CRI Sofdec  Last Updated: 2024-01-10 18:57 p
オーディオ素材ファイル
ムービーのオーディオ素材は、次のどちらかの方法で指定することができます。
  • AVIファイルに入っているオーディオトラックを使う。
  • ビデオ素材ファイルとは別に、オーディオ素材ファイルを指定する。
オーディオ素材の仕様は以下の通りです。


オーディオ素材の仕様
項目 内容
ファイル形式 WAVEまたはAIFF形式の波形ファイル
フォーマット 16ビットのリニアPCM(非圧縮)
チャンネル数 1ch~8ch (ADXコーデック使用時)、1ch~12ch (HCAコーデック使用時)
サンプリング周波数 48kHzまで対応


5.1ch用素材のスピーカー割り当て

5.1ch用のオーディオ素材は、6チャンネルの素材1本で準備してください。
チャンネル毎のスピーカー位置との対応は次の通りです。


6チャンネル音声のスピーカー割り当て
素材内のチャンネル番号 スピーカー位置
0 Left
1 Right
2 Center
3 LFE
4 Left Surround
5 Right Surround


スピーカーポジション


モノラル素材による5.1chオーディオ作成

6本のモノラル素材を5.1chオーディオ用に使用する場合は、コンソール版エンコーダーを使用してください。
この場合、素材を指定する順番とスピーカー位置の割り当てが6チャンネル素材の場合とは変わります。
詳細は コンソール版エンコーダー を参照してください。

Ambisonics用のオーディオ素材の仕様

Ambisonicsとしてエンコードする場合、ビデオ素材ファイルとは別にAmbisonics用のオーディオ素材ファイルを指定する必要があります。
Ambisonics用のオーディオ素材の仕様は以下の通りです。


Ambisonics用のオーディオ素材の仕様
項目 内容
ファイル形式 WAVE波形ファイル
フォーマット 16ビットのリニアPCM(非圧縮)
チャンネル数 4ch(1st Order のみ対応)
チャンネルフォーマット B-format
チャンネル順序 FuMa:Furse-Malham(ファース・マラム/モーム) (*1)
サンプリング周波数 48kHzまで対応


SofdecエンコーダーではAmbisonics用のオーディオ素材ファイルを指定しただけではAmbisonicsとしてエンコードを行いません。(自動判定してAmbisonicsとしてエンコードといった事は行いません)
ファイル指定と合わせて、Ambisonicsとしてエンコードするための以下設定を行って下さい。詳細は説明ページをご参考下さい。


Ambisonicsとしてエンコードするための設定
エンコーダー 設定 説明ページ
Sofdec2 Encoding Wizard [Ambisonicsとしてエンコードする]チェックボックスをON Ambisonicsとしてエンコードする
コンソール版Sofdec.Primeエンコーダー -ambisonicsオプションを指定 -ambisonicsオプションを指定
コンソール版H.264エンコーダー -ambisonicsオプションを指定 -ambisonicsオプションを指定
コンソール版VP9エンコーダー -ambisonicsオプションを指定 -ambisonicsオプションを指定


(*1)
AmbiX(ACN)といった形式には対応しておりませんのでご注意下さい。
また、FuMaの正規化処理にはmaxNのみ使用可能です。SN3DやN3Dといった他の正規化処理は使用できません。
DAWからAmbisonics用のオーディオ素材ファイルを出力する際はFuMaを選択肢すれば基本的にmaxNで出力されます。