CRI LipSync V for Unity Manual  Last Updated: 2021-11-01
CriLipsDeformer
CriLipsDeformerはコーディングをせずにUnity Editor上の設定だけで、CRI LipSyncを使用したリップシンクを利用することができます。
また、Unity Editor上の設定だけでなく、スクリプト上からの生成・設定も可能なコンポーネントです。

設定パラメーター

CriLipsDeformerForAnalyzer の設定パラメーターについて解説します。
cri4u_component_deformer_image01.png

CriLipsDeformerForAnalyzer Inspectorパラメーター
パラメータ 説明 デフォルト値
Morph Target ICriLipsMorph を継承したモーフィングクラス
パラメータ 説明 備考
Target モーフィングの対象オブジェクト (備考)本パラメータは ICriLipsMorph を継承したクラスの実装に依存しています。
本ドキュメントでは図中で選択されている CriLipsMorphBlendShapeJapaneseVowel クラスについて説明します。
ユーザー側で独自に ICriLipsMorph を継承したクラスに対してはこの限りではありません。
A Index 「あ」のブレンド量の適用先インデックス
aIndex
I Index 「い」のブレンド量の適用先インデックス
iIndex
U Index 「う」のブレンド量の適用先インデックス
uIndex
E Index 「え」のブレンド量の適用先インデックス
eIndex
O Index 「お」のブレンド量の適用先インデックス
oIndex
Channel CriLipsAnalyzer で解析したリップシンク情報のチャンネル番号を指定します。 0
Analyzer モーフィングの元となるリップシンク解析を行っている CriLipsAnalyzer を選択します。
指定されておらず、かつ実行時に同じGameObjectにCriLipsAnalyzerがアタッチされていた場合は、自動で取得先として設定します。
null

使い方

Morph Targetの選択
[Morph Target]には、ICriLipsMorph を継承したクラスが選択できます。
LipSync プラグインでは想定される各キャラクターモデルごとに以下のクラスが用意されています。
cri4u_component_deformer_image02.png
アプリケーションごとに独自のアニメーションシステムを採用している場合や、独自のキャラクターモデルの構造の場合は
上記のプラグインで用意しているクラスでは十分なモーフィングが行えない場合があります。
そのような場合には ICriLipsMorph を継承したクラスを独自に実装し、本コンポーネントに登録することで
モーフィング処理のみ独自に差し替えることができます。

モーフィング処理を差し替えても、 CriLipsAnalyzer への管理などは CriLipsDeformerForAnalyzer が行うため
手軽にCRI LipSyncを利用した独自モーフィングを実現可能です。

なお、[Morph Target]をスクリプトから差し替えたい場合は CriLipsDeformer.LipsMorph が利用できます。
Morph Targetで選択したクラスのパラメーター設定
Morph Targetで選択したクラスに応じたパラメーター設定が表示されます。
図中では CriLipsMorphBlendShapeJapaneseVowel クラスが選択されているため、本クラスのパラメーター設定項目が表示されています。
cri4u_component_deformer_image03.png