ブロック再生とは、シーケンスをA、B、Cなどいくつかのブロックに分けて構成し、連続して再生することができる機能です。
ブロックにはさまざまな遷移条件を設定することができ、複雑な再生を簡単に行うことができます。
主な用途としては、インタラクティブミュージックの制作があります。
インタラクティブミュージックはデータの構成に大きく依存します。
ブロックを使う事でツール側では視覚的に楽曲構成をデザインすることができ、またプログラムからはブロックのインデックスの指定といった単純な操作のみで、
特定のブロックへの遷移や、ブロックの遷移時のみあるフレーズを再生するといった、音楽効果を発生させることができるようになります。
音楽にステートの概念を導入し、その範囲をブロックとして指定するイメージです。
他にもブロックはツールから「自動で次のブロックへ遷移する」といった指定も行えるため、ツールだけで完結するデータとして利用もできます。
細かいフレーズの組み合わせや繰り返しの多いダンスミュージックのように、ループシーケンサのような構成で音を作成する場合に、少ない素材で音楽を作成できます。