キューとトラックへのセレクター設定

本項で説明する「セレクターによるトラック遷移」タイプの場合はセレクター設定が必須となります。

注意
複数のトラックに同一のセレクターラベルを設定することは出来ません。誤って指定した場合、ビルドエラーとなります。
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セレクターによるトラック遷移時の動作

「セレクターによるトラック遷移」タイプのキューは、シーケンス再生開始時にプログラムで指定したセレクターラベルと、トラックに設定されているセレクターラベルが一致したトラックのみ再生を行います。
セレクターラベル情報が一致しないトラックは再生されませんが、再生中に適用するセレクターラベルを変更すると、
適用したセレクターラベルと一致する情報を持つトラックへと再生トラックが遷移します。
セレクターラベルの再指定による遷移準備中および遷移中は2つのトラックの発音処理が行われますが、
遷移処理以外の再生では1つのトラックのみの再生となるため、最小限のリソース消費で再生楽曲の切り換えが行えます。

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制御方法

再生時のセレクターラベル指定はプログラムで行いますので、キューに対してセレクターラベル設定を行った場合は、
その情報をプログラマーに伝達して再生時にプレーヤーに対して適切なセレクターラベルの設定を行ってもらってください。
プログラムからはcriAtomExPlayer_SetSelectorLabelを使用してセレクターを指定します。
ツール上で確認する場合は、セレクターラベルをツリーで選択することで切り替えができます。

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セレクターラベルの切り替えをより効率よくプレビューするには、「 セッションウィンドウ 」を利用することができます。