AISACコントロール

AISACコントロールとは、AISAC をプログラムからコントロールする時の識別名になります。

AISACコントロールにはプロジェクトでユニークなIDが割り当てられています。
IDが0~15のAISACコントロールは、AISACやトラックオートメーションからコントロールすることができます。
AISACのタイプが「ランダム」や「オートモジュレーション」のときは外部からコントロールできません。
「全体設定」ツリーのAISACコントロールに使用中のAISACコントロールを確認することができます。
AISACコントロールは最小16個、最大256個まで作成可能です。

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AISACとの関係

AISACは「プログラムからコントロールするAISAC」と「ツールのみで使用するAISAC」があります。
プログラムからコントロールする場合AISACコントロールが必須ですが、ツール内で使用するものは場合によってコントロール設定が無視されます。
別の言い方をすれば、「外部コントロールしたいもの」にのみ「AISACコントロール」が必要になります。
「外部コントロールしたいもの」はプログラムからでもあれば、ツール内で他のキューやカテゴリ、3Dポジショニング、REACTなどから呼び出す用途でも使用します。

AISACのコントロールがプログラムから必要かどうか

AISACコントロールによって音が変化しますが、ADX の中で自動で駆動されるものについてはAISACを外部から指定しなくても自動でかかるものがあります。


種類 AISACコントロールの設定 プログラムからのAISACコントロール 説明
通常のAISAC AISACコントロールが必要
ランダムAISAC 基本的にはAISACコントロール不要。
(再生時にランダムなAISACが選ばれる)
再生開始時にランダムなAISACを設定される。
ランダム幅が狭い場合はコントロールする事もできます。
REACTとAISAC 不要(REACTの動作時に変化する) REACTで指定します。
コントロールIDが0~15までの指定が可能です。
AISACモジュレーショントリガー 不要
(再生時に自動でモジュレート変化する)
ツール設定により自動的に駆動します。
AISACモジュレーショントリガー(AISAC Mod Trigger) 無(トリガキー設定が必要)不要(再生時やREACTから変化する) ツール設定により自動的に駆動します。
3Dポジショニング 不要
(ソース、リスナー位置の指定から自動で変化する)
3Dポジショニングの距離減衰設定でAISACコントロールを指定します。
コントロールIDが0~15までの指定が可能です。
他のAISAC 不要(オートメーションやアクションで変化させる) オートメーションや階層上位につけたAISACなどで指定します。
コントロールIDが0~15までの指定が可能です。

AISACのコントロールが必要なもの

AISACをプログラムからコントロールするためにはAISACコントロールと関連付けが必要です。
AISACを追加するには予め用意されたAISACコントロールを選択します。

AISACのコントロールが不要なもの

ツール内でのみ使用するAISAC(ランダムAISAC、AISACオートモジュレーション)は
ツールの設定により自動で動作するため、AISACコントロールは無視されます。