CriWare Unreal Engine
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今回のレッスンでは、カテゴリ単位で再生を制御する方法をご紹介します。
このカテゴリはAtomCraftで設定できる機能で複数のサウンドを一つのグループとして制御する機能です。
このレッスンを習得すると、例えば「SEという名前のカテゴリに属している全てのキューを停止させる」といったことが可能になります。
CRI Atom Craft側で設定します。
詳しくは「CRI Atom Craft 初級編09 カテゴリ設定」をご覧ください。
あらかじめカテゴリが設定された音素材をご用意致しましたのでこちらをご利用ください。
ダウンロードした「Category_Controll.acb」と「SimpleMusic.acf」をUE4プロジェクトにインポートしてください。
今回はACFファイルの内容を変更しているため、インポートした後にUE4エディタを再起動してください。
説明上の混乱を避けるため、前回のチュートリアル「ADX チュートリアル No.14 : Blueprintによる基本的な音声制御方法について」でレベルに配置した音とレベルブループリントに配置したノードを取り除いてください。
「VOICE_a」と「VOICE_b」をレベル上に配置します。
この「Category_Controll_VOICE_a_Cue」と「Category_Controll_VOICE_b_Cue」は共に「VOICE」というカテゴリに属しています。
レベルブループリントを開きます。
キーボードの「1」が押されたときに「VOICE」カテゴリの全ての音を一時停止もしくは一時停止の解除をさせてみましょう。
「Atom Category」カテゴリにある「Pause by Name」というノードを配置します。
「Category Name」には再生を制御したいカテゴリの名前を指定します。
今回は「VOICE」と指定します。
「Flip Flop」というノードを追加します。このノードは実行されるたびに「A」と「B」を交互にどちらかを実行します。
現在どちらのノードが実行されているかを判定するために「Is A」とうピンがあります。
このピンがtrueのときは「A」が実行されています。
今回はこのフラグを一時停止させるのか解除をするのかを指定するピンに接続します。
また、キーボードの「2」が押された時に「VOICE」カテゴリの全ての音を停止させてみましょう。
注意
カテゴリ名が変わると全てのノードの「Category Name」を変える必要があります。
レベルブループリントをコンパイルし、ゲームを開始してください。
キャラクターのセリフが二つ再生されていますね。
キーボードの「1」を押すたびに両方の音声が一時停止もしくはが一時停止が解除されることを確認してください。