3.バージョン管理ツール設定を行う

リポジトリからプロジェクトを取得したので、次に、このプロジェクトに対してバージョン管理ツール設定を行います。


(1) CRI Atom Craftプロジェクトを開く

チェックアウトしたプロジェクトファイル「 NewProject.atmcproject 」をダブルクリックし、CRI Atom Craftを起動します。

(2) バージョン管理プラグインの選択

メニューバーより[ファイル]メニューから [バージョン管理]->[設定]を選択すると、プラグインを指定する [バージョン管理ツール設定]ダイアログが表示されます。
このダイアログで「Perforce Plugin」を選択します。

craftv2_vcs_tutorial_p4_vcsdlg.png


覚え書き
選択できるプラグインの種類はプラグインの追加状況やCRI Atom Craftのバージョンなどにより異なります。

(3) Perforceプラグインの設定

[バージョン管理ツール設定]ダイアログで[設定]ボタンをクリックすると、 [バージョン管理設定]ダイアログが表示されます。

craftv2_vcs_tutorial_p4_vcsdlg_detail.png


Perforceプラグインの設定項目

項目 説明
ユーザー名 Perforceへのログインに使用するユーザー名
パスワード ユーザー名に対応するパスワード
サーバーアドレス Perforceサーバーのアドレス
ポート番号 接続に使用するポート番号
ワークスペース このAtom Craftプロジェクトの編集に使用するPerforceワークスペースの名前

バージョン管理ツール設定が完了すると、プロジェクトツリー上のオブジェクトに、バージョン管理状態に合わせて ステータスアイコン がオーバーレイ表示されます。

craftv2_vcs_tutorial_p4_projtree_new.png
バージョン管理ツール設定後のプロジェクトツリー


(4) プロジェクトの保存

バージョン管理ツール設定が終わったので、プロジェクトを保存します。
(このプロジェクトではPerforceを使用する、という情報更新が入っています。)
チェックアウトを行わなければ読み取り専用属性がついているため、プロジェクトアイコンを右クリックしてチェックアウトします。

覚え書き
Perforceの設定によっては、チェックアウトを行っていないファイルに対する読み取り専用属性の付与が行われないという場合もあります。
craftv2_vcs_tutorial_p4_checkout_project.png

チェックアウトをしてプロジェクトファイルを保存すると、プロジェクトツリーのステータスアイコンの表示が更新されます。

craftv2_vcs_tutorial_p4_projtree_saved.png
プロジェクト保存後のプロジェクトツリー


(5) プロジェクト変更の送信

プロジェクトファイルが変更されたので、この変更を送信します。
変更のあったファイルをまとめて送信するには、バージョン管理ブラウザで「変更を全て送信」を行います。

まず、バージョン管理ブラウザを呼び出し、バージョン管理ブラウザ右上の[変更を全て送信]ボタンをクリックしてください。
[変更を送信]ダイアログが表示されますので、コメントを入力し、[OK]ボタンをクリックしてください。

craftv2_vcs_tutorial_p4_fm_commit_all.png
バージョン管理ブラウザと[変更を送信]ダイアログ


変更を送信したことにより、リポジトリとCRI Atom Craft側で同期がとれた状態になりました。

craftv2_vcs_tutorial_p4_projtree_submitted.png
変更を送信した後のプロジェクトツリー