ダッキング(ダッカー)

ゲームのようなインタラクティブに音が再生される状況で音量を調整したい場合、難しい問題があります。

問題 状況 結果
重要な音を鳴らしたい 他の音が沢山鳴っている 重要な音の音量をどんなに大きくしても埋もれてしまう。
音が割れて聞きづらい状況になる。

REACTを使うと、重要な音を鳴らした時に他の音の音量を下げることができます。(ダッキング効果と呼びます。)
「どのカテゴリのキューをトリガーにして発動するか」「どのカテゴリの音を下げるか」「音量の時間変化の設定」といった設定を行います。

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3種類の時間域

ダッカーで指定できる時間は、大きく3つの時間域に分かれます。

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変化

トリガーキューが発音されてから「変化パラメーター」が「変化レベル値」となるまでの時間です。
変化中のレベル値がどのようなカーブで変化するかを指定することが出来ます。

ホールド

変化レベル値が変化時間経過した後、そのレベル値を継続する時間です。 ホールドには二種類あります。

種類 説明
再生中 トリガーキューが停止するまで変化レベル値を維持します。トリガーキュー停止後もホールド時間中は変化レベル値を維持します。
固定時間 キューの停止状態に関わらず、ホールド時間中は変化レベル値を維持します。0で即時に「戻り」に移行します。

戻り

ホールドで指定した時間が経過した後、変化レベル値からトリガーキュー再生前の値に戻るまでの時間です。
変化中のレベル値がどのようなカーブで変化するかを指定することが出来ます。