CRI ADX  Last Updated: 2024-11-26 16:51 p
CriAtom PC API

データ構造

struct  CriAtomExConfigForUserPcmOutputTag
 Atomライブラリ初期化用コンフィグ構造体CRI Atomライブラリの動作仕様を指定するための構造体です。
criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput 関数の引数に指定します。
[詳解]
 
struct  CriAtomConfigTag_PC
 Atomライブラリ初期化用コンフィグ構造体CRI Atomライブラリの動作仕様を指定するための構造体です。
criAtom_Initialize_PC 関数の引数に指定します。
[詳解]
 
struct  CriAtomExConfigTag_PC
 Atomライブラリ初期化用コンフィグ構造体CRI Atomライブラリの動作仕様を指定するための構造体です。
criAtomEx_Initialize_PC 関数の引数に指定します。
[詳解]
 

マクロ定義

#define criAtom_SetDefaultConfig_PC(p_config)
 ライブラリ初期化用コンフィグ構造体にデフォルト値をセット [詳解]
 
#define criAtomEx_SetDefaultConfig_PC(p_config)
 ライブラリ初期化用コンフィグ構造体にデフォルト値をセット [詳解]
 
#define criAtomEx_SetThreadPriority_PC(prio)    criAtom_SetThreadPriority_PC(prio)
 サーバー処理スレッドのプライオリティ変更 [詳解]
 
#define criAtomEx_GetThreadPriority_PC()    criAtom_GetThreadPriority_PC()
 サーバー処理スレッドのプライオリティ取得 [詳解]
 
#define criAtomEx_SetThreadAffinityMask_PC(mask)    criAtom_SetThreadAffinityMask_PC(mask)
 サーバー処理スレッドのアフィニティマスク変更 [詳解]
 
#define criAtomEx_GetThreadAffinityMask_PC()    criAtom_GetThreadAffinityMask_PC()
 サーバー処理スレッドのアフィニティマスクの取得 [詳解]
 
#define criAtomEx_CalculateWorkSizeForUserPcmOutput_PC(config)    criAtomEx_CalculateWorkSizeForUserPcmOutput(config)
 ユーザPCM出力方式用ワーク領域サイズ計算 [詳解]
 
#define criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput_PC(config, work, work_size)    criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput(config, work, work_size)
 ユーザPCM出力用ライブラリ初期化 [詳解]
 
#define criAtomEx_FinalizeForUserPcmOutput_PC()    criAtomEx_FinalizeForUserPcmOutput()
 ユーザPCM出力用ライブラリ終了処理 [詳解]
 

型定義

typedef struct CriAtomExConfigForUserPcmOutputTag CriAtomExConfigForUserPcmOutput
 Atomライブラリ初期化用コンフィグ構造体CRI Atomライブラリの動作仕様を指定するための構造体です。
criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput 関数の引数に指定します。
[詳解]
 
typedef struct CriAtomConfigTag_PC CriAtomConfig_PC
 Atomライブラリ初期化用コンフィグ構造体CRI Atomライブラリの動作仕様を指定するための構造体です。
criAtom_Initialize_PC 関数の引数に指定します。
[詳解]
 
typedef struct CriAtomExConfigTag_PC CriAtomExConfig_PC
 Atomライブラリ初期化用コンフィグ構造体CRI Atomライブラリの動作仕様を指定するための構造体です。
criAtomEx_Initialize_PC 関数の引数に指定します。
[詳解]
 

関数

CriSint32 criAtom_CalculateWorkSize_PC (const CriAtomConfig_PC *config)
 ライブラリ初期化用ワーク領域サイズの計算 [詳解]
 
void criAtom_Initialize_PC (const CriAtomConfig_PC *config, void *work, CriSint32 work_size)
 ライブラリの初期化 [詳解]
 
void criAtom_Finalize_PC (void)
 ライブラリの終了 [詳解]
 
void criAtom_SetThreadPriority_PC (int prio)
 サーバー処理スレッドのプライオリティ変更 [詳解]
 
int criAtom_GetThreadPriority_PC (void)
 サーバー処理スレッドのプライオリティ取得 [詳解]
 
void criAtom_SetThreadAffinityMask_PC (DWORD_PTR mask)
 サーバー処理スレッドのアフィニティマスク変更 [詳解]
 
DWORD_PTR criAtom_GetThreadAffinityMask_PC (void)
 サーバー処理スレッドのアフィニティマスクの取得 [詳解]
 
CriSint32 criAtomEx_CalculateWorkSize_PC (const CriAtomExConfig_PC *config)
 ライブラリ初期化用ワーク領域サイズの計算 [詳解]
 
void criAtomEx_Initialize_PC (const CriAtomExConfig_PC *config, void *work, CriSint32 work_size)
 ライブラリの初期化 [詳解]
 
void criAtomEx_Finalize_PC (void)
 ライブラリの終了 [詳解]
 

詳解

マクロ定義詳解

◆ criAtom_SetDefaultConfig_PC

#define criAtom_SetDefaultConfig_PC (   p_config)
値:
{ \
criAtom_SetDefaultConfig(&(p_config)->atom); \
criAtomAsr_SetDefaultConfig(&(p_config)->asr); \
criAtomHcaMx_SetDefaultConfig(&(p_config)->hca_mx); \
}

ライブラリ初期化用コンフィグ構造体にデフォルト値をセット

引数
[out]p_config初期化用コンフィグ構造体へのポインタ
説明:
criAtom_Initialize_PC 関数に設定するコンフィグ構造体 ( CriAtomConfig_PC )に、デフォルトの値をセットします。
注意
本マクロは下位レイヤ向けのAPIです。
AtomExレイヤの機能を利用する際には、本マクロの代わりに criAtomEx_SetDefaultConfig_PC マクロをご利用ください。
参照
CriAtomConfig_PC

◆ criAtomEx_SetDefaultConfig_PC

#define criAtomEx_SetDefaultConfig_PC (   p_config)
値:
{ \
criAtomEx_SetDefaultConfig(&(p_config)->atom_ex); \
criAtomExAsr_SetDefaultConfig(&(p_config)->asr); \
criAtomExHcaMx_SetDefaultConfig(&(p_config)->hca_mx); \
}

ライブラリ初期化用コンフィグ構造体にデフォルト値をセット

引数
[out]p_config初期化用コンフィグ構造体へのポインタ
説明:
criAtomEx_Initialize_PC 関数に設定するコンフィグ構造体 ( CriAtomExConfig_PC )に、デフォルトの値をセットします。
参照
CriAtomExConfig_PC

◆ criAtomEx_SetThreadPriority_PC

#define criAtomEx_SetThreadPriority_PC (   prio)     criAtom_SetThreadPriority_PC(prio)

サーバー処理スレッドのプライオリティ変更

引数
[in]prioスレッドプライオリティ
説明:
サーバー処理(ライブラリの内部処理)を行うスレッドのプライオリティを変更します。
デフォルト状態(本関数を実行しない場合)では、サーバー処理スレッドのプライオリティは THREAD_PRIORITY_HIGHEST に設定されます。
注意
: 本関数は、ライブラリ初期化時にスレッドモデルをマルチスレッドモデル ( CRIATOM_THREAD_MODEL_MULTI )に設定した場合にのみ効果を発揮します。
他のスレッドモデルを選択した場合、本関数は何も処理を行いません。
(エラーコールバックが発生します。)

本関数は初期化後〜終了処理前の間に実行する必要があります。
初期化前や終了処理後に本関数を実行しても、効果はありません。
(エラーコールバックが発生します。)

サーバー処理スレッドは、CRI File Systemライブラリでも利用されています。
すでにCRI File SystemライブラリのAPIでサーバー処理スレッドの設定を変更している場合 本関数により設定が上書きされますのでご注意ください。
参照
criAtomEx_Initialize_PC, criAtomEx_GetThreadPriority_PC

◆ criAtomEx_GetThreadPriority_PC

#define criAtomEx_GetThreadPriority_PC ( )     criAtom_GetThreadPriority_PC()

サーバー処理スレッドのプライオリティ取得

戻り値
int スレッドプライオリティ
説明:
サーバー処理(ライブラリの内部処理)を行うスレッドのプライオリティを取得します。
取得に成功すると、本関数はサーバー処理を行うスレッドのプライオリティを返します。
取得に失敗した場合、本関数は THREAD_PRIORITY_ERROR_RETURN を返します。
注意
: 本関数は、ライブラリ初期化時にスレッドモデルをマルチスレッドモデル ( CRIATOM_THREAD_MODEL_MULTI )に設定した場合にのみ効果を発揮します。
他のスレッドモデルを選択した場合、本関数はエラー値を返します。
(エラーコールバックが発生します。)

本関数は初期化後〜終了処理前の間に実行する必要があります。
初期化前や終了処理後に本関数を実行した場合、本関数はエラー値を返します。
(エラーコールバックが発生します。)
参照
criAtomEx_Initialize_PC, criAtomEx_SetThreadPriority_PC

◆ criAtomEx_SetThreadAffinityMask_PC

#define criAtomEx_SetThreadAffinityMask_PC (   mask)     criAtom_SetThreadAffinityMask_PC(mask)

サーバー処理スレッドのアフィニティマスク変更

引数
[in]maskスレッドアフィニティマスク
説明:
サーバー処理(ライブラリの内部処理)を行うスレッドのアフィニティマスクを変更します。
デフォルト状態(本関数を実行しない場合)では、サーバー処理が動作するプロセッサは 一切制限されません。
注意
: 本関数は、ライブラリ初期化時にスレッドモデルをマルチスレッドモデル ( CRIATOM_THREAD_MODEL_MULTI )に設定した場合にのみ効果を発揮します。
他のスレッドモデルを選択した場合、本関数は何も処理を行いません。
(エラーコールバックが発生します。)

本関数は初期化後〜終了処理前の間に実行する必要があります。
初期化前や終了処理後に本関数を実行しても、効果はありません。
(エラーコールバックが発生します。)

サーバー処理スレッドは、CRI File Systemライブラリでも利用されています。
すでにCRI File SystemライブラリのAPIでサーバー処理スレッドの設定を変更している場合 本関数により設定が上書きされますのでご注意ください。
参照
criAtomEx_Initialize_PC, criAtomEx_GetThreadAffinityMask_PC

◆ criAtomEx_GetThreadAffinityMask_PC

#define criAtomEx_GetThreadAffinityMask_PC ( )     criAtom_GetThreadAffinityMask_PC()

サーバー処理スレッドのアフィニティマスクの取得

戻り値
DWORD_PTR スレッドアフィニティマスク
説明:
サーバー処理(ライブラリの内部処理)を行うスレッドのアフィニティマスクを取得します。
取得に成功すると、本関数はサーバー処理を行うスレッドのアフィニティマスクを返します。
取得に失敗した場合、本関数は 0 を返します。
注意
: 本関数は、ライブラリ初期化時にスレッドモデルをマルチスレッドモデル ( CRIATOM_THREAD_MODEL_MULTI )に設定した場合にのみ効果を発揮します。
他のスレッドモデルを選択した場合、本関数はエラー値を返します。
(エラーコールバックが発生します。)

本関数は初期化後〜終了処理前の間に実行する必要があります。
初期化前や終了処理後に本関数を実行した場合、本関数はエラー値を返します。
(エラーコールバックが発生します。)
参照
criAtomEx_Initialize_PC, criAtomEx_SetThreadAffinityMask_PC

◆ criAtomEx_CalculateWorkSizeForUserPcmOutput_PC

#define criAtomEx_CalculateWorkSizeForUserPcmOutput_PC (   config)     criAtomEx_CalculateWorkSizeForUserPcmOutput(config)

ユーザPCM出力方式用ワーク領域サイズ計算

引数
[in]config初期化用コンフィグ構造体
戻り値
CriSint32 ワーク領域サイズ
説明:
ユーザPCM出力方式でライブラリを初期化するために必要な、 ワーク領域のサイズを取得します。
備考:
ライブラリが必要とするワーク領域のサイズは、ライブラリ初期化用コンフィグ 構造体( CriAtomExConfig_PC )の内容によって変化します。

引数 config の情報は、関数内でのみ参照されます。
関数を抜けた後は参照されませんので、関数実行後に config の領域を解放しても 問題ありません。
注意
本関数は criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput_PC 関数を使用してライブラリを初期化する場合に使用します。
criAtomEx_Initialize_PC 関数を使用する場合には、本関数ではなく criAtomEx_CalculateWorkSize_PC 関数を使用してワーク領域サイズを計算してください。
参照
CriAtomExConfig_PC, criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput_PC

◆ criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput_PC

#define criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput_PC (   config,
  work,
  work_size 
)     criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput(config, work, work_size)

ユーザPCM出力用ライブラリ初期化

引数
[in]config初期化用コンフィグ構造体
[in]workワーク領域
[in]work_sizeワーク領域サイズ
説明:
ユーザPCM出力モードでライブラリを初期化します。

本関数を使用して初期化処理を行った場合、Atomライブラリは音声出力を行いません。
ユーザは criAtomExAsr_GetPcmDataFloat32 関数を使用してライブラリから定期的にPCMデータを取得し、 アプリケーション側で音声出力を行う必要があります。
注意
本関数と以下の関数は併用できません。
参照
CriAtomExConfig_PC, criAtomEx_FinalizeForUserPcmOutput_PC, criAtomExAsr_GetPcmDataFloat32, criAtomEx_CalculateWorkSizeForUserPcmOutput_PC

◆ criAtomEx_FinalizeForUserPcmOutput_PC

#define criAtomEx_FinalizeForUserPcmOutput_PC ( )     criAtomEx_FinalizeForUserPcmOutput()

ユーザPCM出力用ライブラリ終了処理

説明:
ユーザPCM出力モードで初期化されたライブラリに対し、終了処理を行います。
注意
本関数は criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput_PC 関数を使用してライブラリを初期化した場合に使用します。
criAtomEx_Initialize_PC 関数を使用した場合には、本関数ではなく criAtomEx_Finalize_PC 関数を使用して終了処理を行ってください。
参照
criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput_PC

型定義詳解

◆ CriAtomExConfigForUserPcmOutput

Atomライブラリ初期化用コンフィグ構造体CRI Atomライブラリの動作仕様を指定するための構造体です。
criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput 関数の引数に指定します。

参照
criAtomEx_InitializeForUserPcmOutput, criAtomEx_SetDefaultConfigForUserPcmOutput

◆ CriAtomConfig_PC

Atomライブラリ初期化用コンフィグ構造体CRI Atomライブラリの動作仕様を指定するための構造体です。
criAtom_Initialize_PC 関数の引数に指定します。

注意
本構造体は下位レイヤ向けのAPIです。
AtomExレイヤの機能を利用する際には、本構造体の代わりに CriAtomExConfig_PC 構造体をご利用ください。
参照
criAtom_Initialize_PC, criAtom_SetDefaultConfig_PC

◆ CriAtomExConfig_PC

Atomライブラリ初期化用コンフィグ構造体CRI Atomライブラリの動作仕様を指定するための構造体です。
criAtomEx_Initialize_PC 関数の引数に指定します。

参照
criAtomEx_Initialize_PC, criAtomEx_SetDefaultConfig_PC

関数詳解

◆ criAtom_CalculateWorkSize_PC()

CriSint32 criAtom_CalculateWorkSize_PC ( const CriAtomConfig_PC config)

ライブラリ初期化用ワーク領域サイズの計算

引数
[in]config初期化用コンフィグ構造体
戻り値
CriSint32 ワーク領域サイズ
説明:
ライブラリを使用するために必要な、ワーク領域のサイズを取得します。
備考:
ライブラリが必要とするワーク領域のサイズは、ライブラリ初期化用コンフィグ 構造体( CriAtomConfig_PC )の内容によって変化します。

引数 config の情報は、関数内でのみ参照されます。
関数を抜けた後は参照されませんので、関数実行後に config の領域を解放しても 問題ありません。
注意
本関数は下位レイヤ向けのAPIです。
AtomExレイヤの機能を利用する際には、本関数の代わりに criAtomEx_CalculateWorkSize_PC 関数をご利用ください。
参照
CriAtomConfig_PC, criAtom_Initialize_PC

◆ criAtom_Initialize_PC()

void criAtom_Initialize_PC ( const CriAtomConfig_PC config,
void *  work,
CriSint32  work_size 
)

ライブラリの初期化

引数
[in]config初期化用コンフィグ構造体
[in]workワーク領域
[in]work_sizeワーク領域サイズ
説明:
ライブラリを初期化します。
ライブラリの機能を利用するには、必ずこの関数を実行する必要があります。
(ライブラリの機能は、本関数を実行後、 criAtom_Finalize_PC 関数を実行するまでの間、 利用可能です。)

ライブラリを初期化する際には、ライブラリが内部で利用するためのメモリ領域(ワーク領域) を確保する必要があります。
ライブラリが必要とするワーク領域のサイズは、初期化用コンフィグ構造体の内容に応じて 変化します。
ワーク領域サイズの計算には、 criAtom_CalculateWorkSize_PC 関数を使用してください。
備考:
criAtom_SetUserAllocator マクロを使用してアロケーターを登録済みの場合、 本関数にワーク領域を指定する必要はありません。
( work に NULL 、 work_size に 0 を指定することで、登録済みのアロケーター から必要なワーク領域サイズ分のメモリが動的に確保されます。)
引数 config の情報は、関数内でのみ参照されます。
関数を抜けた後は参照されませんので、関数実行後に config の領域を解放しても 問題ありません。
注意
本関数は内部的に以下の関数を実行します。
参照
CriAtomConfig_PC, criAtom_Finalize_PC, criAtom_SetUserAllocator, criAtom_CalculateWorkSize_PC

◆ criAtom_Finalize_PC()

void criAtom_Finalize_PC ( void  )

ライブラリの終了

説明:
ライブラリを終了します。
注意
本関数は内部的に以下の関数を実行します。
参照
criAtom_Initialize_PC

◆ criAtom_SetThreadPriority_PC()

void criAtom_SetThreadPriority_PC ( int  prio)

サーバー処理スレッドのプライオリティ変更

引数
[in]prioスレッドプライオリティ
説明:
サーバー処理(ライブラリの内部処理)を行うスレッドのプライオリティを変更します。
デフォルト状態(本関数を実行しない場合)では、サーバー処理スレッドのプライオリティは THREAD_PRIORITY_HIGHEST に設定されます。
注意
: 本関数は、ライブラリ初期化時にスレッドモデルをマルチスレッドモデル ( CRIATOM_THREAD_MODEL_MULTI )に設定した場合にのみ効果を発揮します。
他のスレッドモデルを選択した場合、本関数は何も処理を行いません。
(エラーコールバックが発生します。)

本関数は初期化後〜終了処理前の間に実行する必要があります。
初期化前や終了処理後に本関数を実行しても、効果はありません。
(エラーコールバックが発生します。)

サーバー処理スレッドは、CRI File Systemライブラリでも利用されています。
すでにCRI File SystemライブラリのAPIでサーバー処理スレッドの設定を変更している場合 本関数により設定が上書きされますのでご注意ください。
参照
criAtom_Initialize_PC, criAtom_GetThreadPriority_PC

◆ criAtom_GetThreadPriority_PC()

int criAtom_GetThreadPriority_PC ( void  )

サーバー処理スレッドのプライオリティ取得

戻り値
int スレッドプライオリティ
説明:
サーバー処理(ライブラリの内部処理)を行うスレッドのプライオリティを取得します。
取得に成功すると、本関数はサーバー処理を行うスレッドのプライオリティを返します。
取得に失敗した場合、本関数は THREAD_PRIORITY_ERROR_RETURN を返します。
注意
: 本関数は、ライブラリ初期化時にスレッドモデルをマルチスレッドモデル ( CRIATOM_THREAD_MODEL_MULTI )に設定した場合にのみ効果を発揮します。
他のスレッドモデルを選択した場合、本関数はエラー値を返します。
(エラーコールバックが発生します。)

本関数は初期化後〜終了処理前の間に実行する必要があります。
初期化前や終了処理後に本関数を実行した場合、本関数はエラー値を返します。
(エラーコールバックが発生します。)
参照
criAtom_Initialize_PC, criAtom_SetThreadPriority_PC

◆ criAtom_SetThreadAffinityMask_PC()

void criAtom_SetThreadAffinityMask_PC ( DWORD_PTR  mask)

サーバー処理スレッドのアフィニティマスク変更

引数
[in]maskスレッドアフィニティマスク
説明:
サーバー処理(ライブラリの内部処理)を行うスレッドのアフィニティマスクを変更します。
デフォルト状態(本関数を実行しない場合)では、サーバー処理が動作するプロセッサは 一切制限されません。
注意
: 本関数は、ライブラリ初期化時にスレッドモデルをマルチスレッドモデル ( CRIATOM_THREAD_MODEL_MULTI )に設定した場合にのみ効果を発揮します。
他のスレッドモデルを選択した場合、本関数は何も処理を行いません。
(エラーコールバックが発生します。)

本関数は初期化後〜終了処理前の間に実行する必要があります。
初期化前や終了処理後に本関数を実行しても、効果はありません。
(エラーコールバックが発生します。)

サーバー処理スレッドは、CRI File Systemライブラリでも利用されています。
すでにCRI File SystemライブラリのAPIでサーバー処理スレッドの設定を変更している場合 本関数により設定が上書きされますのでご注意ください。
参照
criAtom_Initialize_PC, criAtom_GetThreadAffinityMask_PC

◆ criAtom_GetThreadAffinityMask_PC()

DWORD_PTR criAtom_GetThreadAffinityMask_PC ( void  )

サーバー処理スレッドのアフィニティマスクの取得

戻り値
DWORD_PTR スレッドアフィニティマスク
説明:
サーバー処理(ライブラリの内部処理)を行うスレッドのアフィニティマスクを取得します。
取得に成功すると、本関数はサーバー処理を行うスレッドのアフィニティマスクを返します。
取得に失敗した場合、本関数は 0 を返します。
注意
: 本関数は、ライブラリ初期化時にスレッドモデルをマルチスレッドモデル ( CRIATOM_THREAD_MODEL_MULTI )に設定した場合にのみ効果を発揮します。
他のスレッドモデルを選択した場合、本関数はエラー値を返します。
(エラーコールバックが発生します。)

本関数は初期化後〜終了処理前の間に実行する必要があります。
初期化前や終了処理後に本関数を実行した場合、本関数はエラー値を返します。
(エラーコールバックが発生します。)
参照
criAtom_Initialize_PC, criAtom_SetThreadAffinityMask_PC

◆ criAtomEx_CalculateWorkSize_PC()

CriSint32 criAtomEx_CalculateWorkSize_PC ( const CriAtomExConfig_PC config)

ライブラリ初期化用ワーク領域サイズの計算

引数
[in]config初期化用コンフィグ構造体
戻り値
CriSint32 ワーク領域サイズ
説明:
ライブラリを使用するために必要な、ワーク領域のサイズを取得します。
備考:
ライブラリが必要とするワーク領域のサイズは、ライブラリ初期化用コンフィグ 構造体( CriAtomExConfig_PC )の内容によって変化します。

引数 config の情報は、関数内でのみ参照されます。
関数を抜けた後は参照されませんので、関数実行後に config の領域を解放しても 問題ありません。
注意
CriAtomExConfig 構造体のacf_infoメンバに値を設定している場合、本関数は失敗し-1を返します。
初期化処理内でACFデータの登録を行う場合は、本関数値を使用したメモリ確保ではなくADXシステムによる メモリアロケーターを使用したメモリ確保処理が必要になります。
参照
CriAtomExConfig_PC, criAtomEx_Initialize_PC

◆ criAtomEx_Initialize_PC()

void criAtomEx_Initialize_PC ( const CriAtomExConfig_PC config,
void *  work,
CriSint32  work_size 
)

ライブラリの初期化

引数
[in]config初期化用コンフィグ構造体
[in]workワーク領域
[in]work_sizeワーク領域サイズ
説明:
ライブラリを初期化します。
ライブラリの機能を利用するには、必ずこの関数を実行する必要があります。
(ライブラリの機能は、本関数を実行後、 criAtomEx_Finalize_PC 関数を実行するまでの間、 利用可能です。)

ライブラリを初期化する際には、ライブラリが内部で利用するためのメモリ領域(ワーク領域) を確保する必要があります。
ライブラリが必要とするワーク領域のサイズは、初期化用コンフィグ構造体の内容に応じて 変化します。
ワーク領域サイズの計算には、 criAtomEx_CalculateWorkSize_PC 関数を使用してください。
備考:
criAtomEx_SetUserAllocator マクロを使用してアロケーターを登録済みの場合、 本関数にワーク領域を指定する必要はありません。
( work に NULL 、 work_size に 0 を指定することで、登録済みのアロケーター から必要なワーク領域サイズ分のメモリが動的に確保されます。)
引数 config の情報は、関数内でのみ参照されます。
関数を抜けた後は参照されませんので、関数実行後に config の領域を解放しても 問題ありません。
注意
本関数は内部的に以下の関数を実行します。
参照
CriAtomExConfig_PC, criAtomEx_Finalize_PC, criAtomEx_SetUserAllocator, criAtomEx_CalculateWorkSize_PC

◆ criAtomEx_Finalize_PC()

void criAtomEx_Finalize_PC ( void  )

ライブラリの終了

説明:
ライブラリを終了します。
注意
本関数は内部的に以下の関数を実行します。
参照
criAtomEx_Initialize_PC