ムービのプレイリストについて

: ムービのプレイリスト機能について説明します。

プレイリストの使用方法

: 本章では、あるレベルのStaticMeshに接続されたムービープレイリストを再生する方法について説明します。

具体的な手順は以下のとおりです。

Windowsエクスプローラからコンテンツブラウザに usm ファイルをドラッグアンドドロップします。
この操作により、usmファイルが ManaMovie アセットとしてインポートされます。

必要なすべてのムービをこの操作でプレイリストにインポートします。
コンテンツブラウザで、すべてのムービアセットを選択し、選択したアセットの1つを右クリックし、コンテキストメニューから [Create ManaPlaylist] を選択します。
必要に応じて、プレイリストをダブルクリックして編集します。
生成されたプレイリストの右クリックメニューから [Create ManaTexture] をクリック
生成されたテクスチャの右クリックメニューから [Create Material] をクリック

下図のように、マテリアルの種類を選択するように求められます。
- "component textures" を使用するマテリアルは、ムービの各色成分（YUV(A)）をマテリアルのソースとして使用します。YUVからRGBの変換は、このマテリアル内で行われます。パフォーマンスの面で、こちらの使用を推奨します。
- "Render to Texture" を使用するマテリアルは、オフスクリーンでYUVからRGBにプリレンダリングされたテクスチャ（RGB）を使用します。このオプションを指定すると、自動的に ManaTexture の "Render to Texture" を有効にします。RGBAテクスチャが必要な場合にこのオプションの使用を推奨します。

注意: ムービタイプが混在するプレイリスト（同じプレイリストにSofdec.PrimeとH.264でエンコードされたムービー）を作成した場合は、「Render to Textureを使用して新規マテリアルを作成する」を選択してください。

[アクター「StaticMesh1」の詳細パネル > ブループリント/スクリプトを追加] をクリック
作成されたブループリントを開く
[コンポーネント「StaticMesh1」の詳細パネル > Materials > エレメント0]に、動画のマテリアルを選択
「コンポーネントを追加」ドロップダウンリストから、[Mana Component]をクリック
[Manaコンポーネントの詳細パネル > Rendering > Movie]に動画のテクスチャを設定
下図のように、ゲーム開始時に再生開始するブループリントグラフを作成
ブループリントをレベル内に配置

シームレス再生について

: プレイリスト内のすべてのムービが同じオーディオおよびビデオ仕様を使用する場合、それらはアタッチされた ManaComponent によってシームレスに再生されます。これにより、ムービが切り替わる際に途切れることなく再生することができます。

シームレス再生を行う際、プレイリスト内のムービ間で変更してはいけない設定は以下のとおりです。

ムービの解像度
アルファチャンネルの有無
ビデオコーデック
オーディオトラック数
オーディオサンプリング周波数
オーディオコーデック
字幕チャンネル数

注意点

: ManaPlaylist はブループリントから動的に編集することができますが、現在再生中のインデックスを管理する必要があります。インデックスが指定されずに呼び出された場合、アタッチされている ManaComponent は自動でプレイリストの次のインデックスでムービを再生します。または、ManaComponent でループオプションを使用して最後のムービに達した場合、プレイリストの最初のムービを再生します。

: Sofdec2 ManaMovie および ManaPlaylistは、Unreal MediaMovie および MediaPlaylist の同様のインターフェイスおよび機能を使用します。

Next:アルファムービ