CRIWARE Unity Plugin Manual  Last Updated: 2024-04-24
[CriMana]アルファムービ/加算合成ムービ

サンプル内容

概要

cri4u_samples_crimana_adv01_additive.png

アルファムービ演出および、加算合成ムービ演出を行うサンプルです。
本サンプルを実行すると、以下3種類のムービ演出が始まります。
  1. アルファムービ演出:画面上中央、「STAGE 1、START!」というキャプション
  2. 加算合成ムービ演出:画面下右側、「LEVEL UP」というキャプション
  3. 不透明なムービ演出:画面下左側、「LEVEL UP」というキャプション
    これらのムービ演出は全て、CriManaMovieControllerコンポーネント により自動再生されます。他のスクリプトによる制御は行っておりません。

シーン情報


ミドルウェア CRI Sofdec (CRI Mana)
サンプル Advancedサンプル
格納場所 /cri/unity/samples/UnityProject/Assets/Scenes/crimana/advanced/
シーンファイル Scene_01_AlphaAndAdditive.unity


プログラムの解説

アルファムービ演出および、加算合成ムービ演出を行うサンプルです。


アルファムービとは?

ムービファイル自体がピクセル単位のアルファ値(半透明情報)を持っているムービです。
キャラクタやパーツの背景だけを透明にする場合や、色付きガラスの奥が透けて見えるような演出に利用できます。
このサンプルプログラムでは、「STAGE 1、START!」というキャプション演出をアルファムービで行っています。

cri4u_samples_crimana_adv01_view_alpha.png

加算合成ムービとは?

ムービファイル自体はアルファ値を持っておらず、描画する時にムービの色情報を背景に加算して合成するムービです。
つまりムービファイル自体は、背景色が黒の不透明なムービとなります。
このサンプルプログラムでは、「LEVEL UP」というキャプション演出の加算合成再生を行っています。

cri4u_samples_crimana_adv01_view_add.png

注意
加算合成ムービは、アルファプラスムービ とは異なります。

[Movies]オブジェクトについて

このサンプルの3つの演出ムービは、カメラ前に固定した 3枚の板ポリゴンに描画されます。
これらのオブジェクトは "Movies" というオブジェクトの子として配置されています。

アルファムービの再生

「STAGE 1、START!」という演出は 通常アルファムービ です。
"Alpha" オブジェクトに、CriManaMovieControllerコンポーネントで、再生するムービファイル名と再生オプションを指定してあります。
アルファムービファイルを指定すると、描画時にアルファ合成が有効になります。

cri4u_samples_crimana_adv01_component.png

  • Movie Path : ムービファイル名を指定します。ムービファイルはStreamingAssetsフォルダに置いてください。
  • Play On Start : チェックを付けると、オブジェクト生成と同時にムービ再生を開始します。
  • Additive Mode : アルファムービに対してチェックを付けると、アルファプラスムービ 用の処理が動いて見栄えが変わってしまいます。

加算合成ムービの再生

画面右下の「LEVEL UP」という演出は加算合成ムービです。
"NoneAlpha / Additive" オブジェクトに、CriManaMovieControllerコンポーネントで、再生するムービファイル名と再生オプションを指定してあります。
アルファ値の無いムービファイルを指定すると、通常の描画シェーダが有効になります。
加算合成を有効にするには、CriManaMovieControllerコンポーネント の "Additive Mode" にチェックを入れてください。

通常ムービの再生

画面左下の「LEVEL UP」という演出は通常ムービです。
"NoneAlpha / NoneAdditive" オブジェクトに、CriManaMovieControllerコンポーネントで、再生するムービファイル名と再生オプションを指定してあります。
加算合成ムービとの比較のために配置されたものです。