CRIWARE Unity Plugin Manual  Last Updated: 2024-12-05
CriAtomExAuxIn クラス

外部音声を入力するためのAuxIn [詳解]

CriDisposableを継承しています。

クラス

struct  Config
 AuxIn作成用コンフィグ構造体 [詳解]
 

公開メンバ関数

 CriAtomExAuxIn (Config?config=null)
 AuxInの作成 [詳解]
 
override void Dispose ()
 AuxInの破棄 [詳解]
 
void Start ()
 AuxInの再生開始 [詳解]
 
void Stop ()
 AuxInの再生停止 [詳解]
 
void SetFormat (int numChannels, int samplingRate)
 フォーマットの設定 [詳解]
 
void GetFormat (out int numChannels, out int samplingRate)
 フォーマットの取得 [詳解]
 
void SetVolume (float volume)
 ボリューム設定 [詳解]
 
void SetFrequencyRatio (float frequencyRatio)
 周波数調整比の設定 [詳解]
 
void SetBusSendLevel (string busName, float level)
 バスセンドレベル設定 [詳解]
 
void SetInputReadStream (CriAudioReadStream stream)
 リードストリームの設定 [詳解]
 

詳解

外部音声を入力するためのAuxIn

説明:
AuxInはADXの外部の音声データをADXのDSPバスに流すことができます。
入力データの再生開始、ステータスの取得、入力データの書込み等の制御を行います。

構築子と解体子

CriAtomExAuxIn ( Config config = null)
inline

AuxInの作成

引数
configAuxIn作成用コンフィグ構造体
戻り値
AtomAuxInハンドル
説明:
音声入力用のAuxInを作成します。
AuxInはADXの外部の音声データをADXのDSPバスに流すことができます。

音声の再生を開始するにはCriWare.CriAtomExAuxIn::Start 関数を実行します。
入力する音声は CriWare.CriAtomExAuxIn::SetInputReadStream に指定するコールバック関数を 経由してAuxInに渡します。
注意:
本関数は完了復帰型の関数です。実行にかかる時間は、プラットフォームによって異なります。
マイクの作成/破棄は、シーンの切り替わり等、負荷変動を許容できる タイミングで行うようお願いいたします。
参照
CriAtomExAuxIn::Dispose

関数詳解

override void Dispose ( )
inline

AuxInの破棄

説明:
AuxInを破棄します。
注意:
本関数は完了復帰型の関数です。実行にかかる時間は、プラットフォームによって異なります。
マイクの作成/破棄は、シーンの切り替わり等、負荷変動を許容できる タイミングで行うようお願いいたします。
参照
CriAtomExAuxIn::CriAtomExAuxIn
void Start ( )
inline

AuxInの再生開始

説明:
AuxInの再生を開始します。
参照
CriAtomExAuxIn::Stop
void Stop ( )
inline

AuxInの再生停止

説明:
AuxInの再生を停止します。
参照
CriAtomExAuxIn::Start
void SetFormat ( int  numChannels,
int  samplingRate 
)
inline

フォーマットの設定

引数
numChannelsチャンネル数
samplingRateサンプリング周波数
説明:
再生を行う音声のフォーマットを設定します。
CriWare.CriAtomExAuxIn::Start を呼ぶ前に設定する必要があります。
参照
CriAtomExAuxIn::GetFormat
void GetFormat ( out int  numChannels,
out int  samplingRate 
)
inline

フォーマットの取得

引数
numChannelsチャンネル数
samplingRateサンプリング周波数
説明:
CriWare.CriAtomExAuxIn::SetFormat で設定したフォーマット情報を取得します。
参照
CriAtomExAuxIn::SetFormat
void SetVolume ( float  volume)
inline

ボリューム設定

引数
volumeボリューム値
説明:
AuxInの音声のボリュームを設定をします。

ボリューム値は音声データの振幅に対する倍率です(単位はデシベルではありません)。
例えば、1.0fを指定した場合、原音はそのままのボリュームで出力されます。
0.5fを指定した場合、原音波形の振幅を半分にしたデータと同じ音量(-6dB)で 音声が出力されます。
0.0fを指定した場合、音声はミュートされます(無音になります)。
void SetFrequencyRatio ( float  frequencyRatio)
inline

周波数調整比の設定

引数
frequencyRatio周波数調整比(0.25f~4.0f)
説明:
AuxInの音声の周波数調整比を設定します。
周波数調整比は、音声データの周波数と再生周波数の比率で、再生速度の倍率と等価です。
周波数比が1.0fを超える場合、音声データは原音より高速に再生され、 1.0f未満の場合は、音声データは原音より低速で再生されます。

周波数比は、音声のピッチにも影響します。
例えば、周波数比を1.0fで再生した場合、音声データは原音通りのピッチで再生されますが、 周波数比を2.0fに変更した場合、ピッチは1オクターブ上がます。
(再生速度が2倍になるため。)
注意:
周波数比に1.0fを超える値を設定した場合、再生する音声のデータが通常より 速く消費されるため、音声データの供給をより早く行う必要があります。
周波数比に1.0fを超える値を設定する場合には、AuxIn作成時に指定する 最大サンプリングレートの値を、周波数比を考慮した値に設定してください。
(AuxIn作成時に指定する CriWare.CriAtomExAuxIn::Config 構造体 の maxSamplingRate の値に、「原音のサンプリングレート×周波数比」で 計算される値を指定する必要があります。)
void SetBusSendLevel ( string  busName,
float  level 
)
inline

バスセンドレベル設定

引数
busNameバス名
levelレベル値(0.0f~1.0f)
説明:
AuxInの音声のバスセンドレベルを設定します。
バスセンドレベルは、音声をどのバスにどれだけ流すかを指定するための仕組みです。

第2引数にはDSPバス設定内のバス名を指定します。
第3引数では送信時のレベル(ボリューム)を指定します。

第2引数のバス名で指定したバスが適用中のDSPバス設定に存在しない場合、設定値は無効値として処理されます。
センドレベル値の範囲や扱いは、ボリュームと同等です。CriWare.CriAtomExAuxIn::SetVolume 関数を参照してください。
void SetInputReadStream ( CriAudioReadStream  stream)
inline

リードストリームの設定

引数
streamリードストリーム
説明:
AuxInの入力方向のリードストリームを設定します。
コールバック関数は大抵のプラットフォームで別スレッドから呼ばれるため、 呼ばれる側はスレッドセーフ実装する必要があります。

このクラス詳解は次のファイルから抽出されました: