ムービーのオーディオ素材は、次のどちらかの方法で指定することができます。
- AVIファイルに入っているオーディオトラックを使う。
- ビデオ素材ファイルとは別に、オーディオ素材ファイルを指定する。
オーディオ素材の仕様は以下の通りです。
オーディオ素材の仕様
項目 | 内容 |
ファイル形式 | WAVEまたはAIFF形式の波形ファイル |
フォーマット | 16ビットのリニアPCM(非圧縮) |
チャンネル数 | 1ch~8ch (ADXコーデック使用時)、1ch~12ch (HCAコーデック使用時) |
サンプリング周波数 | 48kHzまで対応 |
5.1ch用素材のスピーカー割り当て
5.1ch用のオーディオ素材は、6チャンネルの素材1本で準備してください。
チャンネル毎のスピーカー位置との対応は次の通りです。
6チャンネル音声のスピーカー割り当て
素材内のチャンネル番号 | スピーカー位置 |
0 | Left |
1 | Right |
2 | Center |
3 | LFE |
4 | Left Surround |
5 | Right Surround |
スピーカーポジション
モノラル素材による5.1chオーディオ作成
6本のモノラル素材を5.1chオーディオ用に使用する場合は、コンソール版エンコーダーを使用してください。
この場合、素材を指定する順番とスピーカー位置の割り当てが6チャンネル素材の場合とは変わります。
詳細は
コンソール版エンコーダー を参照してください。
【注意】
6チャンネルのサラウンドムービー用オーディオファイルの指定で
「6チャンネルの素材1本」と「6本のモノラル素材を5.1chオーディオ用に使用する」は併用することはできません。
どちらか一方で指定するようにしてください。
Ambisonics用のオーディオ素材の仕様
Ambisonicsとしてエンコードする場合、ビデオ素材ファイルとは別にAmbisonics用のオーディオ素材ファイルを指定する必要があります。
Ambisonics用のオーディオ素材の仕様は以下の通りです。
Ambisonics用のオーディオ素材の仕様
項目 | 内容 |
ファイル形式 | WAVE波形ファイル |
フォーマット | 16ビットのリニアPCM(非圧縮) |
チャンネル数 | 4ch(1st Order のみ対応) |
チャンネルフォーマット | B-format |
チャンネル順序 | FuMa:Furse-Malham(ファース・マラム/モーム) (*1) |
サンプリング周波数 | 48kHzまで対応 |
SofdecエンコーダーではAmbisonics用のオーディオ素材ファイルを指定しただけではAmbisonicsとしてエンコードを行いません。(自動判定してAmbisonicsとしてエンコードといった事は行いません)
ファイル指定と合わせて、Ambisonicsとしてエンコードするための以下設定を行って下さい。詳細は説明ページをご参考下さい。
Ambisonicsとしてエンコードするための設定
エンコーダー | 設定 | 説明ページ |
Sofdec2 Encoding Wizard | [Ambisonicsとしてエンコードする]チェックボックスをON | Ambisonicsとしてエンコードする |
コンソール版Sofdec.Primeエンコーダー | -ambisonicsオプションを指定 | -ambisonicsオプションを指定 |
コンソール版H.264エンコーダー | -ambisonicsオプションを指定 | -ambisonicsオプションを指定 |
コンソール版VP9エンコーダー | -ambisonicsオプションを指定 | - |
コンソール版AV1エンコーダー | -ambisonicsオプションを指定 | - |
(*1)
AmbiX(ACN)といった形式には対応しておりませんのでご注意下さい。
また、FuMaの正規化処理にはmaxNのみ使用可能です。SN3DやN3Dといった他の正規化処理は使用できません。
DAWからAmbisonics用のオーディオ素材ファイルを出力する際はFuMaを選択肢すれば基本的にmaxNで出力されます。