CRI ADX  Last Updated: 2024-11-26 16:51 p
ソフトウェアバイノーラライザー

ここでは、ソフトウェアバイノーラライザーの設定とプレビュー時の適用方法について説明します。

  1. プロジェクトへの設定
  2. プレビュー設定

プロジェクトへの設定

ヘッドホン出力向けにソフトウェアバイノーラライザーを使用する場合、プロジェクトの設定で使用するバイノーラライザーを選択する必要があります。

プロジェクト設定の、「立体音響」→「ソフトウェアバイノーラライザータイプ」項目で使用するバイノーラライザーを選択します。

バイノーラライザータイプ 説明
CRI Binauralizer ヘッドフォンバーチャルサラウンドエフェクトを使用したバイノーラライザー
Sound xR ヤマハ株式会社のソフトウェアバイノーラライザー
HRTF は3タイプから選択可能
PCN:Sound xR の標準的な HRTF です。定位感を重視したいケースにおすすめです。
TC4:正面方向の音色変化を低減した HRTF です。ただし、正面方向の定位感が弱くなっています。HRTF 適用時の音色変化を小さくしたいケースにおすすめです。
TC4A:TC4 と同様な HRTF です。TC4 ほど音色変化は低減されませんが、TC4 よりも正面方向の上下左右の定位感を出したいケースにおすすめです。
覚え書き
Sound xR を選択した場合、使用する HRTF タイプを追加設定します。
オブジェクトオーディオで再生するマテリアルの場合は、それぞれのマテリアルに HRTF タイプの設定ができます。

これで、チャンネルベース出力をヘッドホン向け出力する際のバイノーラライザーの設定は終了です。

プレビュー設定

プロジェクトに設定したバイノーラライザーを有効にしてヘッドホン向け出力でプレビューするためには、PCプレビューのスピーカー設定 で「バイノーラルで再生する」を有効にします。

  1. ツールバーよりプレビュースピーカー設定ダイアログを開きます
  2. プレビュースピーカー設定ダイアログにて、「バイノーラルで再生する」にチェックを入れて有効にします。
覚え書き
「バイノーラルで再生する」にチェックを入れてバイノーラルプレビュー行ったとき、レベルメーターはバイノーラル化する前のチャンネルベースの状態を示します。
バイノーラル化後のレベルメーター表示については今後の対応項目となります。