このページでは、Sofdecデータのビデオ素材を指定します。
ビデオ素材ファイルの選択
- ビデオ素材の指定
ビデオ素材を指定します。連番静止画の場合は最初の画像ファイルを指定してください。
- ビデオコーデック
ビデオコーデックを指定します。
プラットフォームに応じて、Sofdec.Prime、H.264、VP9(※)を指定してください。
- 注意
- ※Sofdec2 Encoding Wizard は現在AV1コーデックには対応していません。将来のSDKで対応予定です。
- フレームレートの指定
連番静止画を選択した場合は、ムービーのフレームレートを指定する必要があります。
また動画素材を選択した場合でも強制的にフレームレートを変更することができます。(*1)(*2)(*3)
指定できるフレームレートは以下の通りです。
60 /59.94 /50 /30 /29.97 /25 /24 /23.976 /20 /15 /10 |
29.97fpsがデフォルト設定のフレームレートです。
【補足】
(*1)
フレームレートの指定はフレームを挿入したり、間引いたりする機能では
ありませんのでご注意下さい。
ここで指定したフレームレート情報はムービーデータのヘッダーに埋め込まれ、
ランタイム再生時にフレーム取得タイミング調整などで使用されるものです。
例えば60fps素材を30fps指定でエンコードしても、データサイズは変わりません。
30fpsムービーを作成するためには元素材レベルで30fpsのものを用意して下さい。
(*2)
音声付き動画素材の場合、フレームレートの強制指定は音声については
非対応になります。
音声を含めたフレームレート変更を行いたい場合、フレームレート変更に
合わせた音声素材(サンプリング周波数の変更などにより動画と尺を合わせたもの)を
予め用意しておく必要があります。
また、用意した音声素材は入力音声素材のページで指定する必要があります。
(*3)
現状、ムービーヘッダーに記載される平均ビットレート情報(バージョンチェックツール「Wizz」で 確認できるAverage bitrate)について、実際のムービーの平均ビットレートとは異なる情報を 埋めてしてしまうケースがありますのでご注意下さい。具体的には以下になります。
指定フレームレートによる平均ビットレート計算内容
指定フレームレート[fps] | 計算内容 |
23.976未満 | 23.976に切り上げて計算したものをムービーヘッダーへ記載 |
60より大きい | 60に切り下げて計算したものをムービーヘッダーへ記載 |
- 解像度の変更
エンコードしたムービーの画像サイズを指定した大きさに拡大・縮小することができます。
Sofdec.Prime/H.264は補足にある出力可能なムービー解像度の制限に従って指定する必要があります。
【補足】
エンコーダーで出力可能なムービー解像度について最小サイズ、横幅、高さのピクセル値は以下の制限があります。
エンコーダーで出力可能なムービー解像度の制限
ビデオコーデック | 最小サイズ | 横幅、高さのピクセル値 |
Sofdec.Prime | 8x8 | 8の倍数 |
H.264 | 64x64 | 16の倍数 |
VP9 | 2x2 | 2の倍数 |
上記の解像度制限に合わない入力素材を指定した場合は黒枠のパディングを入れて制限に合うように調整したムービーを出力します。
ランタイムで実際に表示したい入力素材の解像度はcriManaPlayer_GetMovieInfo関数で取得したCriManaMovieInfo構造体のメンバーdisp_width、disp_heightを取得し、使用して下さい。
- キューポイント情報ファイルの指定
キューポイント情報ファイルをここで指定することができます。
キューポイント情報ファイルの詳細については「 キューポイント情報ファイル 」を参照してください。
- アルファムービーの作成
アルファムービーを作成可能な条件の場合にチェックボックスが有効になります。
このチェックボックスをチェックすると、指定したビデオ素材がアルファムービーとしてエンコードされます。
ビデオ素材にアルファチャンネルが無い場合は選択できません。
ビデオ素材ファイルの情報
ダイアログの右側に選択したビデオ素材の情報が表示されます。
ビデオ素材ファイルの詳細については「
ビデオ素材ファイル 」を参照してください。