オブジェクト取得関数の種類

CRI Atom Craft ロボット でのオブジェクト取得は、主に次の2つの方法で行います。

  • 指定オブジェクト直下の子オブジェクトだけを取得する方法
  • 指定オブジェクト以下の構造を再帰的に辿ってオブジェクトを取得する方法

それぞれ、条件に一致するオブジェクトを1つだけ取得する方法と、複数オブジェクトをリスト形式で取得する方法を用意しています。

指定オブジェクト直下のオブジェクト取得関数

関数名 説明
get_child_objects 親オブジェクトを指定して、複数の子オブジェクトを取得します
get_child_object 親オブジェクトを指定して、子オブジェクトを取得します

これまでのチュートリアルでは、プロジェクトのオブジェクト構造を辿るのに、 get_child_object 関数を使用してきました。

指定オブジェクト以下を再帰的に辿るオブジェクト取得関数

関数名 説明
find_objects 再帰検索を行い一致した全てのオブジェクトをリスト形式で取得します
find_object 再帰検索を行い一致した最初のオブジェクト取得します


この他、CRI Atom Craft の GUI 操作と連携した処理を行うために、GUI にて選択しているオブジェクトを取得する以下の関数も用意しています。
CRI Atom Craft の GUI にて選択しているオブジェクトを取得することで、スクリプトでのオブジェクト取得処理を簡略化することができます。

CRI Atom Craft上の選択オブジェクト取得関数

関数名 説明
get_selected_objects GUI ツリーで選択中のオブジェクトを取得します


覚え書き
規模が大きいプロジェクトデータに対して、 find_objects 関数で構造上上位に位置するオブジェクトを起点に指定すると取得に時間がかかる場合があります。
効率のよい処理とするためには、データ構造、オブジェクト構造の理解と適切な取得関数の使用が必要になります。