project モジュール

project モジュールは、プロジェクト操作を行う関数を管理するモジュールです。

モジュール名

cri.atomcraft.project

次の関数が定義されています。

関数 説明 操作オブジェクト
add_bookmark オブジェクトをブックマークに登録します 全般
add_category_to_cues 複数のキューに対して、カテゴリを追加します キュー
add_mixer_bus_send バスから別のバスへのセンドを追加します バス
copy_bus_effect バスエフェクトを別のバスへコピーします バス
copy_object オブジェクトをコピーします 全般
create_aisac AISAC を作成します AISAC
create_aisac_graph AISAC にグラフを追加します AISAC
create_aisac_point AISAC グラフにポイントを追加します AISAC
create_aisaclink グローバル AISAC またはリファレンス AISAC への AISAC リンクを追加します キュー、トラック、サブシーケンス、カテゴリ
create_automation オートメーションを作成します キュー、トラック、サブシーケンス
create_automation_point オートメーションにポイントを追加します オートメーション
create_cuelink キューリンクを作成します トラック
create_custom_busmap キューに対してカスタムバスマップを作成します キュー
create_external_cuelink 外部キューリンクを作成します トラック
create_language_settings 言語設定を作成します 言語設定
create_mixer ミキサーを作成します ミキサー
create_object オブジェクトを作成します 全般
create_project プロジェクトを作成します -
create_simple_cue キューを作成します キューシート、キューフォルダー
create_target_config ターゲットコンフィグを作成します ターゲットコンフィグ
create_waveform_region ウェーブフォームリージョンを作成します トラック
create_workunit ワークユニットを作成します -
delete_object オブジェクトを削除します 全般
delete_workunit ワークユニットを削除します -
duplicate_object オブジェクトを複製します 全般
exclude_workunit ワークユニットを編集対象から除外します ワークユニット
find_object 再帰的にオブジェクトを検索し、取得します 全般
find_objects 再帰的にオブジェクトを検索し、条件に合致したものを全て取得します 全般
get_actual_value オブジェクトの実際に適用されるパラメーターを取得します 全般
get_aisac_graph AISAC グラフを取得します AISAC
get_automation オートメーションを取得します キュー、トラック、サブシーケンス
get_bookmarks ブックマークに登録されているオブジェクトを取得します -
get_busmap_for_aisac AISAC・オートメーション用バスマップを取得します -
get_busmap_for_cue キュー用バスマップを取得します -
get_categories キューに設定してあるカテゴリを取得します キュー
get_child_object 指定した親の直下にあるオブジェクトを検索し、取得します 全般
get_child_objects 指定した親の直下にあるオブジェクトを検索し、条件に合致したものを全て取得します 全般
get_color オブジェクトの色を取得します 全般
get_cuesheet_rootfolder キューシートルートフォルダーを取得します ワークユニット
get_custom_busmap キューに対して作成されたカスタムバスマップを取得します キュー
get_bus_effect バスエフェクトを取得します バス
get_global_folder セレクターフォルダーなどの全体設定以下のフォルダーを取得します 全体設定
get_materialinfo ワークユニットのマテリアル情報を取得します ワークユニット
get_material_rootfolder ワークユニットのマテリアルルートフォルダーを取得します ワークユニット
get_object_from_path ツールのデータ構造を示すパス文字列を使用して、オブジェクトを取得します 全般
get_object_path ツール上のデータ構造を示すパス文字列を取得します 全般
get_parent 指定したタイプの親オブジェクトを取得します 全般
get_project_materialinfo プロジェクトのマテリアル情報を取得します -
get_project_material_rootfolder プロジェクトのマテリアルルートフォルダーを取得します -
get_selected_objects GUI ツリーで選択中のオブジェクトを取得します -
get_type_name オブジェクトの種類の名前を取得します 全般
get_user_settings ユーザー設定を取得します -
get_value オブジェクトのパラメーターを取得します 全般
get_values オブジェクトのパラメーターをまとめて取得します 全般
get_workunit ワークユニットを取得します -
include_workunit ワークユニットを編集対象に含めます -
move_bus バスの並び順を変更します バス
move_object オブジェクトを移動します -
open_project プロジェクトを開きます
register_material 波形ファイルを登録します マテリアルフォルダー、キューシート
register_unregistered_materials 未登録波形ファイルを登録します マテリアルフォルダー
remove_bookmark ブックマークからオブジェクトを削除します 全般
remove_mixer_bus_send バスから別のバスへのセンドを削除します バス
save_project_all プロジェクトを全て保存します -
save_workunit ワークユニットを保存します ワークユニット
select_object オブジェクトを選択状態にします 全般
set_categories 単一のキューにカテゴリを設定します キュー
set_color オブジェクトの色を指定します 全般
set_value オブジェクトのパラメーターを設定します 全般
set_values オブジェクトのパラメーターをまとめて設定します 全般
sync_local_files マテリアルまたはマテリアルフォルダーに対する「ローカルファイルの同期」を実行します マテリアル、マテリアルフォルダー
sync_snapshot_effect_parameters バスエフェクトのパラメーターを、別のスナップショットにコピーします バスエフェクト
unset_color オブジェクトの色設定を解除します 全般



add_bookmark

オブジェクトをブックマークに登録します。
ブックマークから削除する場合は、 remove_bookmark 関数を使用してください。
ブックマークに登録されたオブジェクトを取得する場合は、 get_bookmarks 関数を使用してください。

書式

result = add_bookmark(target)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



add_category_to_cues

複数のキューに対して、カテゴリを追加します。
1つのキューに対して複数のカテゴリを設定する場合は、 set_categories 関数を使用してください。

書式

result = add_category_to_cues(cue_list, category)

入力パラメーター

名前
cue_listキューオブジェクトのリスト
category追加するカテゴリーオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



add_mixer_bus_send

バスから別のバスへのセンドを追加します。
send_level は省略可能です。省略した場合は、 1.0 が指定されます。

書式

result = add_mixer_bus_send(bus_from, bus_to, send_level = 1.0)

入力パラメーター

名前
bus_from センド元のバスオブジェクト
bus_to センド先のバスオブジェクト
send_level センド量 (0.0 - 1.0)

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



copy_bus_effect

バスエフェクトを別のバスへコピーします。
destination_bus には、コピー先のバスを指定します。
destination_bus_effect には、挿入位置を示すエフェクトを指定します。
destination_bus を指定した場合、destination_bus_effect はNone を指定することで省略可能です。
destination_bus_effect を省略した場合( None を指定した場合)、指定したバスの最後のエフェクトとしてコピーします。
destination_bus_effect を指定した場合、destination_bus_effect のすぐ上に挿入されるように、コピーします。

destination_bus_effect を指定した場合、destination_bus はNone を指定することで省略可能です。
destination_busdestination_bus_effect をどちらも指定した場合、 destination_bus_effect の所属するバスは destination_bus と一致している必要があります。

書式

result = copy_bus_effect(bus_effect, destination_bus, destination_bus_effect)

入力パラメーター

名前
bus_effect コピーするバスエフェクトオブジェクト
destination_bus コピー先のバスオブジェクト
destination_bus_effect コピー先の挿入位置を指定する場合、その挿入位置を示すオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



copy_object

オブジェクトをコピーします。
同じ場所へオブジェクトを複製する場合は、 duplicate_object 関数を使用してください。

覚え書き
copy_object は、指定したコピー先へオブジェクトをコピーする関数です。
クリップボードにデータを記録するという関数ではありません。(このため、 paste_object 関数はありません。)

書式

result = copy_object(target, destination_parent)

入力パラメーター

名前
targetコピーするオブジェクト
destination_parentコピー先の親オブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] コピーされたオブジェクト



create_aisac

AISACを作成します。

書式

result = create_aisac(parent, object_name, aisac_control)

入力パラメーター

名前
parent親オブジェクト
object_name作成するオブジェクトの名前
aisac_control紐付ける AISAC コントロール ID オブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成された AISAC オブジェクト



create_aisac_graph

AISAC にグラフを追加します。
グラフの種類は AISACグラフ・オートメーション・再生パラメーター設定アクションの種類と名前 を参照してください。

書式

result = create_aisac_graph(aisac, graph_type)

入力パラメーター

名前
aisacAISACオブジェクト
graph_type作成するグラフの種類の名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成された AISAC グラフオブジェクト



create_aisac_point

AISACグラフにポイントを追加します。

書式

result = create_aisac_point(aisac_graph, aisac_control_value, aisac_destination_value)

入力パラメーター

名前
aisac_graphAISAC グラフオブジェクト
aisac_control_valueAISAC コントロール値(グラフの横軸の値)。[0.0 : 1.0]
aisac_destination_valueAISAC 変化目標値(グラフの縦軸の値)。設定できる値の範囲はグラフの種類に依存します。

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成された AISAC ポイントオブジェクト



create_aisaclink

グローバル AISAC またはリファレンス AISAC への AISAC リンクを追加します。

書式

result = create_aisaclink(parent, aisac)

入力パラメーター

名前
parentAISAC リンクを作成する親オブジェクト(キュー、トラック、サブシーケンスまたはカテゴリ)
aisacグローバル AISAC オブジェクトまたはリファレンス AISAC オブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成された AISAC リンクオブジェクト



create_automation

オートメーションを作成します。
オートメーションの種類は AISACグラフ・オートメーション・再生パラメーター設定アクションの種類と名前 を参照してください。

書式

result = create_automation(parent, graph_type)

入力パラメーター

名前
parentオートメーションを作成するオブジェクト(キュー、トラックまたはサブシーケンス)
graph_type作成するオートメーションの種類の名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成されたオートメーションオブジェクト



create_automation_point

オートメーションにポイントを追加します。

書式

result = create_automation_point(automation, time_ms, destination_value)

入力パラメーター

名前
automationオートメーションオブジェクト
time_msポイントの時刻 [ミリ秒]
aisac_destination_valueオートメーション変化目標値(グラフの縦軸の値)。設定できる値の範囲はオートメーションの種類に依存します。

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成されたオートメーションポイントオブジェクト



create_cuelink

キューリンクを作成します。
本関数は同一キューシート内でのキューリンク構造作成用の関数です。
リンクするキューがあるキューシートとキューリンクを作成するキューがあるキューシートが異なる場合(「外部キューリンク」を作成する場合)、 create_external_cuelink 関数を使用してください。

書式

result = create_cuelink(target, cue)

入力パラメーター

名前
targetキューリンクを作成する先のオブジェクト(キュー、トラックまたはサブシーケンス)
cueリンクするキューオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成されたキューリンクオブジェクト



create_custom_busmap

キューに対してカスタムバスマップを作成します。
作成済みのカスタムバスマップ取得には get_custom_busmap 関数を使用してください。

書式

result = create_custom_busmap(cue)

入力パラメーター

名前
cueキューオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成されたカスタムバスマップオブジェクト



create_external_cuelink

外部キューリンクを作成します。
リンクにキュー名を使用する場合は、 link_cue_name に名前を、 link_cue_idNone を指定します。
リンクにキューIDをを使用する場合は、 link_cue_nameNone を、 link_cue_id に IDを指定します。

同じキューシート内でリンクを行う「(内部)キューリンク」を作成する場合は、 create_cuelink 関数を使用してください。
作成された外部キューリンクにはリンク先のキューシート情報は設定されていません。
外部キューリンク先のキューシートを指定する場合は、作成された外部キューリンクに対し set_value を使用し、 LinkCueSheet フィールドにキューシートを指定してください。

書式

result = create_external_cuelink(target, link_cue_name, link_cue_id)

入力パラメーター

名前
targetキューリンクを作成する先のオブジェクト(トラック)
link_cue_nameリンクするキューを名前で指定する場合、その名前。IDで指定する場合、None。
link_cue_idリンクするキューをIDで指定する場合、そのID。名前で指定する場合、None。

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成された外部キューリンクオブジェクト



create_language_settings

言語設定を作成します。

書式

result = create_language_settings(language_name, reference_folder_name, output_folder_name)

入力パラメーター

名前
language_name言語設定の名前
reference_folder_name 波形を参照する言語用フォルダーの名前
output_folder_name バイナリファイルを出力する言語用フォルダーの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成された言語設定オブジェクト



create_mixer

ミキサーを作成します。

書式

result = create_mixer(name)

入力パラメーター

名前
name 作成するミキサーの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成したミキサーオブジェクト



create_object

オブジェクトを作成します。

この関数は、種類と名前のみを指定する汎用関数です。
名前以外にも必要なパラメーターがあるオブジェクトは、それぞれ対応する関数を使用してください。

種類 関数名 補足説明
AISAC create_aisac
AISAC グラフ create_aisac_graph AISAC に作る一本のグラフ
AISAC ポイント create_aisac_point AISAC グラフに作る点
AISAC リンク create_aisaclink グローバル AISAC またはリファレンス AISAC へのリンク
オートメーション create_automation
オートメーションポイント create_automation_point オートメーションに作る点
キューリンク create_cuelink 同じキューシートにあるキューへのリンク
カスタムバスマップ create_custom_busmap キューに対するカスタムバスマップ
外部キューリンク create_external_cuelink 異なるキューシートにあるキューへのリンク
言語設定 create_language_settings
プロジェクト create_project
単純なキュー create_simple_cue 1トラック、1波形を持つ単純なキューを作成するためのユーティリティ関数
ターゲットコンフィグ create_target_config
ウェーブフォームリージョン create_waveform_region トラックに作る、マテリアルの再生を行うリージョン
ワークユニット create_workunit

書式

result = create_object(parent, object_type, object_name)

入力パラメーター

名前
parent親オブジェクト
object_type作成するオブジェクトの種類の名前
object_name作成するオブジェクトの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成されたオブジェクト



create_project

プロジェクトを作成します。
project_root_folder には、プロジェクトを配置するルートフォルダーを指定します。
例えば、 project_root_folderC:/dir/subdir を指定し、 project_nameRingo を指定した場合、
C:/dir/subdir/Ringo というフォルダーが作成され、その中に C:/dir/subdir/Ringo/Ringo.atmcproject などのファイルが作成されます。

project_root_folder は存在している必要があります。
overwriteFalse のとき、プロジェクトフォルダー(上記の例の場合、 C:/dir/subdir/Ringo )が既にあるとエラーになります。
overwrite は省略可能で、デフォルト値は False です。

書式

result = create_project(project_root_folder, project_name, overwrite = False)

入力パラメーター

名前
project_root_folderプロジェクトを配置するルートフォルダー
project_nameプロジェクトの名前
overwriteプロジェクトフォルダーが既にある場合、上書きをするかどうか

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



create_simple_cue

指定したマテリアルをウェーブフォームリージョンとして参照するキューを作成します。

書式

result = create_simple_cue(parent, material)

入力パラメーター

名前
parent親オブジェクト(キューシート、キューシートフォルダー、またはキューフォルダー)
materialマテリアルオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成されたキューオブジェクト



create_target_config

ターゲットコンフィグを作成します。

書式

result = create_target_config(target_config_type, target_config_name)

入力パラメーター

名前
target_config_typeターゲットコンフィグの種類(TargetConfigPcなど)
target_config_nameターゲットコンフィグの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成されたターゲットコンフィグオブジェクト



create_waveform_region

ウェーブフォームリージョンを作成します。
親オブジェクトには、キュー、トラックまたはサブシーケンスを指定します。
キューまたはサブシーケンスを指定した場合は、親オブジェクト以下にトラックを作成し、その中にウェーブフォームリージョンを作成します。

書式

result = create_waveform_region(parent, material)

入力パラメーター

名前
parent親オブジェクト(キュー、トラックまたはサブシーケンス)
materialマテリアルオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成されたウェーブフォームリージョンオブジェクト



create_workunit

ワークユニットを作成します。
デフォルトバスマップの指定は省略可能です。省略する場合は None を指定します。 デフォルトバスマップを指定する場合は、 get_busmap_for_cue 関数で取得したバスマップを指定してください。

書式

result = create_workunit(workunit_name, use_individual_material, default_busmap)

入力パラメーター

名前
workunit_nameワークユニットの名前
use_individual_materialマテリアルをワークユニット内で個別に管理するかどうか( True または False
default_busmapデフォルトバスマップを指定する場合、そのバスマップオブジェクト。指定しない場合、 None

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成されたワークユニットオブジェクト



delete_object

オブジェクトを削除します。
ワークユニットを削除する場合は、delete_workunit 関数を使用してください。

注意
実ファイルの削除を伴う場合も、警告ダイアログを表示せずに削除を実行します。

書式

result = delete_object(target)

入力パラメーター

名前
target削除するオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



delete_workunit

ワークユニットを削除します。
削除するワークユニットは編集対象から除外されている必要があります。
編集対象に含まれているワークユニットを編集対象から除外する場合は、 exclude_workunit 関数を使用してください。

注意
実ファイルの削除を伴いますが、警告ダイアログを表示せずに削除を実行します。

書式

result = delete_workunit(workunit_name)

入力パラメーター

名前
workunit_name削除するワークユニットの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



duplicate_object

オブジェクトを複製します。
別の場所へコピーする場合は、 copy_object 関数を使用してください。

書式

result = duplicate_object(target)

入力パラメーター

名前
target複製するオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 複製されたオブジェクト



exclude_workunit

ワークユニットを編集対象から除外します。
編集対象に含める場合は、 include_workunit 関数を使用してください。

書式

result = exclude_workunit(workunit)

入力パラメーター

名前
workunitワークユニットオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



find_object

再帰的にオブジェクトを検索し、取得します。
条件に合致するオブジェクトが複数あった場合、最初の1つを取得します。
検索対象を検索ルートオブジェクトの直下にあるオブジェクトに限定し、再帰的な検索をしない場合は、 get_child_object 関数を使用してください。
検索ルートオブジェクトには None を指定可能です。
検索ルートオブジェクトに None を指定した場合は、プロジェクト全体を対象として検索します。

書式

result = find_object(search_root, object_type, object_name)

入力パラメーター

名前
search_root検索ルートオブジェクト
object_type取得するオブジェクトの種類の名前
object_name取得するオブジェクトの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 見つかったオブジェクト



find_objects

再帰的にオブジェクトを検索し、条件に合致したものを全て取得します。
検索対象を検索ルートオブジェクトの直下にあるオブジェクトに限定し、再帰的な検索をしない場合は、 get_child_objects 関数を使用してください。
検索ルートオブジェクトには None を指定可能です。
検索ルートオブジェクトに None を指定した場合は、プロジェクト全体を対象として検索します。

書式

result = find_objects(search_root, object_type)

入力パラメーター

名前
search_root検索ルートオブジェクト
object_type取得するオブジェクトの種類の名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 見つかったオブジェクトのリスト



get_actual_value

指定したオブジェクトの実際に適用されるパラメーターを取得します。

例えばマテリアルの StreamType に対して get_value 関数を実行すると、多くの場合は Default が返却されます。
これは、そのマテリアルのストリーミングタイプは上位のマテリアルフォルダーまたはターゲットコンフィグの設定により決定される、ということを意味しています。
ツール上では、「デフォルト(メモリ)」といったように表記されます。
get_actual_value 関数を使用すると、実際に適用される値(ツール上で括弧表記された値)を取得することができます。

get_actual_value 関数で取得できるパラメーターは以下のとおりです。

対象 フィールド名
マテリアル・マテリアルフォルダー StreamType Default 以外の値(Memory, Stream など)
マテリアル・マテリアルフォルダー EncodeType Default 以外の値(HCA, ADX など)
マテリアル・マテリアルフォルダー EncodeQuality Default 以外の値(HighQuality, MediumHighQuality など)
マテリアル・マテリアルフォルダー OutputPort Default 以外の値(_7_1_4, _ambisonics など)

その他のパラメーターについては get_value 関数と同じ値を返却します。

target_config 引数を指定しなかった場合は、現在使用しているターゲットコンフィグを元にして値を算出します。

この関数は Ver.3.45.00 から追加されました。

書式

result = get_actual_value(target, field_name, target_config = None)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト
field_name取得するパラメーターのフィールド名
target_config値の算出に使用するターゲットコンフィグオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 取得した値の文字列



get_aisac_graph

AISACグラフを取得します。
グラフの種類は AISACグラフ・オートメーション・再生パラメーター設定アクションの種類と名前 を参照してください。

書式

result = get_aisac_graph(aisac, graph_type)

入力パラメーター

名前
parentAISAC オブジェクト
graph_typeAISAC グラフの種類の名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] AISAC グラフオブジェクト



get_automation

オートメーションを取得します。
グラフの種類は AISACグラフ・オートメーション・再生パラメーター設定アクションの種類と名前 を参照してください。

書式

result = get_automation(parent, graph_type)

入力パラメーター

名前
parentキュー、トラックまたはサブシーケンスオブジェクト
graph_typeオートメーションの種類の名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] オートメーションオブジェクト



get_bookmarks

ブックマークに登録されたオブジェクトを取得します。
ブックマークへの登録と削除は、それぞれ add_bookmark 関数と remove_bookmark を使用してください。

書式

result = get_bookmarks()

入力パラメーター

なし

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] ブックマークされたオブジェクトのリスト



get_busmap_for_aisac

AISAC・オートメーション用バスマップを取得します。

書式

result = get_busmap_for_aisac()

入力パラメーター

なし

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] AISAC・オートメーション用バスマップオブジェクト



get_busmap_for_cue

キュー用バスマップを取得します。

書式

result = get_busmap_for_cue(busmap_name)

入力パラメーター

名前
busmap_nameバスマップの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] キュー用バスマップオブジェクト



get_categories

キューに設定してあるカテゴリを取得します。
"data" には、カテゴリオブジェクトのリストが返却されます。
キューの設定されているカテゴリが1つ以下のときも、常にリストで返却されます。

書式

result = get_categories(cue)

入力パラメーター

名前
cueキューオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] カテゴリオブジェクトのリスト



get_child_object

指定した親の直下にあるオブジェクトを検索し、取得します。
条件に合致するオブジェクトが複数あった場合、最初の1つを取得します。
配下にある全てのオブジェクトから再帰的に検索する場合は、 find_object 関数を使用してください。

書式

result = get_child_object(parent, object_type, object_name)

入力パラメーター

名前
parent親オブジェクト
object_type取得するオブジェクトの種類の名前
object_name取得するオブジェクトの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 見つかったオブジェクト



get_child_objects

指定した親の直下にあるオブジェクトを検索し、条件に合致したものを全て取得します。
配下にある全てのオブジェクトから再帰的に検索する場合は、 find_objects 関数を使用してください。

書式

result = get_child_objects(parent, object_type)

入力パラメーター

名前
parent親オブジェクト
object_type取得するオブジェクトの種類の名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 見つかったオブジェクトのリスト



get_color

オブジェクトの色を取得します。
色の指定が可能なオブジェクトに対してのみ、取得が可能です。
色はRGB値を10進数表記した値がカンマ区切りになった文字列で与えられます。
例えば赤の場合は "255,0,0" となります。

書式

result = get_color(target)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] オブジェクトに指定されている色を表す文字列



get_cuesheet_rootfolder

キューシートルートフォルダーを取得します。

書式

result = get_cuesheet_rootfolder(workunit)

入力パラメーター

名前
workunitワークユニットオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] キューシートルートフォルダーオブジェクト



get_custom_busmap

キューに対して作成されたカスタムバスマップを取得します。
カスタムバスマップを作成する場合は create_custom_busmap 関数を使用してください。

書式

result = get_custom_busmap(cue)

入力パラメーター

名前
cueキューオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 作成されたカスタムバスマップオブジェクト



get_bus_effect

バスエフェクトを取得します。
エフェクトの名前は バスエフェクトの種類と名前 を参照してください。

書式

result = get_bus_effect(bus, effect_name)

入力パラメーター

名前
bus 取得するエフェクトのあるバスオブジェクト
effect_name エフェクトの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] バスエフェクトオブジェクト



get_global_folder

下記フォルダーを取得します。

種類 タイプ名
全体設定 GlobalFolder
ターゲットコンフィグフォルダー TargetConfigFolder
言語設定フォルダー LanguageSettingsFolder
出力ポートフォルダー OutputPortFolder
ボイスプールフォルダー VoicePoolFolder
ミキサーフォルダー MixerFolder
カテゴリフォルダー CategoryFolder
REACTフォルダー ReactFolder
ボイスリミットグループフォルダー VoiceLimitGroupFolder
AISACコントロールフォルダー AisacControlFolder
グローバルAISACフォルダー GlobalAisacFolder
ゲーム変数フォルダー GameVariableFolder
セレクターフォルダー SelectorFolder
ビート同期ラベルフォルダー BeatSyncLabelFolder

find_object でも取得可能ですが、 find_object よりもやや高速に動作します。

書式

result = get_global_folder(object_type)

入力パラメーター

名前
object_type取得するオブジェクトの種類の名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 全体設定フォルダーオブジェクト



get_materialinfo

指定したワークユニットオブジェクトに対応するマテリアル情報を取得します。
プロジェクト全体管理のマテリアル情報を取得する場合は、 get_project_materialinfo 関数を使用してください。

書式

result = get_materialinfo(workunit)

入力パラメーター

名前
workunitワークユニットオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] マテリアル情報オブジェクト



get_material_rootfolder

指定したワークユニットオブジェクトに対応するマテリアルルートフォルダーを取得します。
プロジェクト全体管理のマテリアルルートフォルダーを取得する場合は、 get_project_material_rootfolder 関数を使用してください。

書式

result = get_material_rootfolder(workunit)

入力パラメーター

名前
workunitワークユニットオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] マテリアルルートフォルダーオブジェクト



get_object_from_path

ツールのデータ構造を示すパス文字列を使用して、オブジェクトを取得します。

逆にオブジェクトからパス文字列を取得する場合は、 get_object_path 関数を使用してください。

注意
この関数はやや上級者向きです。
この関数は、 スクリプトエディター用の拡張書式 のユーザー変数を使う際に内部的に使用されます。
それ以外の目的で直接この関数を使用する場合、プロジェクトの内部的なツリー構造を正確に把握している必要があります。

書式

result = get_object_from_path(object_path)

入力パラメーター

名前
object_pathオブジェクトへのパスを示す文字列

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] パスに対応するオブジェクト



get_object_path

指定したオブジェクトの、ツール上のデータ構造を示すパス文字列を取得します。

逆にパス文字列からオブジェクトを取得する場合は、 get_object_from_path 関数を使用してください。

書式

result = get_object_path(object_id)

入力パラメーター

名前
object_idオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] オブジェクトに対応するパス文字列



get_parent

指定したタイプの親オブジェクトを取得します。
例えば、指定したキューが所属するキューシートを取得します。
この関数は、指定したタイプの親オブジェクトが見つかるまで順番に上位オブジェクトを検索します。
このため、指定したキューが所属するワークユニットもこの関数で取得可能です。

書式

result = get_parent(object_id, object_type)

入力パラメーター

名前
object_id検索元のオブジェクト
object_type取得するオブジェクトの種類の名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 見つかった親オブジェクト



get_project_materialinfo

現在開いているプロジェクトが共通管理しているマテリアル情報を取得します。
各ワークユニットに対応するマテリアル情報を取得する場合は、 get_materialinfo 関数を使用してください。

書式

result = get_project_materialinfo()

入力パラメーター

なし

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] マテリアル情報オブジェクト



get_project_material_rootfolder

現在開いているプロジェクトが共通管理しているマテリアルのルートフォルダーを取得します。
各ワークユニットに対応するマテリアルルートフォルダーを取得する場合は、 get_material_rootfolder 関数を使用してください。

書式

result = get_project_material_rootfolder()

入力パラメーター

なし

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] マテリアルルートフォルダーオブジェクト



get_selected_objects

GUI のツリーなどで選択中のオブジェクトのリストを取得します。

書式

result = get_selected_objects(object_type)

入力パラメーター

名前
object_type取得するオブジェクトの種類の名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 選択中のオブジェクトのリスト



get_type_name

指定したオブジェクトの種類の名前を取得します。

この関数は Ver.3.46.04 から追加されました。

書式

result = get_type_name(target)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 指定オブジェクトの種類の名前



get_user_settings

ユーザー設定オブジェクトを取得します。

書式

result = get_user_settings()

入力パラメーター

なし

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] ユーザー設定オブジェクト



get_value

指定したオブジェクトのパラメーターを取得します。
値は、必ず文字列として返却されます。
複数のパラメーターを同時に取得する場合は get_values 関数を使用してください。
色を取得する場合は get_color 関数を使用してください。
キューのカテゴリを取得する場合は get_categories 関数を使用してください。

書式

result = get_value(target, field_name)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト
field_name取得するパラメーターのフィールド名

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 取得した値の文字列



get_values

指定したオブジェクトのパラメーターをまとめて取得します。
値は、必ず文字列として返却されます。
戻り値は、連想配列で与えられます。
連想配列のキーはパラメーターのフィールド名で、バリューはパラメーターの値の文字列となっています。
単一のパラメーターを取得する場合は get_value 関数を使用してください。

書式

result = get_values(target, field_names)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト
field_names取得するパラメーターのフィールド名のリスト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] キーをフィールド名、バリューをパラメーターの値の文字列とした連想配列



get_workunit

ワークユニットを取得します。
find_object でも取得可能ですが、 find_object 関数よりもやや高速に動作します。

書式

result = get_workunit(workunit_name)

入力パラメーター

名前
workunit_nameワークユニットの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] ワークユニットオブジェクト



include_workunit

ワークユニットを編集対象に含めます。
編集対象から除外する場合は exclude_workunit 関数を使用してください。

書式

result = include_workunit(workunit_name)

入力パラメーター

名前
workunit_nameワークユニットの名前

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] ワークユニットオブジェクト



move_bus

バスの並び順を変更します。
busmove_destination_bus の手前に挿入します。
末尾に移動したい場合は、move_destination_busNone を指定します。

書式

result = move_bus(bus, move_destination_bus)

入力パラメーター

名前
bus 移動するバスオブジェクト
move_destination_bus 移動先のバスオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



move_object

オブジェクトを移動します。
destination_parent には、移動先の親オブジェクトを指定します。
destination には、挿入位置を示すオブジェクトを指定します。
destination_parent を指定した場合、destination はNone を指定することで省略可能です。
destination を省略した場合( None を指定した場合)、指定した親の最後尾に移動します。
destination を指定した場合、destination のすぐ上に挿入されるように、移動します。

destination を指定した場合、destination_parent はNone を指定することで省略可能です。
destination_parentdestination をどちらも指定した場合、 destination の親は destination_parent と一致している必要があります。

書式

result = move_object(target, destination_parent, destination)

入力パラメーター

名前
target移動するオブジェクト
destination_parent移動先の親オブジェクト
destination移動先の挿入位置を指定する場合、その挿入位置を示すオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



open_project

指定したプロジェクトを開きます。
file_path には、.atmcprojectファイルのパスを指定します。

書式

result = open_project(file_path)

入力パラメーター

名前
file_path開く対象のプロジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



register_material

波形ファイルを登録します。

書式

result = register_material(parent, wave_file_path)

入力パラメーター

名前
parent登録先のオブジェクト(マテリアルフォルダーまたはキューシート)
wave_file_path波形ファイルの絶対パス

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False
result [ "data" ] 登録に成功したマテリアルオブジェクト



register_unregistered_materials

指定したマテリアルフォルダー以下にあり、マテリアルとして登録されていない波形ファイルを登録します。
Finderやエクスプローラーを使用して、波形ファイルを直接マテリアルフォルダー以下に配置した場合などに使用します。

書式

result = register_unregistered_materials(material_folder)

入力パラメーター

名前
material_folderマテリアルフォルダーオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



remove_bookmark

オブジェクトをブックマークから削除します。
ブックマークに登録する場合は、 add_bookmark 関数を使用してください。

書式

result = remove_bookmark(target)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



remove_mixer_bus_send

バスから別のバスへのセンドを削除します。

書式

result = remove_mixer_bus_send(bus_from, bus_to)

入力パラメーター

名前
bus_from センド元のバスオブジェクト
bus_to センド先のバスオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



save_project_all

プロジェクトを全て保存します。

書式

result = save_project_all()

入力パラメーター

なし

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



save_workunit

指定したワークユニットを保存します。

書式

result = save_workunit(workunit)

入力パラメーター

名前
workunitワークユニットオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



select_object

指定したオブジェクトを GUI で選択状態にします。

書式

result = select_object(target)

入力パラメーター

名前
target選択するオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



set_categories

単一のキューにカテゴリを設定します。
複数のキューに対してカテゴリを追加する場合は、 add_category_to_cues 関数を使用してください。
category_list にはカテゴリオブジェクトのリストを与えます。
空のリストを与えた場合、キューのカテゴリは未設定の状態になります。
カテゴリオブジェクトの代わりに、カテゴリの名前で指定することも可能です。

書式

result = set_categories(cue, category_list)

入力パラメーター

名前
cueキューオブジェクト
category_listカテゴリーオブジェクトのリスト、またはカテゴリー名のリスト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



set_color

オブジェクトの色を指定します。
色の指定が可能なオブジェクトに対してのみ指定が可能です。
RGB値で10進数表記した値を、カンマ区切りにした文字列で指定します。
例えば赤の場合は "255,0,0" となります。
色の指定を解除する場合は unset_color 関数を使用してください。

書式

result = set_color(target, value)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト
value色を表す文字列

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



set_value

指定したオブジェクトのパラメーターを設定します。
値は文字列で指定します。
複数のパラメーターを同時に設定する場合は set_values 関数を使用してください。
色の設定をする場合は set_color 関数を使用してください。
キューに対してカテゴリーを設定する場合は set_categories 関数を使用してください。

書式

result = set_value(target, parameter_name, value)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト
field_name設定するパラメーターのフィールド名
value設定する値の文字列

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



set_values

指定したオブジェクトのパラメーターをまとめて設定します。
指定には連想配列を使用し、キーにはフィールド名、バリューには文字列で表したパラメーター値を指定します。
単一のパラメーターを設定する場合は set_value 関数を使用してください。

パラメーター指定の順番は維持されません。(記載順にパラメーター指定が実行されるとは限りません。)
下記の例のように順序を指定する必要がある場合も set_value 関数を使用してください。

(例1)マテリアルのHCAカットオフ周波数 HcaCutoffFrequency を設定する
HcaCutoffFrequencyUseHcaCutoffFrequencyTrue のときのみ設定可能です。
{"UseHcaCutoffFrequency": "True", "HcaCutoffFrequency": "16000"} という連想配列を使用して set_values を実行しても、先に HcaCutoffFrequency が評価されて指定に失敗することがあります。

(例2)キューの距離減衰区間 Pos3dDistanceMin, Pos3dDistanceMax を設定する
距離減衰最大距離は、最小距離以上に設定する必要があります。
このため、「最小50, 最大100」から「最小10, 最大30」に変更するという場合は、まず先に最小距離を 10 に指定する必要があります。
(最小距離が50の状態で、最大距離を30に設定することはできません。)

設定順に注意が必要なパラメーターは以下のとおりです。

設定箇所パラメーター名設定可能条件・値域制限
出力ポート EnableMonauralMix OutputPortTypeVibration のときのみ設定可能
ボイスプール MinChannels MaxChannels 以下
ボイスプール MaxChannels MinChannels 以上
マテリアル HcaCutoffFrequency UseHcaCutoffFrequencyTrue のときのみ設定可能
マテリアル PrefetchTime UsePrefetchTimeTrue のときのみ設定可能
キューなど BusSendLevel[1-8] UseBusSend[1-8]True のときのみ設定可能
キュー Pos3dDistanceMin Pos3dDistanceMax 以下
キュー Pos3dDistanceMax Pos3dDistanceMin 以上
トラック・ウェーブフォームリージョン BandPassLow BandPassHigh 以下
トラック・ウェーブフォームリージョン BandPassHigh BandPassLow 以上
マテリアル HcaCutoffFrequency ResamplingRate の半分以下
トリミング情報 TrimmingStartTime TrimmingEndTime 以下
トリミング情報 TrimmingEndTime TrimmingStartTime 以上

書式

result = set_values(target, fieldname_value_list)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト
fieldname_value_listキーにフィールド名、バリューに文字列で表したパラメーター値を指定した連想配列

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



sync_local_files

指定したマテリアルまたはマテリアルフォルダーに対して「ローカルファイルの同期」を実行します。

書式

result = sync_local_files(target_list)

入力パラメーター

名前
target_list対象オブジェクト(マテリアルまたはマテリアルフォルダー)のリスト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



sync_snapshot_effect_parameters

バスエフェクトのパラメーターを、別のスナップショットに同期します。
snapshot で指定した同期先のスナップショットから、同期元のエフェクト effect に対応するエフェクト(同名のバス内にある、同種のエフェクト)を検索し、 パラメーターを同期元のエフェクトと同じになるようにします。

注意
この関数を実行すると、同期先のエフェクトのオブジェクトIDは更新されます。 get_bus_effect 関数を使用して同期先のエフェクトを取得していた場合は、再度取得し直してください。

書式

result = sync_snapshot_effect_parameters(bus_effect, mixer_snapshot)

入力パラメーター

名前
bus_effect 同期元になるエフェクトオブジェクト
mixer_snapshot 同期先のスナップショットオブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False



unset_color

オブジェクトの色指定を解除します。
色の指定が可能なオブジェクトに対してのみ可能です。

書式

result = unset_color(target)

入力パラメーター

名前
target対象オブジェクト

戻り値

名前
result [ "succeed" ] 成功した場合は True, 失敗した場合は False