。
CRIWARE UnrealEngine Pluginでは、「AtomCue」アセット毎に異なる「Atom Asr Rack」への参照を設定することが可能です。
この「AtomCue」アセットの再生時、指定した「Atom Asr Rack」アセットを経由して発音されます。
「Atom Asr Rack」アセットは個別に異なる「Dsp Bus Settings」を適用することができます。
図ではCue1に対してはリバーブを適用し、Cue2についてはピッチシフトを適用しています。
UnrealEngine標準のSubmixの「サブミックス グラフ エディタ」も合わせてご参照ください。
「Atom Cue」アセットの詳細は「AtomCueSheet」の詳細から「AtomCue」アセットを右クリックして「Edit」を選択するか「AtomCue」アセットをダブルクリックすることで開くことができます。
「Rack」の項目で「Enable Base Rack」にチェックをして「Rack」を設定することができます。
出力のフォーマットを指定することができます。
「Server Frequency」とはAtomRuntimeの更新周期を示しています。
CriAtomAsrConfigTag 構造体のserver_frequencyにセットされます。
MasterBusを対象としてVolumeのほかに各チャンネルのSendLevelを指定可能です。
「Spatialization Type」でSendLevelの指定方法を選択可能です。
「Pannning」では音の広がり方、角度、距離から以下の8つのチャンネルへのSendLevelを算出します。
そのため、各チャンネルのSendLevelを指定する必要がありません。
(内部的で自動的に算出されます)
「Send to Channel」を設定した場合、より細かく各チャンネルについてSendLevelを設定できます。
各値は「Channel Level Matrix」の項目で指定ができます。
各行が入力を示しており、各列が出力となります。
例えば一番右上の値の場合、「FL」チャンネルに入力されたデータを「SBR」チャンネルに出力する場合のSendLevelとなります。
「FL」とは「Front Left」の略であり、リスナーから見て左前のスピーカーを指します。つまり、「FL」行の「FL」列の値以外を0にすると左前に音源があるように聞こえます。
指定したAtomConfigアセットの「DspBusSetting」「Snapshot」のを設定することができます。
ただし、「DspBusSetting」や「Bus」がアセット化されていますが、実際に.uassetファイルができるわけではなく、見かけ上のアセットであることに注意してください。
「ProjectSettings」->「CriWare」->「Core」にある「Sound Renderer」「MasterRack」から設定できます。