仮想ボイス(バーチャルボイス)

仮想ボイスとは、再生用の発音リソースを使用しないボイスで、再生パラメーターと時刻のみを管理します。
プログラムでのプレーヤ生成時に「CRIATOMEXPLAYER_RETRY_VOICE_ALLOCATION」を指定したプレーヤーでキューを再生した際、
以下のような場合では、再生情報を仮想ボイスとして保持します。

  • 再生開始時点でボイスを確保できない場合
  • 再生中にボイスプライオリティ制御によってボイスが奪い取られた場合 仮想ボイスはサーバー処理内で発音リソースの確保を試み、確保できると通常ボイスに変化し実際の発音処理が行われます。
criatom_tools_atomcraft_virtualvoice_silentmode_retry.png

ツール上ではボイスのボリューム値が "0" になった場合に、ボイスを仮想ボイス化する設定が行えます。
例えば、3Dポジションを使用したボイスが距離減衰によりボリュームが "0" になった際に、無音の音に対して発音リソースを消費するのは負荷的にも非効率です。
このような状況でボイスを仮想化することにより発音リソースの無駄が省けます。
ツールによるボイスの仮想化設定はキューの「 ボイスビヘイビア 」で行います。

criatom_tools_atomcraft_virtualvoice_voicebehavior_vol0stopusetime.png