CRIWARE Unity Plugin Manual  Last Updated: 2024-12-05
ADX Tips
ADXを使用する際に有用な情報をまとめています。

Unity 標準オーディオを無効にする

プロジェクトの Audio 設定にて、「Disable Unity Audio」プロパティにより、Unity標準の オーディオを無効にすることが可能です。
ADXを使用し、Unity標準のオーディオを使用しない場合は、Unity標準のオーディオを無効にすることで、 アプリケーションのCPU負荷およびメモリ使用量を軽減できる可能性があります。
cri4u_tips_adx2_disable_unity_audio_menu.png

cri4u_tips_adx2_disable_unity_audio_inspector.png

いくつかのプラットフォームでは、ADX による音声出力を利用する場合、上記の「Disable Unity Audio」を有効にすることが必須となっています。
このため、CRIWARE Unity Plug-in を導入してアプリケーションをビルドすると、一部のプラットフォームを除いて強制的にこのフラグを有効にします(Unity 5.6 以降のみ)。

Unity 標準オーディオを有効にする

Unity 標準のマイク入力機能を用いる場合など、Unity 標準のオーディオ機能を利用したい場合、下記の手順でプラグインによる強制フラグ更新を無効にしてください。

  • Unity Editor のメニューから、CriWareBuildPreProcessorPrefs.asset を作成する。
    cri4u_tips_adx2_enable_unity_audio_menu.png

  • アセットの「Mute Other Audio」フラグを無効にする。
    cri4u_tips_adx2_enable_unity_audio_inspector.png

  • プロジェクトの Audio 設定(Edit > Project Settings > Audio)にて、「Disable Unity Audio」のチェックを外す。

WAVやPCM、音声のみ3Dポジショニングを再生する場合の注意事項

WAVなど音声ファイルを再生する時、3Dポジショニングの再生情報がないため、再生時追加の設定が必要です。
音声ファイル再生用のプレイヤーやボイスプールを作成するの他、3D音源の作成が必要です。
下記のサンプルコードを参考にしてください。

CriAtomExPlayer atomExPlayer;
CriAtomExVoicePool atomExVoicePool;
CriAtomEx3dSource atomEx3DSource;
private void Awake(){
/* 単体ファイル再生用のプレイヤーとボイスプールを作成 */
atomExPlayer = new CriAtomExPlayer(128, 1);
atomExVoicePool = new CriAtomExWaveVoicePool(1, 2, 48000, true, 0);
/* 3D音源を作成と設定 */
atomEx3DSource = new CriAtomEx3dSource();
atomEx3DSource.SetMinMaxDistance(0.0f, 10.0f);
atomEx3DSource.Update();
/* プレイヤーに3Dポジショニング用のコンポネントを設定 */
atomExPlayer.Set3dSource(atomEx3DSource);
atomExPlayer.Set3dListener(atomEx3DListener);
/* プレイヤーにパンタイプを設定 */
atomExPlayer.SetPanType(CriAtomEx.PanType.Pos3d);
}

シーンに「CRI Atom Listener」コンポネントを配置し、3Dリスナとして使用します。
上記の手順で再生準備を行ったあと、通常通りファイルを設定し再生してください。
Updateなど、必要なタイミングで3D音源の座標を更新してください。