CRI ADX  Last Updated: 2025-10-02 09:59 p
CriAtomExAsrRackConfigTag 構造体

ASRラック作成用コンフィグ構造体ASR(Atom Sound Renderer)の動作仕様を指定するための構造体です。
criAtomExAsrRack_Create 関数の引数に指定します。
[詳解]

#include <cri_le_atom_asr.h>

フィールド

CriFloat32 server_frequency
 サーバー処理の実行頻度 [詳解]
 
CriSint32 num_buses
 バス数 [詳解]
 
CriSint32 output_channels
 出力チャンネル数 [詳解]
 
CriAtomSpeakerMapping speaker_mapping
 ミキサーのスピーカーマッピング [詳解]
 
CriSint32 output_sampling_rate
 出力サンプリングレート [詳解]
 
CriAtomSoundRendererType sound_renderer_type
 サウンドレンダラタイプ [詳解]
 
CriAtomExAsrRackId output_rack_id
 出力先ASRラックID [詳解]
 
void * context
 プラットフォーム固有のパラメーターへのポインタ [詳解]
 

詳解

ASRラック作成用コンフィグ構造体

ASR(Atom Sound Renderer)の動作仕様を指定するための構造体です。
criAtomExAsrRack_Create 関数の引数に指定します。

備考:
デフォルト設定を使用する場合、 criAtomExAsrRack_SetDefaultConfig マクロで 構造体にデフォルトパラメーターをセットした後、 criAtomExAsrRack_Create 関数 に構造体を指定してください。
注意
将来的にメンバが増える可能性があるため、 criAtomExAsrRack_SetDefaultConfig マクロを使用しない場合には、使用前に必ず構造体をゼロクリアしてください。
(構造体のメンバに不定値が入らないようご注意ください。)
参照
criAtomExAsrRack_Create, criAtomExAsrRack_SetDefaultConfig

フィールド詳解

◆ server_frequency

CriFloat32 server_frequency

サーバー処理の実行頻度

説明:
サーバー処理を実行する頻度を指定します。
注意
Atomライブラリ初期化時に指定した値( CriAtomExConfig 構造体の server_frequency )と、同じ値をセットする必要があります。
参照
CriAtomConfig

◆ num_buses

CriSint32 num_buses

バス数

説明:
ASRが作成するバスの数を指定します。
バスはサウンドのミックスや、エフェクトの管理等を行います。
注意
ミキサーVersion2のDSPバス設定がアタッチされる場合、この値を無視してアタッチされます。
当該項目はCRI Atom Craft 3.55.00より古いデータ(ミキサーVersion1のデータ)を使用する場合や、ACFを使用しないでASRを使用する為に残されています。
参照
criAtomExAsrRack_AttachDspBusSetting

◆ output_channels

CriSint32 output_channels

出力チャンネル数

説明:
ASRラックの出力チャンネル数を指定します。
パン3Dもしくは3Dポジショニング機能を使用する場合は6ch以上を指定します。
注意
当該項目は下記の互換性動作のために残されています。
  • Ver.3.55.00 より古い CRI Atom Craft で出力した ACF を使用する場合
  • Ver.3.55.00 以降の CRI Atom Craft で、ミキサー Version1 の DSPバス設定を使用している場合
  • ACF を使用しないで ASR を使用する場合
    ミキサーVersion2のDSPバス設定がアタッチされる場合、この値を無視してアタッチされます。
参照
criAtomExAsrRack_AttachDspBusSetting

◆ speaker_mapping

CriAtomSpeakerMapping speaker_mapping

ミキサーのスピーカーマッピング

説明:
ASRラックのスピーカーマッピングを指定します。
注意
当該項目は下記の互換性動作のために残されています。
  • Ver.3.55.00 より古い CRI Atom Craft で出力した ACF を使用する場合
  • Ver.3.55.00 以降の CRI Atom Craft で、ミキサー Version1 の DSPバス設定を使用している場合
  • ACF を使用しないで ASR を使用する場合
    ミキサーVersion2のDSPバス設定がアタッチされる場合、この値を無視してアタッチされます。
参照
criAtomExAsrRack_AttachDspBusSetting

◆ output_sampling_rate

CriSint32 output_sampling_rate

出力サンプリングレート

説明:
ASRラックの出力および処理過程のサンプリングレートを指定します。
通常、ターゲット機のサウンドデバイスのサンプリングレートを指定します。
備考:
低くすると処理負荷を下げることができますが音質が落ちます。
注意
当該項目は下記の互換性動作のために残されています。
  • Ver.3.55.00 より古い CRI Atom Craft で出力した ACF を使用する場合
  • Ver.3.55.00 以降の CRI Atom Craft で、ミキサー Version1 の DSPバス設定を使用している場合
  • ACF を使用しないで ASR を使用する場合
    ミキサーVersion2のDSPバス設定がアタッチされる場合、この値を無視してアタッチされます。
参照
criAtomExAsrRack_AttachDspBusSetting

◆ sound_renderer_type

CriAtomSoundRendererType sound_renderer_type

サウンドレンダラタイプ

説明:
ASRラックの出力先サウンドレンダラの種別を指定します。
sound_renderer_type に CRIATOM_SOUND_RENDERER_NATIVE を指定した場合、 音声データはデフォルト設定の各プラットフォームのサウンド出力に転送されます。
注意
当該項目は下記の互換性動作のために残されています。
  • Ver.3.55.00 より古い CRI Atom Craft で出力した ACF を使用する場合
  • Ver.3.55.00 以降の CRI Atom Craft で、ミキサー Version1 の DSPバス設定を使用している場合
  • ACF を使用しないで ASR を使用する場合
    ミキサーVersion2のDSPバス設定がアタッチされる場合、この値を無視してアタッチされます。
参照
criAtomExAsrRack_AttachDspBusSetting

◆ output_rack_id

CriAtomExAsrRackId output_rack_id

出力先ASRラックID

説明:
ASRラックの出力先ASRラックIDを指定します。
sound_renderer_type に CRIATOM_SOUND_RENDERER_ASR を指定した場合のみ有効です。
注意
当該項目は下記の互換性動作のために残されています。
  • Ver.3.55.00 より古い CRI Atom Craft で出力した ACF を使用する場合
  • Ver.3.55.00 以降の CRI Atom Craft で、ミキサー Version1 の DSPバス設定を使用している場合
  • ACF を使用しないで ASR を使用する場合
    ミキサーVersion2のDSPバス設定がアタッチされる場合、この値を無視してアタッチされます。
参照
criAtomExAsrRack_AttachDspBusSetting

◆ context

void* context

プラットフォーム固有のパラメーターへのポインタ

説明:
プラットフォーム固有のパラメーターへのポインタを指定します。 NULLを指定した場合、プラットフォーム毎のデフォルトパラメーターでASRラックを作成します。
パラメーター構造体は各プラットフォーム固有ヘッダーに定義されています。 パラメーター構造体が定義されていないプラットフォームでは、常にNULLを指定してください。
注意
当該項目は下記の互換性動作のために残されています。
  • Ver.3.55.00 より古い CRI Atom Craft で出力した ACF を使用する場合
  • Ver.3.55.00 以降の CRI Atom Craft で、ミキサー Version1 の DSPバス設定を使用している場合
  • ACF を使用しないで ASR を使用する場合
    ミキサーVersion2のDSPバス設定がアタッチされる場合、この値を無視してアタッチされます。
参照
criAtomExAsrRack_AttachDspBusSetting

この構造体詳解は次のファイルから抽出されました: