概要
- AtomAsrRackに適用されているDSPバス設定のパラメータを変更する方法をご紹介します。
 
DSPバススナップショットの適用
- DSPバススナップショットとは
 - DSPバススナップショットとは、DSPバス設定に追加できるパラメーターセットのことです。
 ゲームシーンに応じてスナップショットを適用することで、そのシーンに合ったDSPエフェクトのパラメーターを一括で設定することができます。
 適用時には変化時間を設定でき、パラメーターはその時間をかけて滑らかに変化させることができます。
 
 
- 例えばAtomAsrRack(Id: 0)にアタッチされている"DspBusSettings_1"で"Snapshot1"をレベルブループリント上で適用したい場合は次のようにします。
 
- 手順1 AtomAsrRackの取得
 - Get Asr RackでAtomAsrRack(Id: 0)を取得します。
 ※ 既にAtomAsrRack(Id: 0)に"DspBusSettings1"がアタッチされているものとします。
 
 
- 手順2 DSPバススナップショットの適用
 - Apply Dsp Bus SnapshotでAtomAsrRack(Id: 0)に"Snapshot1"を設定します。
 今回はMilliSeccondsに100を設定します。
 
 
- 画像の通りの方法だと、100ミリ秒かけて"Snapshot1"のパラメータに変更されます。
 ※MilliSeccondsではどの程度の時間をかけて"Snapshot1"に変更されるかをミリ秒単位で設定できます。
 
- これでAtomAsrRack(Id: 0)の"DspBusSettings_1"に"Snapshot1"が適用されます。
 
Set関数による変更
任意のバスのエフェクトのバイパスを設定
- 例えばAtomAsrRack(Id: 0)にアタッチされている"DspBusSettings_1"で"BUS1"の"Reverb"をレベルブループリント上でバイパスしたい場合は次のようにします。
 
 
- AtomCraft上のDSPバス設定の構成の画像
 
- 手順1 AtomAsrRackの取得
 - Get Asr RackでAtomAsrRack(Id: 0)を取得します。
 
 
- 手順2 エフェクトのバイパス
 - Set Effect BypassのターゲットにAtomAsrRack(Id: 0)を設定します。
 Bus Nameに"BUS1"を設定します。
 Effect Nameに"CRIWARE/Reverb"と入力します。
 Bypassのチェックボックスにチェックを入れます。
 (チェックを入れるとバイパスが有効になる。)
 
 
- これでAtomAsrRack(Id: 0)にアタッチされている"DspBusSettings_1"における"BUS1"のReverbはバイパスされます。